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「○○」には受かりませんと4年生から通っていた集団塾で6年生の夏に言われて……

こんにちは。

個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。

今回ご紹介するのは、小学校4年生から通った集団塾で、

小6の夏に第一志望だった國學院久我山中学校に「受かりません」と言われ、

そこからテスティーに転塾してきて逆転合格をした西口君とお母さんのストーリーです。

西口君はいったいどんな勉強をして、

不可能と言われた学校の逆転合格をつかんだのでしょうか?

その秘訣が体験記の中にありますので、

ぜひ参考にしてみてください。

きっとみなさんのご家庭でも役に立ちますよ。

本人とお母さんの体験記、ご覧ください。

西口くん本人の体験記

「今日は日曜日だから、結果はメールにしようね。」と母が言いました。六時ちょうどに結果発表。「合格」という字を見た時うれしくてたまりませんでした。宮下先生に直接合格を伝えたくなり、電話をかけました。何度かの呼び出し音の後、宮下先生が出ました。「ギャー!」という声が聞こえ、電話が切れました。もう一度電話をかけたら、興奮した宮下先生とその他の先生の声が聞こえました。その時に交わした話の内容はあまり覚えていません。

宮下先生との出会いは、六年生の七月でした。それまで僕は集団塾に通っていて、成績が、なかなか上がりませんでした。そんな僕に、母が個別塾を勧めてくれました。いくつかの個別塾の体験授業を受けました。そしてテスティーで森安先生の算数の授業を受けました。森安先生の授業はわかりやすくて、おもしろかったので、テスティーに入りたいと思いました。

集団塾を辞めて、夏期講習からテスティーに入りました。最初は基礎を固めていき、弱点を克服していきました。冬期講習頃に国語を担当してくれていた壷内先生のおかげで、過去問で高得点をとることができました。それで自信をつけた僕はその後、算数、理科も高得点を取ることができました。しかし社会だけは成果を出すことができませんでした。最後の十日間を全て社会に振り替えました。すると最後の最後に、社会でも高得点を取る事ができました。受かるかもしれない。

しかし、二月一日から二月三日まで六回受験をして持っていた合格は滑り止めの一校だけでした。二月三日の夜、心も体も限界でした。

二月四日に宮下先生がテスティーで二月五日の久我山の対策をしませんかと言ってくれました。僕は乗り気ではなかったけれど、テスティーに行きました。テスティーでは先生達が試験の予想プリントをくれました。先生達にがんばってと言われ、帰宅しました。

二月五日。久我山の校門には先生がズラリと並んでいました。大手塾と同じくらいの数の先生方がいました。緊張もほぐれ、とても温かい気持ちになりました。今まで受けた全ての試験の中で一番よくできました。力を出し切れて良かったと思い、あまり期待しないようにしました。結果、合格とわかり家族みんなで喜びました。テスティーの先生方、今までありがとうございました。

保護者様の体験記

「国学院久我山には受かりません。」4年生から通っていた集団塾で、6年生の夏に言われました。急いで個別塾探しを始めました。いくつかの個別に話を聞き、体験授業を受けました。その時、長女の友達が入試直前にテスティーに通い、成績がとても上がったという話を思い出し、テスティーにも行きました。

何校もの体験をした中で息子が選んだのは、テスティーでした。すぐに集団塾を辞め、夏期講習からテスティーでお世話になりました。それから息子は毎日テスティーに通いました。家で勉強する事ができない、そして自分から勉強をする子ではない息子でしたから、毎日自習に行かせるので面倒を見て欲しいとお願いすると、宮下先生は快く引き受けて下さいました。私は毎日気持ち良くテスティーに行かせる事だけを心がけました。先生の目の届く所で、何をやったら良いか分からない時にはプリントをくれ、時には苦手単元のプリント。分らない時には、すぐに教えてもらえるという環境でした。

一月二週目の週末、一月受験があり、その翌日、翌々日は疲れたからという理由で、テスティーから夕方帰宅しました。私は最後まで息子が受かりたいという気持ちにならなかった事に、腹立たしく悲しい気持ちになり、宮下先生に半分愚痴のようなメールを打ち、夜遅い時間でしたので翌朝送信しようと思っていたら、間違えて送信ボタンを押してしまいました。すると、すぐに返信がきました。そこには、私に対するアドバイス、息子の塾での様子、これから毎日息子に受験の話をして下さる事などが書いてありました。私はその時、胸がスッと軽くなり、すぐに眠りにつけた事を覚えています。

二月四日の朝、落ち込んで家を出て行った息子が、テスティーから帰って来ると、すごく落ち着いた表情で、久し振りに見るいつもの息子でした。その翌日、最後の最後で合格できた時には、あの時テスティーに入らなければ、息子の合格はなかったと思いました。テスティーでは勉強だけではなく、たくさんの事を学ばせて頂きました。本当にありがとうございました。

エピソードからわかること

西口君、お母さん、ありがとうございました!

ということで、成績アップと逆転合格の秘訣は実にシンプルなものでしたが、
おわかりいただけたでしょうか?

  • 「基礎を固める」
  • 「弱点を克服する」

この2点です。

これらが成績アップのためには大切だと知らない親御さんはいないでしょう。

秘密でも魔法でもなんでもありません。正攻法です。

でも、これを実際にできている子は果たしてどれくらいいるでしょうか?

塾のカリキュラムに流されていませんか?

新規入会の面談の席で、
お子さんの成績でお悩みの親御さんとお話をして、
具体的かつ的確な「弱点克服のためにこれをしています」という学習内容を伺うことはまずありません。

だいたいのケースは、集団塾のカリキュラムに流されて、
新しいことを習ってその復習にアップアップ。

でも基礎が固まっていないから結局新しく習ったことも理解できず定着しない。

気付いたらカリキュラムだけが進んでいた。

と、こういった状態です。

そのカリキュラムについていかなくてはと思う気持ちもわかるのですが、
習ったことのうち2~3割しか定着しないという状況だったら、
あまり意味のある学習とは言えないですよね。

頑張ったのにできなかったという無力感が募るばかりです。知らず知らずストレスもかかることでしょう。

だったら、その子にとってやればできるレベルの学習、
10ならったら7~8割定着させられるレベルの学習を積み重ねていった方が、
結果的に力はつきます。

大手集団塾のカリキュラムのカラクリ

大手塾のカリキュラムは、
その塾の合格実績を最大化するために、
その塾の成績上位10~20%くらいの子たちにちょうどよく作られています。

上位の子たちが、
負荷が足りなくて伸びきらないということが無いようになっています。

もちろん同じ単元の中で難易度に差は作ってあり、
簡単な問題も用意されています。

だからといって、
基礎的な「比」の概念や「速さ」の概念の理解が不十分な状態で、
できる子たちに合わせて「速さと比」の問題をやらされたら、
その回は簡単な問題すら理解できないということは想像できますよね?

ですから、実はどこの塾でも、
多くの子たちが「自分に合わない勉強」をしています。

上位にいるからと言って、
必ずしも最適な勉強ができているとは限りません。

同じくらいの偏差値の子たちでも、
得意不得意によって科目ごとの学力はバラバラですから、
国語で点数を稼いでいる子は算数の授業は難しくて理解できない、
などということはいくらでもあるでしょう。

まとめ:合格のために大切なこと

お子さんに合わせた適切なレベルの学習をさせる。

たったこれだけのことで、
西口君のように短期間で過去問で高得点が取れるようになったりします。

以前配信した、
開成に合格した奥村君のお母さんの体験記にあったように、
4・5年生の早い段階から通塾してくれている子たちは、
比較的短時間の勉強で良い成績をキープできていたりもします。

現在習っている内容と並行しながら
以前習った内容の復習をして基礎固めをするのか、
それとも思い切って現在の内容に見切りをつけて
基礎固め・弱点補強に振り切るのか。

いずれにせよ、
何をやらせるのかの選定は、
多くの保護者が思っている以上に学習効率に直結します。

頑張っているつもりなのに、
成果につながらないものをやっているせいで空回りをしているのは、
本人にとってつらいものです。

お子さんの頑張りが「ムダな努力」にならないように、

最適な課題を与えるようにしてあげてくださいね。

それでは!

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