塾長ブログ

新学年で成果を出すために外せない春の勉強内容とは?

 

皆さん、こんにちは。

個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。

 

すっかりめいてきましたね。

今日は無意識にコートを着ずに家を出たのですが、

そのことに気づいたのはしばらく経ってからでした。

 

個人的には寒いより暑い方がよく、

涼しいより暖かい方が好きなタイプなので、

だんだん暖かくなっていくと

それにつれて気分も上がっていきます。

 

皆さんはいかがですか?

 

 

さて、そんな感じのいいテンションで、

最近は春の学習面談を連日やっております。

 

その中でよく聞かれる質問で、

「春休み、何をしたら良いですか?」

というものがあります。

 

春休みって、確かに過ごし方が難しいんですよね。

 

そんなに切羽詰まった時期ではないし、

期間としても2週間くらいと決して長いわけではない。

 

気づいたらあっという間に終わってしまった、

なんてことはざらにあります。

 

ではこの春休みの勉強を充実したものにするためには、

どんなことを意識して過ごしたらよいのでしょうか?

 

 

勉強における春休みの一番の役割は、

「ととのえること」だと思っています。

 

色々な考え方があると思いますが、

私はこの表現が一番しっくりきます。

 

・今までやってきたことを整理する。

・新学年に向けて体制をととのえる。

 

そんなイメージです。

 

新学年の勉強をスムーズに進められるよう、

旧学年の勉強の積み残しをきちんと整理し、

弱点をしっかりと補っておくことが大切になります。

 

 

ただ、大手塾に通っていると、

春休みは春期講習として、

新単元を含むカリキュラムが進行していきますよね。

 

それはもちろんやる必要があるわけですが、

並行して弱点補強もぜひこの時期にやっておきたいのです。

成績を伸ばすには

いずれどこかでやらなくてはいけないものなのですから。

 

幸い春休みは比較的時間があります。

それに対して塾の課題は比較的(夏や冬に比べて)少ないです。

いわばのような時期です。

 

人と同じことをやっていても成績は伸びないので、

ライバルが比較的油断しがちなこの春、時間のあるうちに、

しっかりやっておくことをお勧めします。

 

 

ではどの教科をやるのがよいか?

補強を一番お勧めしたい教科は算数です。

 

仮に算数が苦手教科ではなくても、

相対的に弱いと自覚のある分野については

このタイミングでやっておくとよいでしょう。

 

その理由として、

算数は積み重ね型の教科だから

というのが挙げられます。

 

算数では、前の学年の内容がベースとなり、

次の学年の内容を学習します。

 

つまり、前の学年に積み残しがあると、

すんなり次の学年の内容に入っていけないんですね。

 

このあたりは、理科の知識問題や、社会とは違うところです。

 

時間的に全部の分野はできなくても、

「平面図形を特訓する」

のように、1~2分野をやるだけでも違います。

 

春は弱点補強に取り組むべき時期だということを理解して、

1つでも2つでも潰していくのが肝心です。

 

 

算数と同様の理由で、理科の計算が絡む分野もお勧めです。

「電気が苦手」「水溶液のことがあまり分かっていない」

みたいなことがあれば、

ピンポイントでその分野を補強しておきましょう。

配点的に算数より優先度を下げてよいですが、

やっておくことの効果は高いです。

 

 

あと、国語が苦手というお子さんの場合、

大きな成果を狙うなら国語の読解問題の特訓もアリです。

 

国語は、他教科のように細かく分野が分かれているわけではないので、

やった分だけ比例的に成果が出るというものではありません。

 

しかし細かく分野が分かれていないからこそ、

体得した「コツ」はまんべんなく使えるコツだったりします。

つまりひとたびコツをつかむと大きな成果が出る傾向にあります。

 

だから得点力劇的アップのきっかけをつかむために、

この春に少し頑張ってみてもよいかもしれませんね。

 

ただし国語の読解問題については、

他教科のように同じものを繰り返すことにあまり意味はなく、

新たな文章に触れる方が効果的です。

そのことは念頭に置いといてください。

 

 

ちなみに、弱点補強が大切なのは、

春休みに限った話ではありません。

 

逆に言えば、全部を春休みにやる必要もありませんが、

新学年になり、なるべく早い段階で取り組んでおいた方がよいのは事実です。

 

だから新学年の入口であり、時間もある春休みには、

弱点補強に少しずつでも着手しておきましょう。

 

 

弱点補強は、別の角度から見ると

「基礎固め」ということもできます。

 

先日、

高校別の東大合格者数ランキングについて分析する機会がありました。

 

ランキングにはいくつか特徴的な変動があったのですが、

この変動の理由は、

2020年春の学校の休校・塾の休業の時期に、

きちんと基礎固めをできる環境にいた子/そうでなかった子、

この差が出たことが大きかったと思っています。

 

東大入試でも、

基礎固めは大事なんだなと改めて思いました。

 

中学受験の勉強であれば言わずもがな大切です。

 

特に新6年生であれば、

大手塾の算数のカリキュラムは5年生のうちに

一通り単元学習が終了しているものが多いので、

その基礎の部分をしっかり固められるかどうかで

この先大きく差がつくことになります。

 

新学年、右肩上がりで成績を伸ばしていけるように、

春の弱点補強・基礎固め、ぜひ頑張ってくださいね。

 

 

それでは!

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