ラグビーワールドカップ、日本代表と受験生
ラグビーワールドカップ、10月13日(日)の日本vsスコットランドを「にわかファン」としてテレビ観戦しました。
いやぁ、興奮しました!
特にスコットランドの猛攻を凌いだ最後の20分間は緊張の連続で、ノーサイドのホイッスルが鳴ったときにはクタクタに疲れてしまいました。
今や称賛の的である日本代表ですが、前々回大会までのワールドカップにおける通算成績は1勝21敗2分。対戦相手はきっと、日本を手堅く勝利できる国と評価していたに違いありません。
ところが前回大会の日本代表は、プールBで当時世界ラング2位だった南アフリカ共和国を逆転で破るなどして3勝を挙げました。
しかし残念なことに3勝1敗で南アフリカ、スコットランド、日本の3チームが並んだ結果、勝ち点の差で日本は惜しくも予選敗退となってしまったのです。
そして今大会、日本はプールAで無傷の4連勝を飾り、見事に決勝トーナメント進出を決めたのです!
きっと次の南アフリカ戦も、テレビの前にかじりついて応援することになると思います。
前振りが長くなりました。
タイトルが示すとおり、ラグビーワールドカップから受験生にどう繋がっていくかというと・・・。
弱かった日本が努力でこんなにも強くなった。
今は結果の出ていない受験生たちも諦めずに努力すればきっと報われる・・・。
そんな展開もありでしょう。
たしかにその通り。私たちは生徒と接する中で、このような言葉をかけることが多々あります。
でも今回は少し視点を変えてみたいと思います。
引用する事例は前回大会です。3勝1敗で3か国が並びながら日本が予選敗退したイングランド大会。
惜しくも決勝トーナメント進出を逃したものの、従来の成績から大躍進した日本は大いに称えられました。
私も「よく頑張った!」と日本代表を称えた1人です。
ただこれを受験に置き換えたとき、周囲の人たちは「よく頑張った!」と称えられるでしょうか?
受験生本人はこの結果に満足感を得られるでしょうか?
そんなことは絶対にないはずです。「悔い」しか残らないはずです。
だって実力は同じなのに、自分だけが不合格なのですから。
受験において、ラグビーにおける勝ち点の差に相当するのは「ちょっとしたミス」による得点の差です。
その1問、または1点、2点の差が合否を分けるのが受験の現実です。
ここまで合格に迫ったのなら、何としてもボーダーラインを超えたいですよね。
そのためには更なる実力を磨くことも大切です.
一方で日頃の勉強をとおして如何にミスをなくすかの対策も不可欠になります。
単なる計算ミス、設問の取り違えによるミスなどを、日頃の勉強で軽んじてはいけません。
今、受験生が犯すミスに対して、私はうるさく絡んでいます。
単に口うるさる叱るだけではありません。どこで間違えたのか、間違えた原因は何か、どうやったらそのミスを防げるかをしつこく問うています。
ミスにはその生徒特有のパターンがあって、同じような場面で同じようなミスを繰り返しているものです。
これが簡単には治らないのです。
なぜならそのやり方や考え方を受験生が今までの人生経験の中で身に着けてしまったからです。つまり自分のやり方がダメなことを自覚し、根本的な部分から変えていかないとミスは減らないのです。だからこそミスに対してはしつこく絡むようにしています。
あと100日ほどで入試の戦いが始まります。
その時に合格ラインに並んだけれど、ちょっとした差で涙を呑むことのないよう、私は口うるさいオジサンに徹して受験生に関わっていくことをこの場で改めて宣言します!
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