TOP> 用語集 一覧> 50音 か行 > 系属校

系属校

読み方
けいぞくこう

系属校とは

系属校(けいぞくこう)とは、特定の大学と連携関係を持つ初等教育・中等教育を行う学校のことを指します。系属校は、大学と密接な関係を持ちながらも、法的には別の学校法人として運営されているのが特徴です。

この仕組みにより、大学の教育理念や方針を共有しつつ、独自の教育活動を展開することができます。系属校の生徒たちは、連携先の大学への進学に際して、一般の受験生よりも優遇されることが多いのも特徴的です。

系属校の特徴

  • 大学と別の学校法人として運営される
  • 大学の教育理念や方針を共有
  • 連携先大学への優先的な進学機会がある
  • 大学の施設や教育資源を活用できる場合がある

系属校と附属校の違い

系属校は、一見すると附属校と似ているように思えますが、重要な違いがあります。

法人格の違い

最も大きな違いは、学校法人の構成にあります。附属校は大学と同じ学校法人に属していますが、系属校は大学とは別の学校法人として運営されています。

例えば、A大学附属高校はA大学と同じ学校法人に属しますが、B大学系属高校はB大学とは別の学校法人として存在します。

運営の独立性

系属校は、連携先の大学とは別法人であるため、より独立した運営が可能です。これにより、地域のニーズや教育方針に合わせた柔軟な学校運営ができるのが特徴です。

系属校のメリットとデメリット

メリット

  • 大学の教育資源を活用できる
  • 連携先大学への進学に有利
  • 大学の学問的雰囲気に早くから触れられる
  • 独自の教育方針を維持しやすい

デメリット

  • 連携先大学以外への進学を考える場合、選択肢が限られる可能性がある
  • 大学との連携度合いによっては、独自性が失われる可能性がある
  • 系属校であることを強調しすぎると、生徒の進路選択の幅が狭まる可能性がある

系属校の具体例

日本には多くの系属校が存在します。いくつかの例を紹介します。

青山学院大学系属校

  • 浦和ルーテル学院小学校、中学校・高等学校
  • 青山学院横浜英和中学高等学校
  • 横浜英和小学校

これらの学校は、青山学院大学と密接な関係を持ちながらも、別の学校法人として運営されています。

その他の例

  • 明治大学付属明治高等学校・中学校(学校法人明治大学と別法人)
  • 立教新座中学校・高等学校(学校法人立教学院と別法人)

お気軽にお問い合わせください!

ボタンをタップすると発信できます

【 営業時間:月~土 14:00~22:00 】