中学受験生の保護者の方へ~夏の終わりの注意事項~
杉並・世田谷の個別指導塾テスティー下高井戸校の桂川です。こんにちは!
夏期講習会期間も、残り2週間となりました。時が経つのは本当に早いですね…。
中学受験生は、この夏が終わるといよいよ本格的に志望校対策に入ると思います。過去問も取り組みはじめなければいけませんね。
この時期に気をつけなければならないことが何点かありますのでご紹介していきます。(注:今日は珍しく真面目モードです。)
① 8月末または9月頭に「実力テスト」を受ける場合の注意点
夏期講習で頑張った成果をここで発揮しよう!と意気込んで受けに行かれる方が多いと思うのですが、夏の頑張りがすぐに反映されるとは限りません。「復習テスト」であれば、やった分だけ点数に反映されるかもしれませんが、「実力テスト」となるとちょっと性質が異なります。人によって差異はありますが、大体において「頑張った成果が実力として表れるのは1~2か月ほど経ってから」です。
実力テストの結果が思わしくなかった場合に、「あんなに頑張っても成績が上がらないなんて…」とガッカリしてしまうと、そのあとも頑張ろうという意欲が薄れてしまいがちです。当然のことながら成績が上がる人もいれば下がる人もいますし、今回の結果が入試の結果に直結するわけでもありませんので、過度な期待(という名のプレッシャー)によってお子さんの意欲を奪ってしまわないようにしましょう。
② スケジュール管理・体調管理について
夏の間は朝学習(計算や漢字)も毎日できていたのに、9月になって学校が再開したとたん、学習サイクルが崩れてしまう人がいます。
受験学年の6年であればなおさら、塾でも後期は志望校別特訓が始まるところもあるため、スケジュールが今までよりもかなりタイトなものになるはずです。それに加えて、自分の志望校の過去問を解いて直しをして…というところまで考えると、今まで通りの学習ではうまく回らない可能性があります。
ではどのような学習になるかというと、家庭学習は「授業で間違えた問題の直しが最優先」になります。初めての単元を学習するときは、正解していた問題ももう一度復習していたことが多いと思いますが、この先の学習では新出単元はないため、同じ問題を解き直しする必要がありません。(不安な問題はやっておいたほうがよいとは思いますが…)また、授業で手を付けていない問題に自力でチャレンジする余裕もないでしょう。(もちろん、余裕がある人は勝手にやってもらって構いませんが。)やるべき問題とそうでない問題を見極め、一週間の中でどこの時間で過去問に取り組む時間を作るかを計画しておくとよいです。
その他、学校によって、秋に運動会が行われるところもあるかと思います。残暑の中、運動会の練習によって体調を崩したり、時間と体力を取られて思うように学習計画が進まないこともあります。その週については予め、いつも通りの学習はできないものとして予定しておきましょう。
③ 過去問の取り組みについて
過去問を取り組む場合、「本番と同じような緊張感を持って取り組む」ということが必要です。そのためにも、「試験時間をきちんと計測する」、「飲食禁止」、この2点は徹底してください。特に、「時間を途中で止めて間に別のことをする」というようなことがないようにしてほしいと思います。入試本番では、途中でトイレに行きたくなっても試験時間は止めてもらえません。そのためにも、まとまった時間を確保するように計画してほしいのです。
ただし、「4教科をまとめて1日に行う」というのはなかなか難しいと思います。土曜の午前中や塾のない日であれば可能かもしれませんが、授業の復習のサイクルなども考えるときつい場合もあると思います。4教科を1日にまとめてやる必要はありませんが、それぞれの教科について試験時間をしっかり守って取り組ませてください。
過去問を解いた後は、普段のテストのあとと同様に、分析と解き直しまでしっかり行いましょう。分析と解き直しについては、自分だけで難しければテスティーの授業で一緒に確認していきましょう。
注意事項は上記の3点となります。中学受験は親子の受験とも言われます。学習面については塾側でサポートしますので、ご家庭では生活面でのサポートによって受験生を支えていただければと思います。よろしくお願いいたします。
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