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エスカレーター方式

読み方
エスカレーターほうしき

エスカレーター方式とは

エスカレーター方式(えすかれーたーほうしき)とは、特定の学校法人内で、入学試験を経ずに次の教育課程へ進学できる制度を指します。

例えば、幼稚園から小学校、小学校から中学校、中学校から高校、そして高校から大学へと、同じ学校法人内でシームレスに進学することができるのが特徴です。この用語は、エスカレーターに乗っているかのように、自動的に上の課程に進むことができることから名付けられました。

エスカレーター方式の特徴

  1. 内部進学:同一法人内の学校に進学するため、他の学校の入試を受ける必要がありません。そのため、入試のプレッシャーから解放されるといったメリットがあります。
  2. 成績要件の有無:成績要件がある場合、一定の学力水準を満たさないと次の課程に進級できません。また、成績要件がない場合でも、基本的な単位取得や出席率などの条件は必要です。
  3. 教育の連続性:同じ教育方針やカリキュラムに基づいて学べるため、教育の質と連続性が保たれます​​。

メリット

  • 入試の負担軽減:受験勉強に費やす時間やストレスが軽減され、学習意欲の向上に繋がります。
  • 計画的な進学:早い段階から進学先が決まっているため、将来の計画を立てやすくなります。
  • 安定した学習環境:一貫した教育を受けることができるため、学習環境が安定し、集中して勉強に取り組むことができます。

デメリット

  • 選択肢の制限:特定の学校法人内での進学に限られるため、他の学校への進学が難しくなります。また、内部進学に頼り過ぎると、学習意欲が低下する恐れもあるでしょう。
  • 金銭的負担:私立の学校法人が多く、学費が高額になる傾向があります。保護者にとっては経済的な負担が大きくなることが考えられます。
  • 進路変更の難しさ:内部進学の前提があるため、途中で進路を変更したい場合の手続きや準備が複雑になる可能性があります。

実際の事例と最新情報

最近の例として、千葉大学附属中学校などの付属校が挙げられます。この学校では、内部進学のメリットを活かしながらも、高い学習意欲を維持するための補習体制を整えています。これにより、生徒たちは中だるみすることなく、しっかりと学業に励むことができます​。

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