やり抜く力の育て方
おはようございます。
個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。
先日株式会社アースホールディングスの國分社長とお会いしました。
この記事の読者は女性が多いと思うのでご存知かもしれませんが、
アースホールディングスといえば、
フランチャイズの美容室「HAIR & MAKE EARTH」を日本全国に240店舗展開していて、
総従業員数は約3000名にもなる大きな会社です。
その頂点に立つ國分社長にお会いしてお話を伺う機会を得られました。
面白い話が聞けたので、この記事でもシェアしたいと思います。
國分社長は、10億円の豪邸に住み、フェラーリを所有しています。
年収も数億円という、大金持ちです。
ですが、生活が超ストイックで、今でも電車通勤しているそうなんです。
フェラーリ持ってるのに(笑)
家が近かったので、もしかしたら電車で会うかもしれない(笑)
飛行機はエコノミー、新幹線も自由席とのこと。
じゃあなんで10億円の豪邸に住み、フェラーリを持っているのか?
それは、従業員に夢を見させるためなんだそうです。
美容師でも頑張ればこれだけの成功を収めることができる。
そう思ってもらうことで、従業員たちをやる気にさせる。
つまりは事業の発展のためなのです。
事業の発展につながらない金は使わない、ということみたいですね。
電車移動についてはお金で時間を買うという発想になっても良さそうですが(あと痴漢冤罪防止のため)、そこは質問しそびれました。
また、典型的な一日の過ごし方も聞いてみました。
こんな感じだそうです。
・5時に起床
・6時半に出社
・朝食昼食をとらない
・18時まで仕事
・クライアントと会食
・23時に帰宅
・24時に就寝
還暦を過ぎた大社長でこの働き方……
自分の生活スタイルを見直さなきゃと痛感しました(苦笑)
しかも20代の頃は、こんな感じで元日以外の年364日働いていたそうです。
國分社長とお会いして、
こういう「情熱」を持っている人が成功する人なんだなとあらためて確認できました。
仕事が楽しくて、好きで、夢中になってやっているんですよね。
お金のためではないということは上記の通りです。
お金持ちになってしまったのはあくまで付随的な結果で、それ以上に好きだからやっています。
だからどこまででも粘り強くやり込むことができる。
だから成功してしまう。
スタンフォード大学の心理学者キャサリン・コックスは、「偉大な人とふつうの人の決定的な違いは動機の持続性」と言いました。
そして、「GRIT やり抜く力」の著者で、ペンシルベニア大学の心理学者アンジェラ・ダックワースは、この「動機の持続性」とは「情熱」と「粘り強さ」でほぼ説明できると言っています。
「情熱」とは、明確な目標に向かって努力することや、目新しさを求めて新しいものに飛びつかないことです。
「粘り強さ」とは、目標を決めたらそれを守り抜こうとすること、障害にぶつかってもあきらめずに取り組むことです。
私から見て、國分社長はまさにそういう方でした。
では、こういった力はどうすれば身につけることができるのでしょうか?
それは実際にそういう経験を積み重ねるのが一番です。
イヤイヤやらされる勉強や習い事ではなく、本人が選び、好きになれる活動に熱中させましょう。
それがたまたま勉強であれば塾をやっている身としては嬉しいですし、
中学受験をする子であればこの大変な戦いをやり抜いた経験をさせてやりたいと思います。
でも、勉強でなくても水泳でもピアノでもなんでも良いのです。
何か1つ以上、お子さんがこれと決めたことを徹底的にやる経験をさせてあげてください。
アンジェラ・ダックワースは、子供には1つのことを2年以上やり続けた経験が必要だと言っています。
また、学生時代に課外活動をやり抜いた経験も重要だと言っています。
そうした経験の積み重ねが、「情熱」と「粘り強さ」の集合体である「やり抜く力」を育てるそうです。
あなたのお子さんが、やり抜きたいと思うことは何ですか?
ぜひそれをサポートしてあげてくださいね。
それでは。