みなとみらい校ブログ

もっとも点数の上がる「最高の復習タイミング」はいつか

こんにちは、みなとみらいの中学受験特化の個別指導塾TESTEAです。

 

今回は、最高の復習タイミングについて書こうと思います。

これはカナダのヨーク大学の心理学者メロディ・ワイズハートが1354人ものボランティアに協力してもらって、テストまでの間隔と復習するタイミングの組み合わせを様々に変えて検証を行った結果わかったことです。

お子様が小学6年生でしたら、ぜひ入試直前期に生かしてもらえればと思います。

 

さて、最高の復習のタイミングをお伝えする前に、先に前提を確認しておきたいと思います。

それは、直前期の6年生は、やることが多くて何度も復習する時間はなかなかとれないということです。

本来、完全に記憶に定着させるためには、何度も復習をしなければいけません。

しかし、そのために時間をかければ、何か他の物をやる時間が奪われます。

直前期の6年生(とその保護者)は、限られた「時間」という資源をどう適切に配分するかというマネジメント力も問われてくるのです。

受験校に頻出の単元は何度も復習しておかなければいけないでしょうが、頻出とまではいかない単元は1回復習するタイミングを作れるかどうかといったところですよね。

 

そのような前提のもと、

「じゃあ同じ1回の復習であれば、いつその1回をやると最も記憶に定着するのか?」

というのが今回お伝えする内容です。

 

ダメな復習のタイミングは、「試験の直前に最後の復習」をすることです。

なぜこれがダメかというと、それまでに忘れてしまうことが多く、思い出したり覚え直したりするのにかかる時間が大きくなってしまうからです。

逆に、すぐに復習をするのも良くありません。

人の記憶は忘れかけのタイミングで復習すると強くなります。
忘れる前のばっちり覚えている状態で復習しても効果は薄いです。

 

では、1回しかできないとすると、最高の1回のタイミングはいつなのか?

 

ワイズハートの実験によると、今日学んだ内容について、試験が約2か月後であれば、1週間くらい後に復習するのが最も良い結果となりました。

試験が1週間後まで迫ってきたタイミングであれば、翌日か翌々日に復習するのが最も良い結果となったそうです。

 

まとめると、だいたい試験までの残り日数の10~20%くらいのタイミングで復習するのが最も良い結果になるとのことでした。

もしその復習の時点でちゃんと覚えておらず、もう一度復習することが必要だと思ったものは、直前に最後の復習をするのが良いでしょう。

実際の受験勉強では、1回しか復習してはいけないというルールはありませんからね。

ただ、くれぐれも、直前まで復習をせずに放置することが無いように気を付けてください。

 

今回お伝えしたのはもし1回しか復習できないとしたらいつが最高か」というお話です。

4・5年生の子たちでも、次のテストに向けての学習計画として活用できますが、本来望ましいのは1回だけでなく2回3回と復習を重ねることです

いろいろな学習のコツはありますが、時間を空けて何度も復習をすること以上に効果的な勉強法はありません。

 

ぜひ面倒くさがらずに復習する習慣を身につけさせてあげてくださいね。

お気軽にお問い合わせください!

ボタンをタップすると発信できます

【 営業時間:月~土 14:00~22:00 】