塾長ブログ

「塾に通っているのに成績が伸びない…」理由

こんにちは。個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。

塾に通っているのに成績が上がらない理由

以前テスティーの入会オンライン説明会を実施し、80組のご家庭からお申込みをいただきました。その後、多くのご家庭から個別面談の希望がありました。現在の塾にお通いのまま個別の追加を希望されるご家庭もあれば、現在の塾を辞めて転塾希望されるご家庭もありましたが、共通しているのはもちろん「現状に満足していない」ということです。そして、その理由の大半は「成績不振」でした。

中には「親が頑張ってフォローして良い成績をキープしているが、限界を感じて」といったご家庭もありましたが少数派。ほとんどのご家庭は成績が上がらないことに対してお悩みでした。こうした成績に関してのお悩みがあるのは、お問い合わせをいただかなかったご家庭でも多くの場合共通するのではないかと思います。

成績が上がらない理由3選

1. 自習の時間を確保できていない

塾に行きさえすれば良い、授業を受けてさえいれば良い、と思っている、ということです。残念ながらこうした子がとても多いです。当たり前ですが、塾に行って授業を受けただけでは習ったことができるようにはなりません。内容を理解し、記憶に定着させるためには、自分で問題をやってみて、できなかったことは再度解説を見たりノートを見たりして復習をすることが必要です。

そうしたアウトプットをしないと、塾で授業を受けて「なるほど、分かったぞ」という感覚になっても、いざ問題を解こうとしたときに「あれ、どうやるんだっけ???」となってしまうのです。ですから、授業時間外の家庭学習が重要になってきます。

料理本や料理動画を見ただけでは料理は上達しませんよね?実際に自分で材料を用意して作っていく中で上達していくわけです。プロサッカー選手の華麗なプレイを見ただけでは真似できませんよね?何度も練習をするから徐々に身につけていくことができるのです。これは勉強も同じです。

2. 素直じゃない

これは、先生の指導になかなか従わず、我流を貫こうとするということです。「まずは言われた通りにやってみよう」という気持ちがあまりない状態ですね。やはり、成績の上がる生徒に共通しているのは、「良いやり方を真似する」ということです。

まずは先生のやり方を真似して解いてみよう。この前指摘されたから、途中式はちゃんと綺麗に書き残しておこう。など、素直なんですね。

守破離という言葉を聞いたことがありますか?武道の教えの一つなのですが、簡単に説明すると、まずは師匠の教えを忠実に守り、徐々にそれを発展させ、やがては独自のやり方を確立していく、といった考え方です。

3. 方向性が頻繁に変わる

これは、先ほどまでの話とは打って変わって、素直すぎるが故とも言えますが、ことあるごとに方針を変えようとするのは要注意です。例えば、転塾を繰り返したり、使用する教材や問題集をすぐに変えてしまったり、模試の結果が返却される度に志望校を変えようとしたり、といったことが挙げられます。

大事なのは「何を選択したか」ではなく、「選択した後どう取り組むか」です。どんな選択をしても、それを「正解だった」と思えるように取り組めば、間違いなく成果につながります。一度決めた方針ややり方で、まずは一定の期間頑張ってみるようにしましょう。

まとめ

塾に通うというのは、それなりの時間とお金を、言ってしまえば投資するわけですから、塾に通うからには、そこで得られる最大の成果を得たいですよね?そのためには、皆さんとお子さんの能動的な努力が必要です。

塾はディズニーランドではありません。そこに行くだけで夢を叶えられたり、望む何かを得られたりする場所ではありません。お金を払えば幸せな未来を売ってくれる、なんてことはないのですね。

私たち指導者も、生徒の学力を伸ばすために精一杯サポートしています。でも、私たち塾は全ての子を精一杯サポートしていますから、塾のサポートでは「同じ塾の他の子を追い抜く」ことは不可能です。他の子も同じサポートを受けているのですから、それはそうですよね?

お子さんの目標達成には、本人の努力と、それを引き出すご家庭のサポートが必要不可欠です。今回3つお話しした内容のうち一つでも心当たりのあるものがあれば、改善していきましょう。

それでは。

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