苦手科目を個別指導で集中して学習し、受験科目の多い国立大学へ見事合格！

■　田村昂くん

私が受験勉強を始めたのは高2の4月からでした。この当時から英語が好きだったためにかなり英語の勉強には力を入れていました。

夏休みに入ると、国語の勉強に力を入れ、さらに特に遊んだりすることはなく勉強に打ち込んでいました。この時、私は浪人したくないという思いのみで頑張っていました。

9月からは世界史の勉強も開始し、また英語の勉強により一層力を入れ始めました。ここから冬休みが終わるまでは英語、世界史、国語の順に優先順位をつけて勉強に取り組み自分の得意教科の強化に集中しました。

やがてコロナが蔓延し始めると学校は長期間休校になり、自宅で学習に取り組みました。この期間にもう一度英語の基礎の部分を見直し、それと同時に共通テストで受験必要となる数学１Aの勉強を本格的に始めました。しかし異常事態の中で、集中できない日々が続きました。また３年になるとTESTEAで世界史の授業を取り始めました。複雑な世界史は自分一人では対処しにくかったので、世界史の授業は私にとっては大きな存在でした。まずは世界史全体の流れを抑えることに集中し、その後で単語の暗記をするという計画だったのですが、私は当時単語を暗記する努力を怠っていました。

３年の夏になっても過去問にはあまり触れず、ひたすら英語の演習を積んで、それをメインとしながら同時並行で数学と世界史の流れを抑えることを進める毎日を送り、気が付けば秋の後半を迎えました。この頃にさんざん後回しにしてきた政経の勉強を本格的に始めたのですが、世界史も単語の暗記ずっと怠ってきたためにいよいよ笑えない状況に陥りました。この時、私は社会科目に対して大きな不安を抱いていました。そのため共通テストが終わるまではひたすら社会科目の暗記に熱を入れ、さらにセンターの過去問を解いて国語の演習をこなしていました。

共通テストが終わると、ようやく外大の過去問に本格的に取り組み始めました。とにかく外大に行きたいという気持ちで必死に努力をしました。ただどれほど勉強をしても不安をぬぐい切ることは出来ず、落ち着かない状態が続きました。試験当日を迎えるまで気をぬくことなく必死に勉強をし、その結果外大に合格することが出来ました。今思い返すと、あの時不安を感じたからこそ合格できたのだと思います。

■　小杉先生より

田村くん、まずは第一志望校への合格おめでとう。さすがです。

受験のちょうど一年前くらいから世界史を担当させてもらいました。最初に授業を持った時からすでにしっかりと勉強してきた蓄積があり、またしっかりと先を見据えて計画を持っているという印象でした。一方で世界史に対しては結構苦手意識が強いようであったので、まずは夏ごろまで縦軸・横軸の幹となる部分や事象を広く捉えるための枠組みになるような部分をつかむことを意識し続けました。

秋くらいからは単語を詰めつつ記述に入っていきました。最初はここまでの形式とのギャップにかなり苦戦したようでしたが、毎回毎回重要事項を1つ２つに絞って少しづつポイントを抑えていきました。一回一回の演習で「今回意識するべき課題」をしっかりと念頭においてくれていたのでかなりスムーズに記述の精度が上がっていったように思います。最終的には挑戦したい問題を自分で選ぶようになり、ものすごく難しそうな問題を嬉々として持ってきた時には頭を抱えそうになりましたが。

そんな田村くんなのでこちら側はしっかりやってくれるだろうとある程度までは安心していましたが、裏腹に本人は前日までものすごく不安そうにしていたのが印象的でした。ですが、本人も回想している通り、直前まで慢心することなくストイックに勉強に取り組み続けたことが第一志望校合格という最善の結果につながったと思います。

■　土屋先生より

数学の担当についた当初思ったことは、数学が苦手と言っているけど数学の勉強はそんな嫌いじゃないのかなということでした。田村くんが高校2年生のときのことです。というより勉強自体をそこまで苦にしてない印象がありました。実際田村くんは校舎でよくみる生徒の一人となり勉強の方針なども一緒に話し合いながらも自分でより良い方法を常に模索して改良していった姿が印象的です。高2のころはまだその成果がでることはあまりなかったのも事実ですが（特に数学）、高3になるとその努力の分が結果にもあらわれ始めていて政経大丈夫なのかなーという不安はありつつも、基本的には安心してみていられる生徒でした。授業でも授業自体以外の勉強の方針とか日常生活の雑談で盛り上がっていたのは本人が授業外でたくさん勉強していたことが関係しているのかと思います。受験お疲れ様！大学生になってからの活躍を楽しみにしています！