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【中学受験】志望校に合格するための小5秋の過ごし方3つのポイント!

皆さん、こんにちは。

個別指導塾テスティーの繁田です。

今回は受験の合否に大きく影響する小学5年生の秋の過ごし方についてお話させていただきます。

この時期に親子がストレスを抱えてしまい、「中学受験なんてもう嫌だ!」ってなってしまうのか、しっかりとコツコツ勉強して成果に繋げることができるのかというのは、親が正しい知識を持っているかにかかっています。

そこで、今回は小5の秋にしっかりと成果を出せるような勉強をするための親としての心構えやお子さんの過ごし方について、事例とともにお話させていただきます。

小5の秋にありがちな問題1:親子間の意識の隔たり

小5の秋になると、保護者の方たちには、「受験まであともう1年しかない」といった焦りが生じてきます。一方で、お子さんはそこまで焦っておらず、焦る親と能天気な子供という対比構造が生まれてしまうことが多いのです。

さらに、これくらいの時期には、子どもによっては反抗期になってしまう子どもも出てきます。親の言うことに対して反抗するようになって、親としては一層、腹立たしい状況になってしまいます。

この、受験があと1年に迫っているのにも関わらずまだのんびりしている子供の状態というのは、子どもの精神年齢によるものが大きく、精神年齢が幼い子は、自分を律して頑張るのがまだまだ難しいのです。

そのため、まず、親御さんが「お子さんの成長を辛抱強く見守ること」を心がけてほしいのです。

お子さんがのんびりしている様子を見ていてイライラしてしまったり、反抗期で言い返されて本当に腹が立ったりしてしまうのでしたら、なるべくお子さんと距離を離してみるのもいい方法です。

例えば、図書館や塾の自習室に行かせたり、自分が子供に言いたいことを、塾の先生などを上手く使って間接的に伝えたりすると効果的な場合があります。

このような物理的作戦も駆使してストレスを溜め込まないようにしてください。お母さんがストレスに感じていることは、同じくらいお子さんもストレスに感じているはずです。親子間で意識の隔たりがあるのは、ある意味仕方がないと思い、気長に見守るのが大切です。

小5の秋にありがちな問題2:夏季講習の成果を実感できない

夏期講習の時は頑張っていたけれど、9月10月11月になってなかなか成績に反映されないと、親としては、やはり焦りを抱きます。

そして、親が焦るあまり、子供が勉強しているとき、「いつまで休憩しているの?すぐ勉強しなさい!」「あれだけ頑張ってもなんでこんな結果なの!」というような子どもの能力を全否定するようなことをうっかり口出してしまいがちになります。

これは、親御さんたちの潜在意識の中に、夏にこれだけ勉強したのだから成績が伸びるはずだという思い込みがあるからです。

しかし、頑張っているのは我が子だけではなく、他のお子さんも頑張っているわけです。さらに、秋以降の単元は、夏期講習では扱わなかった新しい分野がたくさん登場します。

そういうわけで、必ずしも夏の頑張りが秋の成績に直結するとは限らないのです。そのため、秋以降のテストの結果分析は夏季の取り組みとは一旦切り離して考えてあげる必要があります。

成果がなかなか出ないというのはお子さん自身も辛いものです。そんなお子さんに、上記の事実を伝えてあげて、お子さんのお気持ちを受け止めてあげた上で、さらに、「夏はこんな改善ができたのではないかな」というように、子ども自身に考えさせて次の行動の改善につながるような声掛けができると完璧です!

小5の秋にありがちな問題3:新単元がたくさん登場し消化できなくなる

特に小5の算数のカリキュラムは、どの塾でも、基本的に難易度が高くなっています。初めて習うことや、新しい解法がたくさん登場し、しかも前の単元ができないと次の単元にも影響するような形で進んでいくのです。

例えば、速さの単元では、旅人算を過ぎるとその先はとても難易度が高くなりますし、そもそも、旅人算をするためには、シンプルな「速さ」の単元を理解している必要があります。さらに、図形や速さの問題に割合が絡んだり、仕事算は速さの考え方を用いたり…とにかく複雑怪奇なわけです。

これまでセンスだけでやってきた子も、勉強の型が身についていないせいで、一気に調子を崩してしまうことがあります。そのため、センスの有無に関わらず、小5の秋はしっかりと勉強の型を見直すいい機会になると思ってください。

算数は思考力系の教科だと思われがちです。しかし、小5の秋にやる単元は基本的にやり方を覚えるものが中心ですから、やりっぱなし、授業で聞きっぱなし、宿題を解きっぱなしにしておいてはいけません。解法を理解したうえでしっかりと暗記して定着させる、そしてそのうえで問題演習をこなしていくことが大切なのです。復習できないくらいであれば、問題量を削ってでも復習する時間をとることが大切です。

算数に関しては、基本的に小5の間ですべての単元の学習が終了します。それをベースにしたうえで、小6の応用問題があるので、ここで定着させることを怠ると、また過去の内容からやり直さなくてはいけない羽目になります。だから、小5の秋にやり方を固めることは二重三重の意味で大事なわけです。

そのため、ぜひ親御さんにお願いしたいのは、子どもが何をやってそれの復習がちゃんと出来ているのかを管理してあげることです。

なかなか子どもさんが、自分自身で定着に至るレベルまで管理して復習するのは難しいことです。ぜひ、お母さんの方から見てあげて褒めるところはちゃんと褒めてあげた上で指摘をする、といったバランスの声掛けをしてあげてください。

お子さんとの意識の隔たりでムカついてしまう瞬間があるかもしれません。しかし、決して子どもを問い詰めるのではなく、必要なことをするように促すマネージャー役に徹するということをぜひやってあげてほしいのです。

最後に

小5の秋は、受験をやめようかなという相談を含めて相談が絶えなくなるような時期です。しかし、ここを乗り越えれば、親子関係も一層強くなりますし、その先小6に向けて加速していけることにもなります。

この秋は試練になると思いますけれども、ぜひ頑張っていただけたらと思います。

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