「縁」をどう活かすか
先週、2月15日(土)~17日(月)にかけて、島根県を旅行してきました。
およそ四半世紀ぶり、4回目の訪問です。
そして島根といえば、誰もが訪れるのがココ、「出雲大社」です。
御多分に洩れず、今回も参詣してきました。
ただ4回目ともなると、漫然と観光気分で参詣するのも如何なものかと思い、学生時代に購入した「古事記祝詞」を引っ張り出し、事前に1か月ほどかけて日本神話を読み直して、出雲大社建立の経緯を勉強することに。およそ30年ぶりに読んだ古事記は思いの外おもしろく、ちょっとハマってしまいました。
余談ですが、今年は「日本書紀」が編纂されてちょうど1300年。出雲大社へ向かう道すがら、ふっと気づいてしまい、今回は「日本書紀」を読んでおくべきだったと自らの迂闊さを反省したしだいです。
ところで出雲大社のご祭神である大国主命は『縁結びの神様』として有名ですね。
私事で恐縮ですが、私と妻は大国主命の神前にて挙式しました。縁結びのご利益あってか、いまだに妻に家を追い出されることなく(笑)、慎ましいながらも平穏な生活を送ることができています。本当に感謝、感謝です。
前置きが長くなってしまいました。ここからが本論です。
「縁結びの神様」といえば、とかく恋愛成就だとか良縁の結婚を願ったりだとかの面ばかりが強調されがちです。ところが大国主命が結ぶ『縁』とは、ありとあらゆるものの関係を結ぶ「縁」なのだそうです。
確かにそうなのかもしれません。恋愛や結婚は数ある縁の中のひとつに過ぎないということなのでしょう。
そういう考え方に立って考えてみると、この世の中はさまざまな「縁」によって結ばれて、世界が動いているということになります。
テスティー早稲田校がこの場所に開校したのも何かの「縁」であれば、教室長として私が着任したことも何かの「縁」。
そして数ある塾の中からテスティーを選んでいただき、一緒に勉強しているのも「縁」です。またこんなブログを読んでいただいているのも何かの「縁」に他なりません。
せっかくのご縁なのですから、このブログから何か有益なものをお伝えできればと思います(時には他愛もないことを書いたりもしておりますが)。
せっかくのご縁なのですから、テスティーを選んでくださった生徒さん、保護者の方に喜んでもらえるよう、しっかり正面から向き合って教務指導サービスを提供していきたいと考えています。
そしてこの時期ですから敢えて言及しますが、入試を経て進学することになった学校も「縁」に他なりません。
入試ですから第1志望の学校に進学できた人、それ以下の志望順位の学校に進学することになった人・・・、結果はそれぞれだと思います。しかし首都圏にたくさんある学校の中から日程を考慮して幾つかの学校を選び、そこに進学することになったのですから、それは紛れもなく「ご縁」です。
そのご縁を大切にし、置かれた環境の中でご縁をどう活かすかを前向きに考えることが重要に思えます。
私の高校時代のクラスメートの事例です。彼は志望する高校に合格できず私と同じ高校に入学しました。高3生になっても「俺はこんな学校に来るつもりはなかったんだ」が口癖でした。ネガティブな思考と発言しかありませんから親しい友達はできず。そうした憂さを晴らす目的のためだけに東大一本に絞って受験し続けたのですが、結局合格することはできなかったようで、クラスメートはみな、彼のその後の消息を知りません。
もっと縁を大切にし、置かれた境遇の中でポジティブに努力する姿勢があったのなら、きっと違った結果が得られたのではないかと私は思っています。
さぁ「ご縁」のあった中学、高校、大学へ進学する皆さん、あと2か月もしないうちに新しい環境での生活が始まります。
さらなる未来にむけて、「ご縁」を最大限に生かして、置かれた環境の中で自分を磨き上げてください!!
その行動の中から無限の可能性が広がっていくはずです!
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