こんにちは!
個別指導塾TESTEA講師の大井です。
入試を終えてほっとしている人、ラストスパートをかけている人それぞれに受験に向き合っている時期だと思います。
今回は私が担当していた私立文系志望の一人の生徒の受験物語をみなさんにお届けしたいと思います。
高3の夏の終わりにTESTEAに入った彼女は高校生活のほとんどを部活に捧げてきた典型的な部活少女でした。「ほんとに英語ヤバいんです!」と言って駆け込んできました。
模試の偏差値は30~40台。基礎的な単語や文法は理解しているようでしたが、それだけでは大学受験には到底足りません。当たり前のことですが、頭でわかって言葉で文法が説明できることに加えて、それを問題で応用する力がなければならないのです。
TESTEAでの週二時間の英語と、国語の授業に加えて毎日の自習と単語テスト。彼女はさぼることなく毎日通い、「わかんない」「できない」とこぼしながらも問題演習を一つずつこなしていきました。宿題、模試でわからなかった問題を解き直す、解答の導き方を理解する、問題パターンを知る、できるだけ早く長文を読む訓練などを授業では行っていきました。
11月の終わりからは志望校の過去問に取り組み始めました。大学によって難易度は違えど、正答率がはっきりと突きつけられます。そして、志望校の中には長文読解だけでなく要約や自由英作文も含まれていたため、その対策をしなければならない。センター試験が近付く中、焦りは募ります。
「あれもこれもやっていないことが多すぎる。長文が読めない。こんなんじゃどこにも受からない…」
それまでネガティブな思考になってしまうこともありつつも、黙々とルーティーンをこなしてるように思えた彼女のメンタルは、年末にバランスを崩しかけました。それでも「受かりたい!」という気持ちを持ち続けることで、センターを迎え、すぐに気持ちを切り替えます。最後まで欠かさず自習に通い、授業では教室長や私を含め講師らと今やるべきことは何なのかを一緒に考えました。そして入試本番を迎え、無事に「合格」の通知をもらうことができました。
彼女の受験勉強を支えていたのは、それまでに培ってきた集中力と忍耐力、そしてなにより「受かりたい」という気持ちだったと思います。やはり他人に言われたとおりにやることで保たれるモチベーションには限界があります。もちろん講師はアドバイスや知識を与えることはできますが、それにどう向き合うかはやはり本人次第。大学合格という一つの夢をかなえるのはやはり最終的には本人の本気度、真剣さだと改めて考えさせられた生徒でした。自分に自信が持てるようになるには時間がかかるし、入試までに自信が持てるまでになるのは困難な場合も多いですが、どこまでその目標に真剣になれるかどうか。これは受験に限らずどんなことにも当てはまりますね。
私たちは皆さんを全力でサポートしていきます。
一緒に目標を達成していきましょう!