夏休みの過ごし方について!
皆さんこんにちは!
テスティー久我山校の竹内です。
梅雨の季節が到来し、湿度の高い毎日が続いています。
寒暖の差も激しいですが、体調管理はできていますでしょうか。
さて今回は、受験の天王山とも言われる夏休みの過ごし方について計画を立てる参考にしてほしい内容をお送りします。
<受験生以外の方向け>
「夏休み」で連想されることは何でしょうか。
海、部活、花火、旅行、etc…、楽しいイベントが目白押しです。
そんな夏休みだからこそ、学習習慣が確立しているか否かで成績は大きく変化します。
具体的には、夏休み後の学生は以下の3パターンに分類されます。
A夏休みで成績を伸ばすことができた人
夏休み明けの試験で偏差値or順位を上げてくるタイプの人です。
言わずもがな、理想的な夏休みの過ごし方をすることができたと言えるでしょう。
B夏休みで成績を伸ばすことができなかった人
一学期まで苦手だったところは相変わらず苦手のまま…。
せっかくの夏休みだったのに何も変わっていないタイプの人です。
C夏休みで成績が下がった人
夏休みの間に今まで勉強したことはキレイに忘れてしまった人です。
ちょっと前にできていたはずのことができなくなってしまい、二学期の序盤でつまづきます。
Bもさることながら、一番まずいのはCのタイプの学生です。
しかし、私の体感ではありますが、だいたいの学生はCに分類され、Aタイプの学生は1割いるかいないかぐらいです。
では、どのような勉強をすればAタイプになることが出来るのでしょうか。
キーワードは「コンスタント」な学習計画です。
夏休みの前半に課題をすべて終わらせてしまい、後半はひたすら遊んだり部活動に精を出すという学生が多いですが、私はこの勉強法をおすすめしません。
なぜなら、せっかく課題で学習した内容を、後半遊んでいる間に全て忘れてしまう可能性が高いからです。
課題を早く終わらせることは決して悪いことではありません。
前半で課題が終わったのであれば、後半は自分で問題集やテキストを選び、「コンスタント」に勉強していく計画を立てましょう。
少しずつでいいので、各科目毎日勉強する習慣をつけることが、Cタイプの学生にならないために重要です。
その上でAタイプの学生になるためには、自分の苦手意識のある単元についてさらに重点的な対策を行うと良いでしょう。
<受験生向け>
「よし、受験の天王山だ。勉強しまくるぞ~」
そんな闘志を燃やしている受験生諸君、そもそも夏休みにどれくらい勉強時間が確保できるか、きちんと計算して計画を立てていますか?
仮に夏休みが30日あり、毎日10時間勉強できるとしましょう。
また、センター試験の受験科目が国語、数学、英語、物理、化学、地理だと仮定しましょう。
このとき、単純に時間を科目数で割ると、
1科目あたりに使える時間は50時間です。
「50時間もあるじゃないか」と感じられるかもしれませんが、例えば物理なら更にこの中に力学、電磁気、波動、熱力学があり、一単元あたり12.5時間、たった半日しか割くことができない計算になります。
もちろんかなり乱暴な推定ではありますが、みなさんが想像するよりずっと時間は限られているんだ、ということを理解して貰えればと思います。
計画を立てるときに気をつけてほしいのは、
1.具体的な目標を定めること
2.優先順位をはっきりさせること
3.逆算すること
の3つです。
よく、最初の一週間は力学をして、来週は電磁気を…といった、具体性の欠ける計画を立てる学生がいますが、これは得策とは言えません。
そうではなく、まず夏休みが終わったときに、自分がどれくらいの学力を付けておかなければならないのか、それを明確にします。(例:東大模試で偏差値60)
そのためにネックになる単元、重点的にやらなければならない単元を科目別に整理します。(例:数学は整数問題を重点的に 物理は波動が弱い)
更にその中で優先度をはっきりさせます。(例:波動は出るかどうかわからないが、整数問題は確実に出るので優先度上)
そして逆算して具体的な一日のタスク、一週間のタスクを出します。(例:青チャートの問題を3周したいので、1日あたり○問やればよい。
ぜひ参考にしてみてください!