合格体験記 2022年
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開成中対策で見事合格
■ S.Kくん
2月3日、別の学校の入試を終えて、スマホで開成中学校の合格発表を見ました。手応えとしては、今までの模試に比べていいと感じたものの合否が想像できないまま番号の羅列を確かめていると自分の番号が目に飛び込んできました。
つい半年前までは合否を想像する以前に本当に受けられるのかというレベルの成績だった僕が開成に合格できたのは、テスティーの影響が大きいと思います。
9月上旬4年生から通っていた集団塾で夏期講習を乗り切ったものの成績が伸びず、もどかしい成績を連発していました。僕は国語が校舎の中でもトップくらいの成績を出せるくらい得意な一方で、算数がひどい時だったら国語と10ポイントも偏差値で差がつくことがあり(もちろん算数が下に)、足を引っ張ることもありました。
そんな中、志望校別の授業が始まり、どうにも算数が伸びないといった状況になってしまい、さらには理科社会まで低迷といった成績になってしまいました(いわゆるスランプというやつです)。理科と社会は暗記要素が強いため、家で必死になって取り組むことにし、開成合格のためには特に避けて通れない算数をテスティーで教えてもらうことになりました。
志望校別特訓でもらった開成の対策プリントや、秋から解き始めるようになった過去問のわからないところを教えてもらううちに、立体図形と速さが特に苦手であることが浮き彫りになってきました。開成の場合必ずといっていいほど複雑な立体の問題又は速さの問題が出てくるため点数が平均点に行かないこともかなりありました。そこで過去問とは別にその単元のプリントを先生が持ってきてくださり、解説や重要なポイントを教えてくれました。その頃の模試から徐々に成績が伸び始め、理社算の結果も付いてきたため、やっと受験の土俵に上がれる成績になっていきました。
試験本番では時計算(速さの応用)が出ましたが、先生に教えてもらったポイントをいろいろと組み合わせることで苦手なタイプの問題であっても太刀打ちすることができました。
最後に開成を目指すといっていいのかわからないような成績だった僕に対して根気強くいろいろなことを教えてくださった杉山先生、受験前激励の電話をかけてくださった庄司先生、僕を開成合格まで導いて下さりありがとうございました。
■ S.Kくん保護者様
新4年生から集団塾に通い、中学受験へ向けた勉強を続ける中で、いろいろな学校を訪問しました。その中でも息子は、開成中学の運動会での在校生のみなさんの楽しそうな様子に魅かれ、志望するようになりました。
一方で、学年が上がるにつれて身につけるべき学習内容が難しくなったり、新5年生のはじめには小学校や塾が休校になるなど、志望校へのあこがれだけでは埋められないほどに気持ちがかき乱された様子でした。息子なりに日々の課題や苦手分野の復習に取り組んでいましたが、成績が思うように上がりませんでした。また、息子がここまでで充分とする勉強内容が、傍から見て足りないのではないか、ということでよく言い合いになりました。私が口を出すことで必要以上に苦手意識を持たせたり、顔を合わせれば勉強の話となりがちな状況となることで、かえって息子の意欲を削ぐことが気になりました。
そこで、6年生の秋からテスティーにお世話になろうと親子で決めました。週に一コマ、息子にとって課題の多い算数の過去問や集団塾での志望校別対策プリントの直しを中心にご指導いただきました。杉山先生は息子自身に気づきを与える授業をしてくださいました。詳しい様子は息子から聞くことはできませんでしたが、『学習チェックノート』を通じて先生から重点を置くべきポイントや、息子の伸びている部分を教えていただき、私もとても励まされました。
受験直前には、先生にあぶり出していただいた課題に対して前向きに取り組む姿勢が見られ、いよいよ息子は受験を自分自身の大事として向き合っているのだと感じました。それは、集団塾での切磋琢磨はもとより、テスティーであこがれの学校の『先輩』と出会えたことで、受験後の中学校生活を具体的にイメージできるようになったためでないかと思います。
最後まで息子の味方となり、弱点を端的にご指摘くださり、またその補強のためのポイントを示してくださり、親子ともに感謝しております。幸運にも、志望校に合格することができましたが、テスティーの先生方の温かい励ましに報いるよう、充実した学校生活を送ってほしいと願っております。
■ 杉山先生より
Kくん、開成合格おめでとう!
僕がKくんの授業を受け持ったのは小6の9月あたりで、そこから約半年間一緒に算数を勉強してきました。開成を目指していると聞いてOBとしても講師としても胸が高揚したのをよく覚えています。
初めて算数の成績を見たときは正直、あと半年でどこまで点数を上げられるだろう…と少し不安に思いました。
ですが、一緒に勉強をしていくうちに、「さすが開成を目指すだけあるな」と思わされるようなKくんの中にあるセンスが露わになり、授業の中でも僕が思いついていなかったような解法ですんなり解いてしまうようなことも多々あり、その度にとても驚かされました。
初めは見るたびに「うぇー…」という反応をしていた苦手な立体図形の問題や調べ上げの問題も、苦手克服だ!と言って何度も何度も授業で解かせていくうちに少しずつピントがあってきて、冬頃からは9月の成績が嘘のようにぐんぐん成績が鰻登りに上がっていったので、僕も合格を確信して安心して開成の受験会場に送り出すことができました。
成績の経過が僕自身の中学受験の時と全く同じだったので、正直最後の方は合格を確信して、ただKくんと算数の勉強をすることを楽しんでいる部分もありました笑。
ここから先は、間違いなく今までで一番楽しい学校生活と、今までいなかったようなすごい人たちが待っています。
中学受験で得たことを糧に、また新しい目標に向けて頑張りつつ、最高の開成LIFEを送ってください!
改めて合格おめでとう!