みなとみらい校ブログ

バツは宝物?この冬お母さんにお願いしたい復習管理とは

こんにちは、みなとみらいの中学受験特化の個別指導塾TESTEAです。

 

今回は、せっかく解いた問題、かけた勉強時間を、無駄にしないためのお話をします。

冬期講習は授業が長時間になり日程も過密で、子どもにとっては非常にハードです。

そこで、ぜひお母さんお父さんがサポートしてあげてほしいことをお伝えします。

 

それは「復習の管理」です。

 

連日新しい課題が出される冬期講習では、子どもに任せておくとつい復習がおろそかになりがちです。

しかし、成績を伸ばすためのキモは復習にあります。これをおそろかにしてはなりません。

 

特に「バツ」だった問題の復習です。

当たり前ですが、×を○に変えることで成績は伸びていきます。

 

多くの課題が出されている、いわば多忙な小学生にとって、自分自身でやるべきことを適切に管理するのは難しいものです。

芸能人にマネージャーがいるように、社長に秘書がいるように、その人がその人にしかできない仕事に集中できるよう、多忙な人にはサポート役がつきものです。

これは受験勉強に取り組む小学生でも同じで、ぜひお母さんにはお子さんのマネージャー役になってほしいのです

では具体的にお母さんにお願いしたいことは何か?

 

今回のテーマである復習管理でお願いしたいことは、以下の3つです。

 

1.学習の基本パターンの把握
2.やった問題の確認
3.バツの確認とバツを大切にする意識づけ

 

ひとつずつ説明しますね。

 

【1.学習の基本パターンの把握】
塾やコースごとに違いはあれど、毎回の授業で扱う教材や、毎回の宿題の出され方はだいたい決まっています

その基本パターンは必ず把握しておいてください。

ここをおそろかにしてしまうと、完全に子ども任せの受験勉強になってしまいます。

自立した高校生(大学受験)ともなれば子どもに任せてもよいのですが、中学受験では親がきちんとこの基本パターンを把握しておくことが、子どもの勉強をサポートするにあたってのベースとなります。

 

【2.やった問題の確認】
その日何を授業でやったのか、宿題として何をどれくらいやったのか、子どもが実際に取り組んだ勉強内容を確認してください。

オススメは食事の時に会話の中でさりげなく聞くことです。

 

「今日どんなことをやったのかお母さんに教えてほしいな」
「出来具合はどうだった?」

 

こんな感じで聞いてみましょう。

ここで注意してほしいのは、これは子どもを責めるためにやるものではないということです。

仮にあまり良くない出来具合だったとしても、なるべく褒めポイントを見つけてポジティブな声掛けをしてあげましょう。

 

この会話の目的は「ツカミ」です。
あくまでお子さんの頑張りを認めて聞き役に徹することで、

 

「お母さんは僕/私の勉強に興味を示してくれている」
「一緒にこの受験勉強というレースを走ってくれている」

 

という安心感を子どもに持ってもらえるようにしましょう。

そうするとその後も子どもとの間で共に戦うチーム意識を持ちやすくなります。

その上で、あとで教材やノートを一緒にチェックするなどして、実際の出来具合を確認しておいてください。

 

【3.バツの確認とバツを大切にする意識づけ】
解いた問題の中で間違えたものはどれなのか。

バツを分かりやすい形で記録することをお子さんに促し、バツのついた問題こそが成績アップのカギであり、向き合うべき課題であるということを意識づけしてあげてください

 

一番怖いのはバツをそのまま放置してしまうことです。

 

バツを放置すると分からないことがどんどん膨らんでしまう原因となります。

オススメはバツを「問題」の方に記録しておくことです。

ノートに解いたものでも、後で復習するときに見るのは問題の方ですから、問題の側にバツを記録しておくと便利です。

もし数値替えの問題が用意されている教材なら、その数値替え問題の方にマークしておくのもひとつの手です。

とにかく、多忙なスケジュールの中でも、バツのついた問題を復習(解き直し)するところまでが1セットだと考えるようにしてください。

もしそれが物理的にできないのなら、解く量を減らして(間引いて)でも、きちんと復習の時間が取れるようにしましょう。

 

この作業を習慣化するためには、子どもがバツを嫌がらないようにすることが肝心です。

 

親が子どものバツに目くじらを立て、ことさらに叱るようなやり方では、ダメだということは想像できますよね。

お子さんがバツに前向きな気持ちで向き合えるような声掛けをしてあげましょう。

 

私からオススメしたいのは、
「バツは宝物」
というキーワードです。

これを親子の合言葉にしてみてはいかがでしょう。
バツに対する意識が変わりますよ。

 

色々な問題を解いているのは、このバツという宝を探すためにやっているようなものなんだと。バツを見つけたら、そのお宝をしっかりゲットできる(マルにできる)ようにマークして取り組もうと。

 

そんなポジティブな声掛けをしてあげてください。

理科や社会などの暗記物では、バツを中心とした一問一答をクイズ形式でやるのも有効です。

お母さんが伴走してくれているという安心感に加え、会話が刺激となって記憶に定着しやすくなる効果も期待できますよ。

 

以上、復習管理においてサポートしてあげてほしい3つのポイントについてお話しました。

忙しい冬期講習の時期だからこそ、せっかくの頑張りが無駄にならないよう、しかるべき復習を入れることが大切です。

お子さんの学習の全体像を把握した上で、ぜひポジティブな声掛けをしてあげてくださいね。

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