塾長ブログ

何を言うかよりもどう言うか

 

おはようございます。個別指導塾TESTEA塾長の繁田です。

 

先日和歌山まで行って、

大学時代の友人の結婚式に出席してきました。

 

長い付き合いの友人で、

大学時代はともに目標を見失って

揃って留年した深い仲です(笑)

 

今はそれぞれ自分の道を見つけて頑張っていますが、

どれだけ離れていても繋がりは消えませんね。

 

会えばいつでも昔に戻れます。

 

最初の挨拶を任されて、

お祝いの言葉を伝えてきました。

 

人の門出を祝うのは良いものですね。

 

 

結婚式といえば、

TESTEA卒業生の結婚式にも呼ばれたことがあります。

 

 

新郎新婦が式に会社関係者を呼んでいなかったこともあり、

そのときには主賓挨拶を任されました。

 

自分でいいのか?? と思い、

卒業生である新婦に尋ねたところ、

「私が一番お世話になったのはTESTEAの先生だから」

と言ってくれました。

 

そのときは本当に嬉しかったです。

 

 

受験・卒業・入学といった節目だけでなく、

結婚や就職など人生にはいろいろな節目があります。

 

そういったときに、

ときに祝福したり、

 

ときに悩みの相談を受けたり、

ずっと関わっていけることには喜びを感じますね。

 

これはこの仕事の大きな大きなやり甲斐です。

 

 

ところで、私たちTESTEAは個別指導の塾ですが、

個別指導が世の中にこれほど増えた理由はなんだとみなさんは思いますか?

 

 

私が小学生の頃には、

個別指導の塾なんてほとんど見かけませんでした。

 

SAPIXプリバートも、日能研のユリウスもありませんでした。

それが今やそこかしこにありますよね。

 

集団授業に比べると、

授業料は割高なところが多いです。

 

そのくせ、教えるのは大学生の講師であることがほとんどで、

指導の技術は経験十数年のプロ講師には及ぶべくもありません。

 

それは私たちTESTEAも例外ではありません。

 

それなのになぜこんなに普及したのでしょう?

 

 

 

それは、「成績が上がる」からです。

 

成果が上がるから、

これだけ個別指導が増えたのです。

 

 

でも、指導力は低いはずなのに、

なぜ成績が上がるのでしょうか?

 

その理由が、

「私が教え子の結婚式に呼ばれた」

ということに象徴されています。

 

 

 

テストで点数が取れない最も大きな原因は、

「勉強をしていないから」

です。

 

学校でも塾でも、

集団の中では「そこにいるだけ」ということが許されてしまいます。

 

授業に積極的に参加しようというモチベーションを生徒に持たせるのは、

なかなかにハイレベルな授業力が必要です。

 

そのレベルにいない指導者が、

世の中にはたくさんいてしまうのですね。

 

 

ですが、個別指導だと、

先生と生徒の距離が近くなり、

自然と人間関係が生まれます。

 

特に大学生の若い講師には、

経験に基づく指導技術は低い替わりに、

「若さ」という強力な武器があります。

 

わかりやすく言えば、生徒と仲良くなることが、

我々おじさんよりも簡単なんですね。

 

 

そして、生徒と先生が仲良くなると、

例えば宿題1つとってみても、

「先生との約束だからやらなきゃ」

という心理が生まれます。

 

そうやって生徒が勉強すれば、

多少指導技術が拙くても成績は上がるというものです。

 

私だって昔は今よりも指導する技術は無かったですが、

若さの勢いでグイグイ生徒を引っ張って成績を上げていました。

 

 

こういったことは、

実は親子関係にもあてはまります。

 

私の経験上、

入塾時からある程度成績が良い子のご家庭は、

親子関係が良好なことが多いです。

 

私たちが子どもを指導する前から、

保護者の方のサポートを子どもが素直に受け入れて、

良い勉強の習慣を身につけているからこそだと思います。

 

親子の場合には、

親子であるということに子どもが甘えて、

親の言うことに反発したり反抗したりということもありますね。

 

一方で、親も親子であるということに甘えて、

子どもに「どう言うか」というところで

気を使うことを手抜きしてしまうことがありがちです。

 

そんな命令口調で「あれやれ」「これやれ」といった指示は、

部下に対してだったら、するだろうか?

部活の後輩に対して、してただろうか?

 

そう振り返ると、

他人に対してはするはずの気遣いを、

我が子にはしていなかったということがよくあります。

 

かく言う私にも、

1人の親として心当たりがあることです。

 

指導者と生徒の間でも、親と子の間でも、

良好な人間関係を築くことが、

成績アップのための第一歩です。

 

そのためには、

「何を」言うかよりも、

「どう」言うかに、

気を使ってみてくださいね。

 

たったそれだけのことで、

あなたのお子さんの頑張りが変わって、

いずれ成績も変わって来ますよ。

 

それでは!

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