成績アップを引き出す秘訣は「○○」の良さ!
おはようございます。
個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。
卒業生と講師のつながり
先日元講師2人と飲み会をしてきました。
左の男性の方の元講師は、就職に伴いテスティーを卒業して早5~6年経ちますが、社会に出てからも元気に頑張っているそうです。
女性の方は、左の元講師の教え子で、元生徒でもあります。大学生になってからは講師としても活躍し、この春から社会人として頑張っています。
最近、テスティーの卒業生たちの「当時」と「今」を特集した冊子を作ったのですが、その時の取材がきっかけで今回の飲み会をやろうという話になりました。
講師の数も生徒の数も増えてきたテスティーですが、いまだにこうやって一人ひとりの講師・生徒と繋がりを作れているのはありがたいことだなと思っています。「Webサイトに載っているのを見たことがあるだけの遠い人」にはなりたくないですからね(笑)
成績アップのために大切なこと
さて、テスティーの講師には、彼女のように元生徒だった子がかなりの割合でいます。
それは、生徒たちの成績アップのためにあることを心がけているからです。すると、結果として卒業してから講師になってくれる子が多くなりました。
そういった卒業生講師たちは、「こういう風に勉強をしよう」というテスティーのやり方を身につけているので、講師として働くときにも即戦力になってくれることが多いです。
塾としてはありがたい限りで、気づけば一石二鳥の戦略になっていました。
居心地の良い空間づくり
みなさんは、その「成績アップのため」に私たちがしていることは何だと思いますか?
その答えは、「居心地の良い空間にしよう」ということです。
「塾の居心地の良さ」は、成績アップのために欠かせない要素だと私たちは考えています。
心理的安全性の重要性
ちょっと話は変わりますが、以前アメリカのGoogle社(正式社名は「アルファベット」)は、社員の生産性を極限まで高めるための生産性向上計画を行いました。
この計画は「プロジェクト・アリストテレス」と呼ばれ、同社の「人員分析部」によって実施されました。
人員分析部では、生産性の高いチームに共通するパターンを探しました。
しかし、同じ生産性が高いチームでも、「社外でも仲良く付き合う友達同士」のようなチームもあれば、「まともに会話するのは会議室の中だけ」というチームもありました。
「強いリーダーのもとに階層的な人間関係」のチームもあれば、「フラットな人間関係」のチームもありました。
「仕事中に雑談したりコミュニケーションが多い」チームもあれば、「仕事中は私語厳禁」といった雰囲気のチームもあったそうです。
では、結局はチームの問題ではなく個人の能力の問題かというと、同じ人があるチームでは優秀な働きをしているのに、別のあるチームではそうではないケースもあったりしたそうです。
そして、目立ったパターンが見出せずに困り果てたGoogleの人員分析部では、集団心理学に関する学術論文など、アカデミックな調査結果を再度深く当たってみることにしたそうです。
その結果浮かび上がってきたのは、「心理的安全性(psychological safety)」と呼ばれる安らかな雰囲気をチーム内に育めるかどうかが、成功の鍵だということでした。
つまり「こんなことを言ったらチームメイトから馬鹿にされないだろうか」、あるいは「リーダーから叱られないだろうか」といった不安をチームのメンバーから払拭することが、メンバーのパフォーマンスを引き出すためには重要だったのです。
「会話をするのは会議室だけ」とか「私語厳禁」とかも、仲が悪いからということではなく、ありのままの自分が居心地が良いのがそういった付き合い方や働き方だったというだけのことなのでしょうね。
教育と心理的安全性
この話を聞いたとき、これって教育に置き換えてみても同じことが言えるんじゃないかなと思いました。
「こんなことを言ったらクラスメイトに馬鹿にされないだろうか」あるいは「先生から叱られないだろうか」といった不安を持っていたら、果たしてその子は伸びるでしょうか?
答えは明らかですよね。
安心してチャレンジと失敗ができる環境であること。それが大切なのです。
だからテスティーでは、生徒たちが居心地の良い空間を作ろうとしています。
家庭でも活かせる考え方
小さなことで言ったら、「講師たちの服装がゆるい」とか(笑)テスティーではあえて講師たちに私服で来てもらうようにしています。
「塾」というよりも、「勉強カフェ」といった雰囲気にして、「先生」というより「先輩」といった距離感にしたいなと思っているからです。
そして、「指示」や「命令」ではなく、「相談」に乗りながら、生徒たちを導いていくことを心がけています。
これってご家庭でもきっと役立つ考え方なんじゃないでしょうか。
「こんなことを言ったらお兄ちゃんに馬鹿にされないだろうか」あるいは「お母さんから叱られないだろうか」といった不安を持っていたら、、、ね?伸びなさそうでしょ?
残念ながら、「家が居心地が悪い」から「やたら早く塾に来る」「なかなか帰ろうとしない」子ってときどきいます。
特に受験学年の子にありがちです。「家にいるとお母さん(お父さん)がうるさいから…」だそうです。
心配になってついつい口うるさくなってしまう気持ちはわかりますが、、、それではお子さんの持っている本来のパフォーマンスが発揮されないので、もったいないですよ。
塾も家庭も、子どもにとって居心地の良い空間にすること。
特に受験が近くなって、緊張感が高まってくる時期には、大切なことだと思います。
ぜひ意識してみてくださいね。
それではまた!
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