【大学受験】難関大合格に向けた夏休みの勉強法徹底解説
こんにちは!TESTEA日吉校で講師をしています慶應義塾大理工学部1年の菊池翔太です。今回は、受験の天王山といわれる夏休みの勉強法について話していこうと思います。皆さんは夏休みにどのような勉強をするでしょうか。勉強の仕方によって1か月ほどの夏休みが有意義なものになるか無意味なものになるか大きく変わってくるので最後まで読んでくださったら幸いです。
夏休みの勉強1.第1志望校の過去問を解く
夏休み最もやってほしいことは、第一志望の過去問を解くということです。夏休みはかなりのまとまった時間が取れる貴重な期間です。だからこそこの時期に通して過去問を解いてみることで、志望校でどのような力が問われているのかを肌で感じてみてください。ただ、この時期に過去問は早いという人もいると思います。しかし8月は過去問を始める時期として全く早すぎることはないです。逆にこの時期を逃すと学校が始まって忙しくなり結局過去問を始めるのが10月などの遅い時期になってしまいます。個人的には夏休みで5年分ほど解いてしまうことをお勧めします。
ただ、まだ全範囲が終わっていないという人もいると思います。そのような人は、できるだけ自力で夏休み前までに全範囲を終わらせ、ある程度演習まで済ませるよう頑張ってください。厳しいことを言うと、難関大を目指す人が学校の進度に合わせて勉強するのは甘いです。筆者も出身がかなり地方出身で都会の進学校とは違い、全範囲終わるのは高3の10月頃でしたが、自分で8月以前には終わらせていました。特に数学は高2の10月までに数Ⅲまで終わらせていました。この時期までに過去問で戦えるくらいの実力はつけておきましょう。
<夏休みの具体的な過去問の進め方>
では、具体的な勉強の仕方を話していこうと思います。これは僕のやり方でしたが、まず1週間を1セットと考えて取り組みます。
●学習例
例)日曜:過去問を1年分
月曜:日曜解いた分の復習
火曜:↓
水曜:復習したうえで自分が苦手だった部分の知識の再確認&演習
木曜:↓
金曜:↓
土曜:↓
というような感じです。(これらに割く時間は一日の勉強の半分ほどです。残りの半日でやるものは後程紹介します。)
●各曜日の具体的なやること
まず日曜の過去問1年分のやり方についてです。これは必ず本番と同じ試験時間でやってください。こうすることで本番の試験時間の短さの中で最大限のパフォーマンスをするためにどうすればいいかを訓練することができます。
次に月火の復習の仕方についてです。この復習では、単に答え合わせをすればよいというものではありません。自分の解答と解説をじっくり見比べて、何が自分に足りなかったのか、時間配分は正しかったかなどを細かく分析してください。その際使うのでおすすめなのは青本です。赤本よりも細かく解説が乗っていてコラム等で要点の復習もできるのでお勧めです。ただし、東大英語に関しては竹岡先生の書いている赤本がおすすめです。
最後に、水~土にやることについてです。ここでは、前日までに復習して分析したうえで自分に足りなかったと分かった部分を補うための単元の復習や演習を行います。この時に何をすればいいのかに迷わないように月、火の時点で何をやるか決めておくことが大切です。
これらをサイクルすることで過去問になれることもでき、かつ自分の苦手な所を着実につぶすことができます。最後に、過去問を解く際、東進の過去問データベースに登録してそこから実物大にコピーして取り組むのをお勧めします。
夏休みの勉強2.各教科テーマを決めて学習する
夏休みやるべきこと2つ目は、各教科でそれぞれやると決めたことを貫くということです。少々バフっとしているので具体例を挙げます。例えば、数学の積分を完成させるために大学への数学微積基礎の極意を1冊終わらせる、化学の有機を完成させるために駿台の石川先生の出している有機の演習を一冊やるといったものです。
この際大事なのは、目的と手段を明確にすることです。漠然と○○の力を伸ばしたいとだけ考えていても中途半端な勉強になってしまいます。何の力をつけるために何をどのくらいやるかをしっかり決めてそれを最後までやり抜きましょう。(1日の半分は①の過去問関連の学習に充てることも考えて実現可能な計画を立てましょう)
最後に、ここでやる各教科の勉強でおすすめのものをいくつか紹介します。
●数学
→積分
習って間もないため一番定着度が低いと思われます。おすすめなのは例にも挙げた大学への数学微積基礎の極意と、大学への数学スタンダード演習の数Ⅲの積分のセクションです。また、You Tube チャンネルのヨビノリの今週の積分シリーズ、PASSLABOの積分全パターン解説もおすすめです。
●物理
→電磁気
電磁気はしっかり理解するのに一番時間が必要だと思います。ここでは無理に演習するというよりは新物理入門や理論物理への道標などを用いてもう一度概念の学習をするのもよいと思います。
●化学
有機化学
有機も習って間もないと思います。ですので、例にも挙げた駿台の有機の演習の参考書や駿台の新理系の化学問題100選、もしくは新化学演習などで演習することをお勧めします。
●英語
英語に関しては、まんべんなく毎日少しずつやることをお勧めします。それは、英語は短期集中で身につくものではないからです。特に単語、リスニング(志望校でリスニングがあるなら)は毎日やるべきです。教材は東大英単語鉄壁、鉄緑会の東大リスニングがおすすめです。
夏休みの勉強の仕方まとめ
夏は受験前でじっくり時間使える最後の時間といっていいと思います。この時期をしっかり有効活用して合格に大きく近づけるよう頑張りましょう!
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