過去問の有効な活用法
10月も半ばを過ぎ、残り100日あまりで入試を迎えます(大学入試センター試験までは90日あまりです)。テスティー駒込校の受験生たちは過去問演習に取り組み、志望校合格に向けた個別対策を講じています。
受験対策に『過去問演習』は不可欠ですが、有効に活用しないと膨大な時間と労力を費やしたわりに実りが少ない…ということになりかねません。大手の集団塾では受験する学校の過去問を解いておくよう指導されます。場合によっては「過去〇年分を最低3回繰り返すように」という指導をされることもあるようです。
ところで間違った過去問の使い方をしている生徒を少なからず見かけます。私が実際に遭遇した実例をいくつか挙げてみます。
①制限時間を意識せず、ダラダラと過去問に取り組む(途中で中断したり居眠りを始めたりする事例も)。
②受験予定校の過去問を手当たりしだい解き散らし、毎回の点数に一喜一憂だけしている。
③同じ問題を3回解いた結果、意図せず正解を覚えてしまい、その分、得点が伸びたことに自信を深める。
過去問演習は言うまでもなく受験する学校の出題傾向をとらえ、限られた時間の中でいかに合格ライン(合格者最低点)に達するかを目的に対策を講じなければなりません。
ですから①のように時間を意識しない演習は論外です。②のやり方も過去問を解くばかりで、そこから何かを得られているとは言い難いです(強いて得られるものを挙げるとすれば、「出題内容がうまくハマれば合格できるかも」という可能性くらいでしょうか)。③は受験生が陥りやすい危険な錯覚です。答えを覚えてしまえば得点は上がります。しかしその得点は「実力に裏打ちされたもの」ではありません。受験生本人は意図せず覚えてしまったために、実力が伸びたと勘違いしてしまっているのです。
では過去問はどのように活用したらよいのでしょうか。個々の事例に応じて具体的な活用法は異なりますが、共通する内容としてはおおむね以下の取り組みが必要になります。
ア)今の学力が目標校の合格ラインに対してどのくらい乖離しているかを自覚する
イ)その乖離を埋めるためにはどの単元を克服すべきかの分析をする(複数の課題が見つかれば、優先順位をつけて対策する必要あり)
ウ)単元学習に戻り、弱点の対策に時間を費やす
エ)再び過去問演習で対策の効果を検証する(以下、ア)~エ)の繰り返し)
取り立てて特別なことをするわけではないのです。しかし受験生自身がこうした分析・対策を講じるのは正直なところかなりハードルが高いのではないかと考えます。
そこで力を発揮するのがテスティーの個別指導です。
1人ひとりの生徒を担当する講師が過去問の結果を分析し、克服すべき弱点を炙り出して対策に時間をかけます。
また過去問に取り組ませ、対策が功を奏したか、さらなる対策が必要かを判断して適切な対策をとっていきます。
受験生の残された時間は決して多くはありません。その時間を有効に使い、最大限の成果を発揮させるために、テスティーは個人カリキュラムを駆使して生徒指導に当たっています!
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