法政大学中学校 2026年度 入試傾向と対策|完全解説

法政大学中学校の2026年度入試傾向と対策を、塾講師が徹底解説します。 法政大学中学校 2026年度入試の算数・理科・社会の出題傾向を、塾講師が徹底解説。

本校の入試傾向

🎯 要点: 法政大学中学校の入試は、算数50分、理科・社会35分で実施され、各教科で基礎から応用まで幅広い分野が出題されます。 問題文や図表、グラフ、会話文など多様な形式の資料を正確に読み解き、知識を応用して論理的に思考する力が求められます。 特に社会では記述問題、理科では実験考察、算数では複雑な応用問題が合否を分けるため、総合的な学習と対策が必要です。

法政大学中学校の入試は、基礎学力の確実な定着はもちろんのこと、そこから一歩踏み込んだ思考力や応用力を重視する傾向が見られます。受験生の皆さんが小学校で学んできた知識を、いかに活用し、未知の問題に対応できるかが問われる試験と言えるでしょう。

試験時間と大問構成

2026年度入試では、算数が50分、理科と社会がそれぞれ35分という試験時間で実施されました。この時間配分から、算数には比較的じっくりと取り組む時間が与えられている一方で、理科と社会は限られた時間の中で効率よく問題を解き進めるスピードと正確さが求められることがわかります。

各教科の大問構成は以下の通りです。

  • 算数: 大問6題で構成され、計算問題から始まり、割合や速さといった文章題、場合の数、そして図形問題や規則性の問題まで、幅広い分野からバランス良く出題されています。特に後半の大問では、複数の知識を組み合わせる応用問題や、思考力を要する問題が多く見られます。
  • 理科: 大問5題で構成され、物理、化学、生物、地学の主要4分野から満遍なく出題されています。実験結果の考察やグラフの読み取り、会話文形式で知識を問う問題など、多様な形式で出題されるのが特徴です。基礎知識の理解に加え、与えられた情報を正確に分析し、論理的に考える力が重要になります。
  • 社会: 大問3題で構成され、地理、歴史、公民の各分野から出題されています。地図やグラフ、写真、文章資料など、多種多様な資料を読み解く問題が中心です。現代社会の出来事や課題に関する時事問題も含まれることがあり、日頃から社会への関心を持つことが大切です。

出題形式と求められる力

法政大学中学校の入試では、単に知識を問う一問一答形式の問題だけでなく、様々な形式で受験生の能力を測ろうとしています。

  • 資料読解力: 理科の実験データや社会の地図・グラフ・文章資料など、多くの問題で与えられた資料を正確に読み解く力が不可欠です。資料の中から必要な情報を抽出し、それを基に考察を進める練習を積んでおく必要があります。
  • 思考力・応用力: 算数では、複雑な条件設定の文章題や、図形問題におけるひらめきと論理的な思考が求められます。理科では、実験の目的や結果から法則性を導き出す力、社会では、資料の背景にある歴史的・地理的・公民的な意味を理解し、自分の言葉で説明する力が問われます。
  • 表現力: 社会では、資料を基にした記述問題が複数出題されます。自分の考えや資料から読み取った情報を、採点者に伝わるように的確な言葉で表現する練習が重要です。理科でも、グラフ選択問題など、視覚的な情報から適切な判断を下す力が求められます。
  • 基礎知識の定着: どのような応用問題も、その土台には確かな基礎知識があります。各教科の基本的な用語、概念、計算方法などを正確に理解し、いつでも引き出せるようにしておくことが大前提となります。

難易度と対策のポイント

全体的な難易度としては、基礎的な知識を問う問題から、高い思考力と応用力を要求する問題まで、幅広く出題されています。合格のためには、基礎問題で確実に得点し、応用問題に果敢に挑戦する姿勢が求められます。

  • 算数: 計算ミスなく正確に解き進める力に加え、図形問題や規則性の問題では、多様な解法パターンを身につけ、柔軟な発想で取り組むことが重要です。特に後半の難易度の高い問題では、部分点も意識しながら、途中式や考え方を整理して解答する練習も有効です。
  • 理科: 物理・化学・生物・地学の全分野を偏りなく学習し、基礎知識を定着させることが第一です。その上で、実験問題やグラフ問題では、なぜそのような結果になるのか、どのような法則が隠されているのかを深く考察する習慣をつけましょう。
  • 社会: 地理・歴史・公民の各分野の知識を体系的に整理し、それぞれの関連性を理解することが大切です。資料問題では、与えられた情報だけでなく、その背景にある社会の動きや人々の暮らしにも目を向け、多角的に考察する力を養いましょう。記述問題対策としては、要点をまとめて簡潔に表現する練習を繰り返すことが効果的です。

法政大学中学校の入試は、単なる暗記力だけでなく、考える力、読み解く力、そして表現する力を総合的に評価する試験です。日々の学習を通じて、これらの力をバランス良く高めていくことが、合格への鍵となるでしょう。

教科別対策のポイント

🎯 要点: 法政大学中学校の2026年度入試は算数50分・理科35分・社会35分の構成で、各教科とも基礎〜標準レベルの知識を正確に使いこなす力が問われます。 算数は計算力と図形・場合の数を中心に、理科は生物・化学・物理・地学の4分野バランスよく、社会は地図読解・歴史の流れ・時事問題を組み合わせた対策が必要です。 いずれの教科も「選択肢から選ぶ」「記号で答える」形式が多い一方、社会では記述式の説明問題も出題されるため、書く練習を怠らないようにしてください。


教科 試験時間 出題傾向の特徴
算数 50分 計算・文章題・図形・場合の数・立体切断など多岐にわたる構成
理科 35分 生物・化学・物理・地学の4分野から均等出題、選択式中心
社会 35分 地図記号・地理・歴史・時事問題を組み合わせ、記述問題あり

算数:計算の正確さと多分野への対応力を鍛える

出題傾向

2026年度の算数は試験時間50分で、大問6題構成です。大問1・2は計算・小問集合、大問3以降は場合の数・図形・立体・テープのつなぎ合わせといった応用問題が続きます。出題分野は非常に幅広く、分数・小数の混合計算、割合・食塩水、速さ(旅人算・流水算)、場合の数(カードを並べる組み合わせ)、平面図形の比、立体の切断と体積、規則性(数の組の列)など、小学算数のほぼ全範囲がカバーされています。

重点単元と対策

① 計算力の徹底強化

大問1・2の計算問題は、分数・小数・四則混合・逆算など複雑な式が並びます。ここで確実に得点することが合格への近道です。毎日10〜15分、計算ドリルを続けてください。特に、分数のわり算を含む式や、かっこが入り組んだ式の計算順序を間違えないよう、「かっこの中から先に」「×÷を先に」というルールを体に染み込ませましょう。

② 割合・食塩水・速さの文章題

2026年度では食塩水の濃度変化(水を加えて一部捨て、さらに水を加える)や流水算(川の流速が変わるパターン)が出題されています。これらは「操作を順番に図で整理する」習慣が大切です。食塩水の問題は「食塩の量は変わらない」「水を加えると全体量が増える」という2点を軸に、表を書きながら解く練習をしてください。流水算は「上りの速さ=静水の速さ-流速」「下りの速さ=静水の速さ+流速」の公式を使いこなせるよう、類題を10問以上解いておきましょう。

③ 場合の数(カードの並べ方・3の倍数)

2026年度では「数字カードを並べて3の倍数をつくる」問題が2問出題されています。3の倍数の判定条件(各位の数の和が3の倍数)を知っているかどうかで解きやすさが大きく変わります。「0を含む場合」と「含まない場合」で場合分けのやり方が違うので、両パターンを練習しておいてください。樹形図を丁寧に書く習慣も大切です。

④ 平面図形・立体の切断

2026年度では正六角形の辺の比・面積比を求める問題と、立方体を3点を通る平面で切断する問題が出題されています。立体の切断は「切り口の形を正確に描く」ことが最初のステップです。「同じ面上の2点を結ぶ」「平行な面には平行な切り口ができる」という2つのルールを使って、補助線を引く練習を繰り返してください。切断後の体積は「全体から引く」方法が有効なことが多いです。

⑤ 規則性・テープのつなぎ合わせ

数の組の列や、テープを順番につないだときの全体の長さを求める問題は、「1セット(3枚)ごとのパターン」を見つけることが解法の鍵です。まず1セット分の長さを計算し、何セット分+端数何枚かに分解する方法を身につけてください。

過去問演習時の注意点

50分という試験時間は、大問6題をすべて解くにはやや余裕がない設定です。大問1・2の計算問題を素早く正確に片付け、後半の応用問題に時間を残す時間配分を意識してください。過去問を解くときは必ず時間を計り、「どの問題にどれだけ時間をかけたか」を記録する習慣をつけましょう。


理科:4分野バランスよく、用語と仕組みの両方を覚える

出題傾向

2026年度の理科は試験時間35分で、大問5題構成です。大問1が各分野の小問集合(生物の進化・植物の分類・光合成・金属の性質)、大問2が物理(ボールの運動・グラフ読み取り)、大問3が化学(水溶液の性質・実験操作)、大問4が生物(アサガオの観察・花のつくり・光周性)、大問5が地学(天体・太陽系)という構成です。選択式(記号選択)が中心ですが、用語を答える問題や「理由を選ぶ」問題も含まれます。

重点単元と対策

① 生物分野:植物の分類・花のつくり・動物の進化

植物の分類(種子植物→被子植物→双子葉類・単子葉類→合弁花類・離弁花類)の系統図は、図を自分で書いて覚えることが最も効果的です。「合弁花」と「離弁花」の代表的な植物(アサガオ・タンポポ・キクが合弁花、アブラナ・ホウセンカ・サクラが離弁花など)を具体例とセットで覚えてください。花のつくり(柱頭・子房・胚珠・葯など)は断面図を見ながら各部位の名前と役割を確認しましょう。

動物の進化(地質時代の出来事の順序)は、「カンブリア紀の無脊椎動物の爆発的出現→魚類・両生類の出現→シダ植物の大森林と昆虫→恐竜・海生爬虫類の繁栄→恐竜の絶滅→哺乳類の繁栄」という大まかな流れを年表形式で整理してください。

光合成の式(二酸化炭素+水→ブドウ糖+酸素)は、「何を吸収し、何を放出するか」という方向性も含めて正確に覚えましょう。

② 化学分野:水溶液の性質・実験操作

2026年度では、4種類の水溶液(塩酸・アンモニア水・塩化ナトリウム水溶液・水酸化カルシウム水溶液)を複数の実験結果から特定する問題が出ています。「リトマス試験紙の色変化」「加熱後の残留物」「二酸化炭素との反応」「スチールウールとの反応」「アンモニアの刺激臭」など、各水溶液の特徴を一覧表にまとめて覚えてください。

実験操作の名前(ろ過・蒸留・電気分解・昇華法)も確実に覚えましょう。ろ過の手順(ガラス棒を使う・ろうとの先をビーカーの壁につける)も問われることがあります。BTB溶液の色変化(酸性→黄、中性→緑、アルカリ性→青)は必須知識です。

金属の性質(鉄・アルミニウム・銅・亜鉛・金・銀・ニッケルの用途と特徴)は、日常生活と結びつけて覚えると忘れにくくなります。「電気を通しやすい→銅」「軽くてさびにくい→アルミニウム」「防菌作用→銀」など、キーワードと金属名をペアで整理してください。

③ 物理分野:グラフの読み取りと速さの計算

2026年度では、ボールが斜面・水平面・芝生上を移動するときの「速さと時間のグラフ」「移動距離と時間のグラフ」を選ぶ問題や、距離・時間・速さを計算する問題が出ています。「等加速度運動(速さが一定の割合で増える)」「等速運動(速さが一定)」「等減速運動(速さが一定の割合で減る)」の3パターンをグラフの形と対応させて理解してください。

距離=速さ×時間の公式は当然として、「グラフの面積が距離に対応する」という考え方も使えるようにしておきましょう。エネルギーの保存(同じ高さから転がすと同じ速さになる)という概念も、選択問題の根拠として問われています。

④ 地学分野:天体・太陽系

太陽・惑星・恒星の区別、太陽の日周運動(東から昇り西に沈む)の原因(地球の自転)、季節によって見える星座が変わる原因(地球の公転)は基本中の基本です。太陽系の惑星(水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星)の特徴(大きさ・衛星の名前・環の有無・大気の成分・表面の色)は、各惑星の「目立つ特徴」を1〜2個ずつ覚えておくと選択問題で確実に絞り込めます。

過去問演習時の注意点

35分という試験時間に対して問題数が多いため、知っている問題から素早く解く練習が必要です。選択式でも「なんとなく選ぶ」のではなく、「なぜその選択肢が正しいか」を説明できるレベルまで理解を深めてください。実験の手順や結果を読み取る問題は、問題文をゆっくり読む時間を確保しましょう。


社会:地図・歴史・時事の3本柱を連動させて学ぶ

出題傾向

2026年度の社会は試験時間35分で、大問3題構成です。大問1が地図記号・地域の特徴・ハザードマップ(地理)、大問2が明治〜戦後の女性参政権運動を軸にした歴史(資料読解・記述あり)、大問3がトランプ政権の政策を題材にした時事問題(国際機関・関税)という構成です。選択式・記号選択が多い一方、「説明しなさい」という記述問題も複数出題されています。

重点単元と対策

① 地図記号・地形図の読み取り

地図記号は、よく出る記号(学校・図書館・郵便局・警察署・消防署・寺院・神社・老人ホームなど)を地図帳で確認し、実際の地形図を見ながら「この記号は何を表しているか」を答える練習をしてください。2026年度では税務署・老人ホーム・交番・寺院の記号が出題されています。地形図から読み取れる地域の特徴(住宅街・商業地・工業地・農地など)を判断する問題も出ています。「地図に何が多く描かれているか」を観察する習慣をつけましょう。

ハザードマップの読み取りも重要です。「色の濃さが何を示すか」「どの地形が危険か」「なぜその場所が危険なのか」を地形と自然現象(河川の氾濫・台風・大雨)と結びつけて説明できるようにしてください。「減災」という用語も覚えておきましょう。

② 歴史:明治〜戦後の政治・社会運動

2026年度の歴史問題は、自由民権運動・大正デモクラシー・女性参政権運動という流れを軸に、関連する人物名(板垣退助・植木枝盛・平塚らいてう・市川房枝)・法律名(普通選挙法・治安維持法)・出来事(民撰議院設立建白書・青鞜の創刊)が問われています。

歴史の学習では、「いつ・誰が・何をした・なぜ」という4点セットで出来事を整理することが大切です。特に明治〜昭和の政治史は、法律の名前と内容・制定年をセットで覚えてください。資料(新聞の挿絵・演説文・統計グラフ)を読んで「何が問題になっているか」を読み取る練習も欠かせません。

記述問題では、「〜だから」「〜であるため」という理由の形で答えることを意識してください。「女性の割合が低い」という事実だけでなく、「なぜ低いのか」という原因まで書く練習をしましょう。

③ 時事問題:国際機関・国際条約・貿易

2026年度ではトランプ政権の政策を題材に、WHO(世界保健機関)・ICC(国際刑事裁判所)・パリ協定・関税(輸入品にかける税)・DEI(多様性・公平性・包括性)といった用語が問われています。時事問題は「なぜそれが問題になるのか」という背景まで理解することが重要です。

国際機関の名前と役割(WHO・UNICEF・UNHCR・IAEA・WTOなど)は一覧表で整理してください。関税については「輸入品の価格が上がる→国内産業を守る効果がある一方、輸入部品を使う国内メーカーのコストも上がる」という両面を理解しておきましょう。

時事問題対策として、小学生向けの新聞(朝日小学生新聞など)を週2〜3回読む習慣をつけることをおすすめします。記事を読んだあと、「これはどの教科の知識と関係するか」を考えると、知識が定着しやすくなります。

記述問題の対策

社会の記述問題は「資料を見て説明する」形式が多いです。答えを書くときは次の手順を守ってください。

  1. 資料(グラフ・地図・文章)から「事実」を読み取る
  2. その事実が「何を意味するか」を考える
  3. 「〜であるため、〜だと考えられる」という形でまとめる

字数制限がない場合でも、2〜3文でコンパクトにまとめる練習をしておくと、試験本番で時間を使いすぎずに済みます。

過去問演習時の注意点

35分という試験時間は、地図読解・歴史・時事の3分野を解くには余裕がありません。記述問題に時間を取られすぎないよう、「まず選択式をすべて解いてから記述に戻る」という順番で解くことをおすすめします。記述問題は白紙で提出するよりも、不完全でも何か書いた方が部分点を狙えます。

合格に向けた学習計画

🎯 要点: 法政大学中学校の入試は算数50分・理科35分・社会35分の構成で、各教科の特性に合わせた計画的な準備が合格の鍵です。 算数は計算力と図形・場合の数の応用力、理科は生物・物理・化学・地学の幅広い知識、社会は地理・歴史・時事の総合力が問われます。 受験本番(2月1日)から逆算し、12ヶ月前から段階的に学習を積み上げることで、確実に得点力を高められます。


試験の基本情報を押さえる

まず、法政大学中学校の試験構成を頭に入れておきましょう。2026年度第1回入試では、算数が50分・理科が35分・社会が35分で実施されました。算数は時間が長い分、大問数も多く、計算問題から図形・場合の数・立体切断・速さなど多彩な分野が出題されます。理科・社会はそれぞれ35分という短い試験時間の中で、幅広い分野の知識と思考力が問われます。

この試験構成を踏まえると、算数に最も多くの学習時間を割きつつ、理科・社会も知識の穴をつくらないことが合格への基本戦略です。


早期(受験12〜6ヶ月前):基礎固めと苦手単元の洗い出し

受験本番の2月1日から逆算すると、12ヶ月前は前年の2月ごろ、6ヶ月前は8月ごろにあたります。この時期は基礎力の徹底が最優先です。

算数(週5〜6日・1日60〜90分)

2026年度の算数では、計算問題・割合・速さ・場合の数・図形(平面・立体)・テープのつなぎ合わせなど、小学校算数の全範囲から出題されています。この時期にやるべきことは次の通りです。

  • 計算力の土台を固める:大問1の計算問題では、分数・小数の混合計算、逆算など複雑な計算が出題されます。毎日10〜15分の計算練習を習慣にしてください。ミスが多い場合は、途中式を丁寧に書く練習から始めましょう。
  • 割合・比・速さの基礎を完成させる:大問2では食塩水・速さ・比の問題が出題されています。これらは中学受験算数の核心です。公式の丸暗記ではなく、「なぜその式になるのか」を理解することを重視してください。
  • 図形の基本性質を整理する:正六角形の性質・立体の切断など、図形問題が複数出題されています。平面図形では面積比、立体図形では切断面の形と体積の求め方を、この時期に基礎から丁寧に学んでおきましょう。

目安:1週間のうち4〜5日は基礎問題集、1〜2日は苦手単元の集中練習に充てます。

理科(週3〜4日・1日40〜60分)

2026年度の理科は、生物・物理・化学・地学の4分野からバランスよく出題されています。大問1では地球の歴史・植物分類・光合成・金属の性質など幅広い知識問題が並び、大問2では物体の運動(速さ・距離・グラフ)、大問3では水溶液の性質、大問4では植物の観察実験、大問5では天体が扱われています。

  • 生物分野:植物の分類(被子・裸子・シダ・コケ)、動物の分類(セキツイ・無セキツイ)、光合成の仕組みを教科書レベルで完全に理解してください。
  • 化学分野:水溶液の性質(酸性・アルカリ性・中性)、リトマス試験紙・BTB溶液の変化、気体の発生と性質を整理しましょう。
  • 物理分野:速さ・時間・距離の関係、グラフの読み取りは必ず練習してください。
  • 地学分野:太陽系の惑星の特徴、地球の自転・公転、季節と星座の関係を覚えましょう。

目安:1回の学習で1分野を集中して取り組み、週に2〜3分野をローテーションします。

社会(週3〜4日・1日40〜60分)

2026年度の社会は、地理・歴史・時事の3分野が出題されています。地図記号の読み取り、ハザードマップ、近現代史(自由民権運動・女性参政権運動)、時事問題(国際情勢・環境政策)と、知識だけでなく資料を読み解く力も必要です。

  • 地理:地図記号の暗記、各都道府県の産業・気候の特徴を整理してください。
  • 歴史:明治〜現代の政治・社会の流れを年表で整理しましょう。特に近現代史は毎年出題されています。
  • 時事:日頃からニュースに関心を持ち、国際機関の名称・役割(WHO・ICC など)、環境問題(パリ協定など)を押さえておきましょう。

目安:地理・歴史・時事を週ごとにローテーションし、各分野の基礎知識を固めます。


中期(受験6〜3ヶ月前):過去問演習の開始と弱点補強

8月〜11月ごろにあたるこの時期は、過去問演習を本格的にスタートさせます。

過去問の取り組み方

  • まず1年分を時間を計って解く:算数50分・理科35分・社会35分という試験時間を厳守して解きましょう。時間内に解ける問題数・解けない問題数を把握することが最初の目標です。
  • 採点後は必ず「なぜ間違えたか」を分析する:知識不足なのか、計算ミスなのか、問題の読み間違いなのかを区別してください。それぞれ対策が異なります。
  • 過去問は週1回のペースで取り組む:残りの時間は弱点補強に充てます。

優先的に強化すべき分野

  • 算数:場合の数(3の倍数になる整数の数え方)、立体の切断と体積計算、速さの応用(流水算・旅人算)は、この時期に集中的に練習してください。大問2の小問群は得点源になるため、確実に解ける力をつけましょう。
  • 理科:グラフの読み取りと記述(速さ・距離・時間の関係)、水溶液の実験問題(操作の名称・気体の性質)は、知識だけでなく「なぜそうなるか」を説明できるレベルまで理解を深めてください。
  • 社会:記述問題(ハザードマップの危険性の説明、歴史的事象の理由説明など)は、この時期から練習を始めましょう。キーワードを使って2〜3文でまとめる練習が効果的です。

目安:算数は週4〜5日(1日60〜90分)、理科・社会は各週3日(1日40〜60分)を維持しつつ、過去問演習を週1回追加します。


直前期(受験3ヶ月前〜本番):実戦演習と仕上げ

11月〜2月1日の本番までは、実戦力の完成と体調管理が最重要課題です。

実戦演習の進め方

  • 過去問を週2回のペースで解く:本番と同じ時間帯(午前中)に解くと、本番の感覚に慣れます。
  • 時間配分を意識する:算数50分では、大問1(計算)→大問2(小問)→大問3以降(応用)の順に解き、難しい問題は後回しにする習慣をつけてください。理科・社会は35分という短い時間なので、知識問題を素早く処理し、記述問題に時間を残す戦略が有効です。
  • 解き直しは当日中に:間違えた問題は当日中に解き直し、翌日に再確認します。

直前期の優先事項

  • 算数:計算ミスをゼロにすることが最優先です。毎日10〜15分の計算練習を続けてください。新しい問題に手を広げるより、これまでに間違えた問題の解き直しに集中しましょう。
  • 理科:植物・天体・水溶液の知識を一問一答形式で確認し、抜けている知識を埋めます。実験操作の名称(ろ過・蒸留など)は確実に覚えてください。
  • 社会:時事問題は本番直前まで新聞やニュースで情報を更新してください。2026年度では国際情勢(パレスチナ問題・国際機関)や環境政策が出題されており、こうした現代的なテーマへの関心が得点に直結します。

体調管理

1月に入ったら、毎日同じ時間に起き、同じ時間に就寝するリズムを整えてください。試験当日に頭が最もよく働く状態をつくるために、本番2週間前からは夜更かしを避け、睡眠時間を7〜8時間確保しましょう。


学習時間の目安まとめ

時期 算数 理科 社会
早期(12〜6ヶ月前) 週5〜6日・1日60〜90分 週3〜4日・1日40〜60分 週3〜4日・1日40〜60分
中期(6〜3ヶ月前) 週4〜5日・1日60〜90分+過去問週1回 週3日・1日40〜60分+過去問週1回 週3日・1日40〜60分+過去問週1回
直前期(3ヶ月前〜本番) 毎日・1日60分(計算練習+解き直し中心) 週3〜4日・1日30〜40分(知識確認中心) 週3〜4日・1日30〜40分(時事更新+記述練習)

法政大学中学校の入試は、基礎知識の確実な定着と、資料・グラフを読み解く応用力の両方が求められます。この計画を軸に、自分の弱点を早めに発見して潰していくことが、合格への最短ルートです。

塾講師から受験生へ

🎯 要点: 法政大学中学校の入試は、知識の暗記だけでなく「なぜそうなるのか」を説明できる力を問います。 算数・理科・社会のいずれも、データや実験結果を読み解いて自分の言葉でまとめる力が合否を左右します。 試験時間は算数50分・理科35分・社会35分と短めです。問題の取捨選択と時間配分の練習が不可欠です。


私はこれまで多くの受験生と一緒に法政大学中学校の入試に向き合ってきました。この学校の入試問題を丁寧に読み解くたびに感じることがあります。それは、「知っているかどうか」より「わかっているかどうか」を徹底的に試してくる、という点です。

たとえば理科では、生物・地学・化学・物理の各分野がバランスよく出題されます。2026年度の問題を見ても、動物の進化の順序、植物の分類と花のつくり、水溶液の性質と実験操作、ボールの運動とグラフの読み取り、太陽系の天体など、幅広い分野が一度に問われています。しかも「選択肢から選ぶ」形式だけでなく、実験の条件を比較して理由を考えさせる問いが含まれます。教科書の用語を覚えるだけでは太刀打ちできません。「なぜこの実験でこの結果になるのか」を自分の頭で組み立てる練習を、今すぐ始めてください。

社会も同様です。地図記号や地形の読み取り、ハザードマップの活用、歴史の流れと現代の時事問題が一体となって問われます。2026年度では、地図から地域の特徴を読み取る問題や、女性参政権の歴史を資料とグラフで追う問題、さらにアメリカの通商政策をテーマにした時事問題まで出題されました。「社会は暗記科目」と思っているなら、その認識を今日から変えてください。資料を見て「何が読み取れるか」「なぜそうなのか」を文章で説明する練習が、得点に直結します。

算数は試験時間50分で、計算問題から図形・場合の数・立体切断まで幅広く出題されます。2026年度では、速さ・割合・食塩水・テープのつなぎ合わせなど、条件を整理して丁寧に処理する問題が並んでいました。難問で時間を使いすぎて、解けるはずの問題を落とすのが一番もったいないパターンです。解ける問題を確実に取り切る力、つまり「問題を見た瞬間に難易度を判断する目」を鍛えることが、算数の得点を安定させる鍵です。

楽な道ではありません。理科35分・社会35分という短い試験時間の中で、これだけ多岐にわたる内容を処理しなければなりません。焦りを感じるのは当然です。でも、焦りを感じているということは、問題の深さに気づいている証拠でもあります。

今からやるべきことは明確です。各教科で「なぜ?」と問い続ける習慣をつけること、資料やグラフを見て自分の言葉で説明する練習を積み重ねること、そして時間を計って過去問に取り組み、本番の感覚を体に覚えさせること。この3つを地道に続けた受験生が、法政大学中学校の合格をつかんでいます。

一つひとつの積み重ねを大切に、残りの準備期間を過ごしてください。

保護者の皆さまへ

🎯 要点: 法政大学中学校の2026年度入試(算数50分・理科35分・社会35分)は、知識の暗記だけでなく「考えて説明する力」を問う構成です。 家庭でのサポートは、学習環境の整備と適切な声かけが中心となります。 過去問演習は「解けたかどうか」より「なぜそう考えたか」を確認する場として活用してください。


入試の特徴を保護者目線で整理する

法政大学中学校の2026年度第1回入試は、算数が50分・理科が35分・社会が35分という試験時間で実施されました。

算数は、計算問題から始まり、場合の数・図形・速さ・割合・立体の切断など、幅広い分野が出題されます。単純な計算力だけでなく、条件を整理して順序立てて解く力が求められます。試験時間50分に対して問題量は多めで、時間配分の練習が不可欠です。

理科は35分という短い試験時間の中で、生物・化学・物理・地学の4分野が横断的に出題されます。2026年度の出題では、動物の進化と地質時代、植物の分類と光合成、水溶液の性質と実験操作、運動とグラフの読み取り、天体と太陽系といった多様なテーマが並びました。選択肢から選ぶ形式が多いものの、実験の結果を読み解いて答える問題も含まれており、「なぜそうなるか」を理解していないと正答できない設問が含まれています。

社会は35分で、地図の読み取り・地理・歴史・公民・時事問題が出題されます。2026年度では、地形図の地図記号の読み取り、ハザードマップと自然災害、明治〜現代にかけての女性参政権の歴史、国際情勢と時事問題(2025年時点の国際機関や貿易政策)まで、幅広い内容が問われました。記述式の設問も複数あり、「資料を読んで自分の言葉で説明する力」が求められます。


家庭でのサポート:学習環境の整え方

受験勉強が本格化する時期、保護者の皆さまが最初に整えていただきたいのは「物理的な学習環境」です。

  • 机まわりの整理:参考書・問題集・筆記用具が手の届く範囲にまとまっているだけで、子どもが「さあやろう」と思ったときにすぐ取りかかれます。
  • 時間のルーティン化:毎日同じ時間帯に勉強を始める習慣は、子ども自身のエンジンをかけやすくします。保護者の皆さまが「○時になったね」と声をかけるだけで十分です。
  • 静かな時間の確保:特に理科の実験問題や社会の資料読解は、集中して文章を読む力が必要です。テレビや会話の音が少ない時間帯を意識的につくってあげてください。

声かけの「温度感」について

受験期の子どもに対する声かけは、「過干渉」と「放任」の間のバランスが難しいと感じる保護者の方が多くいらっしゃいます。

避けたい声かけの例としては、「なんでこんな問題が解けないの」「もっとやらないと受からないよ」といった、プレッシャーを与えるものです。こうした言葉は、子どもが「失敗することへの恐れ」から勉強するようになり、思考力を問う問題に対して萎縮する原因になります。

効果的な声かけは、プロセスへの関心を示すものです。「今日は何を勉強したの?」「難しかったところはどこ?」といった問いかけは、子ども自身が学習内容を言語化する練習にもなります。社会の記述問題や理科の実験考察のように「自分の言葉で説明する」力は、日常の会話の中でも育てることができます。

また、「今日は調子よさそうだね」「この問題、先週より早く解けてるね」のように、小さな成長を具体的に言葉にして伝えることは、子どもの自己効力感(「自分はできる」という感覚)を育てます。


子どもとの距離感:過干渉と放任の中間点

小学6年生という年齢は、親への依存と自立の間で揺れる時期です。勉強の中身に保護者が深く入り込みすぎると、子どもが「自分で考える」機会を奪うことになります。一方で、完全に任せきりにすると、苦手分野が放置されたまま本番を迎えることになります。

おすすめの関わり方は、**「週に一度、学習の振り返りを一緒に行う」**というシンプルなものです。塾や自宅での学習の中で「今週、何が難しかった?」「どこが解けるようになった?」を10〜15分ほど話し合うだけで、保護者は子どもの状況を把握でき、子どもは自分の学習を俯瞰する習慣がつきます。


過去問演習を家庭でどう活用するか

過去問は「本番の形式に慣れる」ために使うものですが、それ以上に「自分の弱点を発見するツール」として活用することが重要です。

時間を計って解く練習は必ず行ってください。算数50分・理科35分・社会35分という制限時間は、決して余裕があるわけではありません。特に算数は問題量が多く、時間内にどの問題から取り組むかという「戦略」が得点に直結します。家庭での演習でも、必ずストップウォッチを使い、本番と同じ条件で取り組む習慣をつけてください。

採点後の確認では、「正解・不正解」だけを見るのではなく、「なぜ間違えたか」を必ず確認してください。理科の実験問題では、実験の手順や結果の読み取りを誤解していたのか、それとも知識が不足していたのかによって、対策が変わります。社会の記述問題では、「何を書けばよかったか」を解答例と照らし合わせて確認する作業が特に重要です。

保護者の皆さまができるサポートとしては、採点の手伝いと「どこが難しかった?」という一言の問いかけです。答えを教えることよりも、子どもが自分で「なぜ間違えたか」を言語化できるよう促すことが、長期的な学力向上につながります。


最後に:受験期の家庭の雰囲気について

入試直前期は、家庭全体が緊張しがちです。しかし、子どもは保護者の表情や言葉のトーンに非常に敏感です。保護者の皆さまが「結果より過程を大切にしている」という姿勢を日常の中で示し続けることが、子どもの精神的な安定につながります。

法政大学中学校の入試は、知識の量だけでなく「考えて表現する力」を問う試験です。その力は一夜漬けでは身につきません。日々の積み重ねと、家庭での適切なサポートが、子どもの力を着実に引き出します。

来年度入試の予想

🎯 要点: 2026年度入試の出題構造を踏まえると、2027年度も算数・理科・社会それぞれで同様の分野構成が継続する可能性が高い。 各教科とも基礎知識の確実な定着に加え、資料読み取りや記述形式への対応が合否を分ける。 あくまで傾向に基づく予想であり、実際の出題と異なる可能性があることを前提に、幅広い対策を進めることが不可欠です。


算数

2026年度の算数は試験時間50分・大問6題構成で、計算問題・小問集合から始まり、場合の数、図形(平面・立体)、規則性・数列的な問題へと展開する構成でした。

来年度も同様の大問数・時間配分が続くと予想されます。出題分野の予想は以下のとおりです。

  • 計算・小問(大問1・2相当): 分数・小数の混合計算、逆算、単位換算を含む小問集合は引き続き出題されます。計算の正確さとスピードが得点の土台になります。
  • 場合の数・確率的思考: 2026年度はカードを並べて整数をつくる問題が出題されました。倍数の条件を絡めた場合の数は頻出パターンであり、来年度も類似形式が予想されます。
  • 図形(平面・立体): 平面図形の比・面積、立体の切断と体積計算が出題されました。特に立体の切断は難度が高く、空間把握力が問われます。来年度も立体図形は重点分野と見てよいでしょう。
  • 割合・速さ・規則性: 食塩水の濃度計算、速さと時間、テープをつなぐ規則性など、実生活に結びついた文章題が複数出題されました。これらは毎年安定して出題される分野です。

全体的な難易度は標準〜やや高めで、基礎を固めた上で複合的な問題への対応力が求められます。


理科

2026年度の理科は試験時間35分・大問5題構成で、生物・化学・物理・地学の4分野がバランスよく出題されました。

  • 生物分野: 植物の分類・光合成・花のつくり・日長条件(短日植物の開花条件)が出題されました。来年度も植物の生理や動物の分類・進化(地質時代の生物出現順序など)が出題される可能性があります。
  • 物理分野: 斜面・水平面・芝生上を転がるボールの運動を題材に、速さと時間のグラフ、距離計算、エネルギー保存の概念が問われました。運動・力・エネルギーの分野は来年度も出題が予想されます。グラフの読み取りと計算を組み合わせた形式に慣れておくことが重要です。
  • 化学分野: 水溶液の性質(酸・アルカリ・中性の識別、各種反応)が実験形式で出題されました。実験結果から水溶液を特定する論理的な推理力が求められており、来年度も同様の形式が続くと予想されます。
  • 地学分野: 太陽・星・惑星など天体分野が出題されました。太陽系の惑星の特徴は細かい知識まで問われており、来年度も天体・気象・地層のいずれかが出題されると見られます。

選択肢問題が中心ですが、記述・語句記入も含まれます。実験の操作名や用語の正確な記憶が得点に直結します。


社会

2026年度の社会は試験時間35分・大問3題構成で、地理・歴史・公民(時事)が各大問に対応する形でした。

  • 地理分野: 地形図の読み取り(地図記号・ハザードマップ)と東京都の地理的特徴が出題されました。来年度も地形図・地図記号・自然災害に関する出題が予想されます。ハザードマップや防災に関するテーマは近年の頻出傾向です。
  • 歴史分野: 近代史(明治〜戦後)を軸に、女性参政権・自由民権運動・大正デモクラシーといった政治・社会運動の流れが出題されました。資料(図版・史料文)の読み取りと記述問題が組み合わさっており、来年度も近現代史を中心とした資料活用型の出題が続くと予想されます。
  • 公民・時事分野: 2025年時点の国際情勢(トランプ政権の政策、国際機関、関税問題)が出題されました。時事問題は毎年出題される可能性が高く、日頃からニュースに触れる習慣が重要です。国際機関の名称・役割、環境問題、貿易に関する知識は整理しておきましょう。

総括

以上はいずれも2026年度入試の傾向に基づく予想であり、実際の2027年度入試の出題内容・形式・難易度と異なる可能性があります。特定の分野だけに絞った対策は大きなリスクを伴います。算数・理科・社会のそれぞれについて、基礎知識の定着から資料読み取り・記述への対応まで、幅広く準備を進めることが合格への確実な道筋です。

よくある質問

Q1. 法政大学中学校の入試(算数・理科・社会)の試験時間と問題構成を教えてください。
算数は試験時間50分で、計算問題・応用問題・図形・場合の数・立体切断・テープの長さなど多岐にわたる大問が出題されます。理科は試験時間35分で、生物・化学・物理・地学の各分野から幅広く出題され、大問5題構成です。社会は試験時間35分で、地理・歴史・公民(時事)の各分野から大問3題構成で出題されます。いずれの教科も選択肢問題と記述・計算問題が混在しており、時間配分の練習が不可欠です。
Q2. 理科ではどの分野を重点的に学習すればよいですか。
理科は生物・化学・物理・地学の4分野がバランスよく出題されます。生物分野では植物の分類・光合成・花のつくりと実験考察が頻出です。化学分野では水溶液の性質と識別実験が定番で、複数の実験結果を組み合わせて水溶液を特定する問題が出ます。物理分野ではグラフを読み取りながら運動の速さや距離を計算する問題が出題されます。地学分野では太陽・星・惑星など天体に関する知識問題が出ます。実験の手順や結果を論理的に追う練習を積んでおくことが重要です。
Q3. 算数で特に対策が必要な分野はどこですか。
算数は計算問題・割合・速さ・場合の数・平面図形・立体図形と幅広い分野から出題されます。特に立体の切断(切断面の形状や体積計算)、場合の数(カードを並べて整数をつくる問題)、比を使った図形の面積比など、複数の知識を組み合わせる問題が出題されます。また、食塩水の濃度・流水算・テープのつなぎ目を考慮した長さの計算など、条件を整理して解く文章題も頻出です。単純な公式の暗記だけでなく、条件を正確に読み取って式を立てる練習を繰り返してください。
Q4. 社会ではどのような問題が出題されますか。
社会は地理・歴史・公民(時事)の3分野から構成されます。地理では地形図の読み取りや地図記号の識別、ハザードマップを使った防災に関する問題が出題されます。歴史では明治・大正期の政治運動や女性参政権の歴史など、資料(絵・文章・グラフ)を読み解きながら答える問題が出ます。公民・時事では国際機関の役割や貿易政策など、直近の社会情勢と結びついた問題が出題されます。記述問題では「なぜか」「どのような問題か」を自分の言葉で説明する力が求められるため、日頃からニュースに触れる習慣をつけておくことが大切です。
Q5. 過去問はいつ頃から、どのように活用すればよいですか。
過去問演習は小学6年生の秋(10月〜11月)を目安に始めるのが一般的です。まず本番と同じ試験時間(算数50分・理科35分・社会35分)で通しで解き、時間内に解ける問題数と苦手分野を把握します。その後、間違えた問題の分野に戻って基礎を固め直し、再度過去問で確認するサイクルを繰り返します。法政大学中学校の理科・社会は資料読み取りや記述問題が含まれるため、答え合わせの際に「なぜその答えになるか」を言語化する練習も合わせておこなってください。
Q6. 保護者はどのようにサポートすればよいですか。
算数・理科・社会それぞれで求められる力が異なるため、教科ごとに弱点を把握したうえでサポートすることが効果的です。社会の時事問題対策では、新聞やニュースを一緒に確認し、国際機関・環境問題・選挙制度などのトピックについて会話する機会をつくると理解が深まります。理科の実験問題は、実験の手順と結果を声に出して説明させることで論理的思考力が鍛えられます。算数の文章題は問題文を正確に読む習慣が重要なので、解いた後に「何を求めたか・どう考えたか」を説明させる習慣をつけると効果的です。試験当日の時間配分を意識した演習環境を整えることも、保護者ができる重要なサポートです。