長崎日本大学中学校 2026年度 入試傾向と対策|完全解説

長崎日本大学中学校の2026年度入試傾向と対策を、塾講師が徹底解説します。 長崎日本大学中学校 2026年度入試の算数・理科・社会の出題傾向を、塾講師が徹底解説。

長崎日本大学中学校 2026年度入試の全体傾向と対策

🎯 要点: 2026年度入試は、算数50分、理科・社会は各40分と、算数にやや重点が置かれた試験時間配分です。 出題形式は多岐にわたり、基礎知識の定着はもちろんのこと、資料読解力や思考力、そして正確な記述力が求められます。 各教科で幅広い分野からバランス良く出題されるため、偏りのない学習と、本番を意識した時間配分が合格の鍵を握ります。

長崎日本大学中学校の2026年度入試は、受験生の皆さんが小学校で培ってきた基礎学力と思考力を総合的に測る、バランスの取れた出題が特徴です。ここでは、算数・理科・社会の3教科における全体的な傾向と、それらを踏まえた対策のポイントをお伝えします。

試験時間と配点のバランス

2026年度の入試では、算数が50分、理科と社会がそれぞれ40分という試験時間で実施されました。この時間配分から、算数には他の教科よりも時間をかけて取り組む必要がある、あるいは配点においてやや比重が高い可能性があると読み取れます。限られた時間の中で、各教科の特性を理解し、効率的に解答を進める戦略が重要になります。

大問構成と出題分野の多様性

各教科の大問構成は、算数が5題、理科が4題、社会が5題でした。それぞれの教科で、特定の分野に偏ることなく、幅広い領域から出題されている点が共通しています。

  • 算数では、基本的な計算問題から始まり、数の性質、速さ、割合、図形(平面図形、立体図形)、規則性、そして実生活に即した応用問題まで、多岐にわたる分野から出題されます。特に、大問1で基礎的な計算力と小問への対応力が問われる一方で、後半の大問では思考力や応用力が試される問題が見られます。
  • 理科は、生物、化学、物理、地学の各分野からバランス良く出題されます。会話文形式の問題が多く、単なる知識の暗記だけでなく、文章から情報を読み解き、科学的な現象を考察する力が求められます。計算を伴う問題も含まれるため、正確な数値処理能力も必要です。
  • 社会は、地理、歴史、公民の3分野から満遍なく出題されます。地図、グラフ、表、年表、新聞記事といった多様な資料が提示され、それらを正確に読み取り、分析する力が合否を分けます。特に、歴史では年表形式で時代の流れを問う問題、公民では時事問題に関連する出題が見られ、日頃から社会の動きに関心を持つことが重要です。

出題形式と求められる力

出題形式は、選択肢問題、語句記述問題、計算問題、そして説明を求める記述問題と、非常に多様です。

  • 語句記述問題では、特に社会科で漢字指定がある場合があり、正確な知識と漢字で書く練習が不可欠です。
  • 計算問題は、算数だけでなく理科でも出題されるため、日頃から計算ミスなく正確に処理する練習を積み重ねることが大切です。
  • 資料読解問題は、理科と社会で特に重要です。与えられた資料から必要な情報を素早く見つけ出し、それを基に考察・判断する力が求められます。

全体として、単に知識を詰め込むだけでなく、その知識を使って考え、表現する力が重視されていると言えるでしょう。

難易度と対策のポイント

全体的な難易度は、基礎から標準レベルの問題が中心ですが、一部に思考力や応用力を要する問題も含まれます。合格のためには、まず各教科の基礎知識を徹底的に定着させることが最重要です。その上で、以下の点を意識して学習を進めてください。

  1. 基礎の徹底: 教科書や参考書の基本事項を確実に理解し、定着させましょう。特に、算数の計算、理科の用語、社会の重要語句は、正確に覚えることが不可欠です。
  2. 資料読解力の強化: 理科や社会で頻出する図、表、グラフ、年表、新聞記事などの資料を読み解く練習を重ねましょう。何が問われているのかを正確に把握し、資料から根拠を見つける訓練が大切です。
  3. 思考力・応用力の育成: 算数の応用問題や理科・社会の考察問題では、与えられた情報から論理的に考え、結論を導き出す力が求められます。様々な問題に触れ、解き方を丸暗記するのではなく、なぜそうなるのかを考える習慣をつけましょう

教科別対策のポイント

🎯 要点: 長崎日本大学中学校の2026年度入試は、算数・理科・社会の3教科いずれも「基礎知識の正確な定着」と「資料・データを読み解く力」が合否を左右します。 算数は計算力と図形・数列の応用問題が中心で、試験時間50分の中で手際よく処理する訓練が欠かせません。 理科・社会は会話文や資料を使った問題が多く、知識を「使いこなす」練習を意識して積み重ねてください。


算数

出題傾向の全体像

試験時間は50分で、大問は計算・基本問題、応用小問、図形、数列・規則性、文章題(料金計算)の5つのブロックで構成されています。幅広い分野から出題されますが、計算力・図形・規則性・割合と比の4分野が特に重要です。選択肢のない記述式(数値記入)が中心なので、途中の計算ミスが直接失点につながります。

重点単元①:計算力の徹底強化

大問1は10問前後の計算・基本問題で構成されており、ここで確実に得点することが合格への第一歩です。分数と小数の混合計算、四則演算の順序(かっこ・累乗を含む)、帯分数の扱いなど、小学校算数の計算全域が出題されます。

  • 毎日の計算練習を欠かさないこと。1日10〜15問を目安に、時間を計りながら解く習慣をつけてください。
  • 分数と小数が混在する式は、どちらかに統一してから計算する手順を体に染み込ませましょう。
  • 計算の工夫(交換法則・分配法則)を使うと速く解ける問題が含まれています。「0.5×12+0.25×10-0.125×8+0.0625×6」のような式では、各係数を分数に直して共通因数をくくり出す方法を練習してください。

重点単元②:図形(平面・立体)

大問3では直方体・おうぎ形・正多角形など複数の図形分野が一度に出題されます。

  • 直方体の体積・表面積は確実に解けるようにしましょう。頂点を結んでできる三角錐や三角柱の体積を求める問題では、「全体から引く」発想が有効です。
  • おうぎ形の面積は「半径×半径×円周率×中心角÷360」の公式を正確に使えるようにしてください。円周率を22/7のような分数で指定される場合があるので、分数のまま計算して最後に約分する手順を練習しておきましょう。
  • 正多角形(正十二角形など)の内角・外角の計算と、内部に並ぶ図形の面積を求める問題も出題されています。正多角形の内角の和の公式(180×(n-2))を確認し、色のついた部分の面積を「全体-不要な部分」で求める方法を繰り返し練習してください。
  • 平行四辺形と相似・面積比の問題では、補助線を引いて三角形に分割する発想が必要です。「面積比=底辺比×高さ比」の関係を使いこなせるよう、類題を10問以上解いておきましょう。

重点単元③:規則性・数列

大問4では独自の規則に従って数が並ぶ問題が出題されています。問題文をしっかり読んで規則を正確に把握することが最初のステップです。

  • 規則を表に書き出す習慣をつけてください。段数が増えるにつれて数がどう変化するかを自分でノートに書き、パターンを見つける練習をしましょう。
  • 「各段の合計が何倍になるか」という比の変化を問う問題が含まれています。各段の合計を計算し、前の段との比を確認する作業を丁寧に行ってください。
  • 規則性の問題は、焦って暗算しようとするとミスが増えます。必ず書き出しながら確認する姿勢を大切にしてください。

重点単元④:割合・比・料金計算

大問5は複数の割引制度を比較して最安値を求める文章題です。条件が複数あり、場合分けが必要になります。

  • 割引率の計算(割引後の金額÷元の金額)を素早く行う練習をしてください。
  • 「何人のときにどの料金プランが最安か」を比較するには、人数ごとの合計金額を表に整理する方法が有効です。問題に表が与えられている場合はフル活用し、自分でも補足の表を書く習慣をつけましょう。
  • 条件を見落とさないよう、問題文を読む際に「何人」「どの施設」「どのプラン」の3点を最初に確認してから計算に入ってください。

過去問演習時の注意点

  • 試験時間50分に対して問題量が多いため、解ける問題から先に解くことを意識してください。
  • 計算問題は必ず途中式を書き残し、見直しができる状態にしておきましょう。
  • 単位(cm・m・L・円など)の書き忘れによる減点に注意してください。解答用紙に単位が印刷されている問題もありますが、自分で書く欄もあります。

理科

出題傾向の全体像

試験時間は40分(11:20〜12:00)で、大問4題構成です。生命(人体)・地球(気象・大地)・物質(水溶液・状態変化)・エネルギー(密度・計算)の4分野から均等に出題される傾向があります。会話文を読んで答える形式が多く、文章から情報を正確に読み取る力と計算を含む応用問題への対応力が求められます。

重点単元①:人体(血液循環・消化)

会話文形式で心臓・血液循環・消化器官に関する問題が出題されています。

  • 心臓の構造と血液の流れ(体循環・肺循環)を図を使って整理してください。弁の開閉の向きと血液の流れる方向をセットで覚えましょう。
  • 「1分間に70回収縮、1回に70mL送り出す」といった数値を使った計算問題が出題されています。「1時間=60分」に換算してLに直す手順を練習してください。単位変換(mL→L)のミスが多いので注意しましょう。
  • 消化器官の順序(口→食道→胃→小腸→大腸→こう門)は確実に覚えてください。各器官のはたらきも合わせて整理しておきましょう。
  • じん臓・ぼうこうのはたらきも頻出です。「こし出す→たまる→排出」の流れを図で確認してください。

重点単元②:気象・水溶液・状態変化

会話文を使った問題で、天気・湿度・水溶液の性質・水の状態変化が出題されています。

  • 湿度の計算は「実際の水蒸気量÷飽和水蒸気量×100」の公式を使います。気温ごとの飽和水蒸気量の値が問題文に与えられる場合が多いので、与えられた数値を正確に読み取って計算してください。小数の四捨五入の位に注意しましょう。
  • 水溶液の性質(酸性・中性・アルカリ性)とリトマス紙・指示薬の変化を表で整理してください。塩酸・炭酸水(酸性)、食塩水・砂糖水(中性)、水酸化ナトリウム水溶液・石灰水(アルカリ性)の分類は確実に覚えましょう。
  • 食塩水の濃度計算(食塩÷食塩水×100)は、水を加えたり食塩を加えたりしたときの変化を問う問題が出ています。「食塩の量は変わらない」「水の量が変わる」という視点で整理してください。
  • 氷が水になるときの体積変化(氷のほうが水より体積が大きい)と、それに伴う水面の高さの変化は必ず確認しておきましょう。
  • **結露(水てきがつく現象)**の理由(空気が冷やされて飽和水蒸気量が下がり、水蒸気が水になる)を言葉で説明できるようにしてください。

重点単元③:大地のつくり(地層・化石)

実験結果の表を読み取り、平均値を計算する問題が出題されています。

  • 地層のでき方(粒が大きいほど速く沈む)と、しまもようができる理由を説明できるようにしましょう。
  • 実験データの平均値を計算する問題では、小数第2位を四捨五入するなど指定された位での四捨五入を正確に行ってください。
  • 地層・化石・堆積岩の用語(地層、化石、れき・砂・泥の粒の大きさの順序)を整理しておきましょう。

重点単元④:密度の計算(物質の性質)

大問4は印刷用紙の密度を求める計算問題で、複数ステップの計算が必要です。

  • 密度=質量÷体積の公式を確実に使えるようにしてください。
  • 「坪量(g/m²)」のような実生活の単位が登場します。m²をcm²に変換する(1m²=10000cm²)手順を練習しておきましょう。
  • 複数ステップの計算では、各ステップの答えを書き留めながら進めることが大切です。途中の数値を使い回すミスを防ぐため、「手順①→②→③→④」のように順番に整理して解く習慣をつけてください。
  • 密度が1g/cm³より大きければ水に沈む、小さければ浮くという判断基準を覚えておきましょう。

過去問演習時の注意点

  • 理科の計算問題は単位変換と四捨五入の指定に特に注意してください。問題文に「小数第2位を四捨五入」「整数で答えなさい」などの指示が必ずあります。
  • 会話文の下線部に番号が振られており、その番号に対応する設問に答える形式です。会話文を読み飛ばさず、下線部の内容を確認してから解答してください。
  • 記号選択と記述(語句・計算値)が混在しています。記述問題では漢字の書き間違いにも注意しましょう(「地層」「化石」「ぼうこう」など)。

社会

出題傾向の全体像

試験時間は40分(12:20〜13:00)で、大問5題構成です。地図の読み取り・地理(貿易・水産業)・歴史(古代〜近現代)・時事問題(2025年の出来事)という幅広い範囲から出題されています。記号選択が多いですが、語句記述・人名記述・計算(割合・人数)も含まれます。地図・グラフ・表・年表・資料文を読み取る力が問われる問題が多いのが特徴です。

教科 配点 試験時間 出題傾向の特徴
算数 — 50分 計算・図形・規則性・料金計算。記述式中心。
理科 — 40分 会話文形式。人体・気象・地層・密度計算。
社会 — 40分 地図・表・年表・時事資料の読み取り。記号選択+語句記述。

重点単元①:地図の読み取りと防災

地形図の記号(病院・警察署・神社・郵便局・消防署など)と等高線の読み取りが出題されています。

  • 地図記号を全種類覚えてください。特に公共施設(役所・学校・消防署・警察署・病院・郵便局)の記号は確実に。
  • 等高線の間隔が狭いほど傾斜が急であることを理解し、「一番高い場所」を地図から読み取る練習をしましょう。
  • ハザードマップ(防災マップ)の意味と用途を説明できるようにしてください。地震・津波・洪水などの災害リスクを示した地図であることを覚えましょう。
  • 地震発生直後の行動(高い場所へ避難する)など、防災の基本的な知識も問われています。

重点単元②:地理(貿易・水産業)

日本の輸入品の相手国別データ(鉄鉱石・原油)や、貿易相手国別の輸出入品の表を読み取る問題が出題されています。

  • 主要な輸入品と輸入相手国(鉄鉱石→オーストラリア・ブラジル、原油→サウジアラビア・UAE)を整理して覚えてください。
  • 貿易相手国ごとの主要輸出入品の特徴(乗用車・一般機械・電気機器など)を比較できるよう、表を使った問題を繰り返し練習しましょう。
  • 水産業では、大陸棚・海流(千島海流=親潮、日本海流=黒潮)・潮目(潮境)の用語と場所を地図と合わせて覚えてください。
  • 漁業部門別生産量のグラフ(遠洋・沖合・沿岸・海面養殖・内水面)の読み取りも出題されています。各部門の生産量の大小関係と推移の傾向を整理しておきましょう。

重点単元③:歴史(古代〜近現代)

年表形式で古代から幕末・明治・大正・昭和にわたる幅広い時代が出題されています。

  • 各時代の主要な出来事と人物を年表にまとめて整理してください。弥生時代(稲作・吉野ヶ里遺跡)・大化の改新・租調庸・墾田永年私財法・太閤検地・参勤交代・地租改正・西南戦争・米騒動・満洲事変・食糧管理法など、幅広い時代の用語が出題されています。
  • 正誤判定問題(X・Yの文が正しいか誤りかを判断する)が多く出題されています。「正しそうに見えるが細部が違う」文が混じっているので、用語の定義や出来事の詳細(場所・人物・年代)を正確に覚えることが大切です。
  • 歴史上の人物(大塩平八郎・聖武天皇・豊臣秀吉・杉田玄白・鈴木梅太郎など)と、その人物が関わった出来事をセットで覚えてください。
  • 渋染一揆のような社会史・民衆史の出来事も出題されています。教科書の本文だけでなく、コラムや資料ページも確認しておきましょう。

重点単元④:時事問題・公民

2025年の実際の出来事(衆議院議員選挙・最高裁判所の判決・国際司法裁判所・長崎平和宣言・ノーベル平和賞)が出題されています。

  • 国際司法裁判所(ICJ)・国際刑事裁判所(ICC)・IAEA・ILOなどの国際機関の略称と役割を整理してください。混同しやすいので、表にまとめて比較しましょう。
  • 国民審査(最高裁判所裁判官の審査制度)の仕組みを説明できるようにしてください。
  • 非核三原則(持たず・作らず・持ち込ませず)と、それを発表した内閣総理大臣(佐藤栄作)を覚えましょう。
  • 公職選挙法の名称と役割(選挙区の区割りや議員定数を定める法律)も確認してください。
  • 平和宣言の文中に登場する数字(原爆投下の日付・国連創設からの年数など)は、時事問題として問われることがあります。日本被団協のノーベル平和賞受賞(2024年)など、直近の出来事も確認しておきましょう。
  • 割合の計算(投票率から投票人数を求める、候補者への投票割合を求めるなど)が出題されています。「投票率×有権者数=投票者数」「特定候補への票÷投票者数×100」の計算を練習してください。四捨五入して整数で答える問題もあるので、計算後の処理を忘れずに。

過去問演習時の注意点

  • 社会は語句の漢字表記が問われる問題があります(「大陸棚」「地租改正」「満洲」「備蓄」など)。ひらがなでも可とされている問題もありますが、漢字で書けるよう練習しておくと安心です。
  • 資料(表・グラフ・地図・年表)を読み取る問題では、資料のタイトル・単位・凡例を最初に確認する習慣をつけてください。
  • 時事問題は毎年出題されています。ニュースや時事問題集を使って、試験前年(2024〜2025年)の主要な出来事を定期的に確認しましょう。
  • 記号選択問題でも、消去法を使って確実に絞り込む練習をしてください。「正しくないものを選ぶ」問題では、全選択肢を検討する姿勢が大切です。

合格に向けた学習計画

🎯 要点: 長崎日本大学中学校の入試(算数・理科・社会)は、基礎から応用まで幅広く出題されるため、早期の基礎固めが合否を左右します。 算数は計算力と図形・規則性・場合の数など多分野への対応力、理科は実験考察と計算問題、社会は地理・歴史・公民の三分野バランスが求められます。 受験本番(1月6日)から逆算し、12ヶ月前から計画的に学習を積み上げることで、確実に得点できる土台を作ってください。


試験の基本情報を押さえる

まず、試験の枠組みを確認しておきましょう。2026年度入試(令和8年1月6日実施)の時間割は、算数が10:10〜11:00(50分)、理科が11:20〜12:00(40分)、社会が12:20〜13:00(40分)です。算数は50分、理科・社会はそれぞれ40分という時間制限の中で、幅広い問題に対応しなければなりません。この時間配分の感覚を体に染み込ませることが、直前期の最重要課題になります。


早期(受験12〜6ヶ月前):基礎固めと苦手単元の洗い出し

この時期の目標は「どの分野でも基本問題を確実に解ける状態を作ること」です。焦って応用問題に手を出す必要はありません。まず土台を固めてください。

算数(週5〜6日、1日45〜60分)

2026年度の問題を見ると、大問1では計算問題が10問出題されており、分数・小数・四則混合計算が中心です。ここは全問正解を狙うべき得点源です。計算ミスをゼロにする習慣をこの時期に徹底してください。

大問2以降では、整数の性質(余りの問題)、速さ、場合の数、図形の面積・体積など、多岐にわたる分野が出題されています。特に注意してほしいのは以下の分野です。

  • 比と割合:長方形の辺の比から長さを求める問題など、比の計算は頻出です。
  • 速さ:距離・速さ・時間の関係を確実に使いこなせるようにしてください。
  • 図形:直方体の体積、おうぎ形の面積(円周率の分数表記への対応を含む)、正多角形の面積など、平面・立体の両方が出ます。
  • 規則性:数列・図形の規則を読み取る問題は、大問4のように独立した大問として出題されます。

この時期は、教科書レベルの問題集を1冊仕上げることを目標にしてください。1日1〜2単元ずつ進め、間違えた問題は必ず翌日に解き直す習慣をつけましょう。

理科(週3〜4日、1日30〜40分)

2026年度は、生物(消化・循環)、気象・水溶液、地層・大地、物の密度という4つの大問構成でした。計算問題が複数の大問にわたって出題されており、単純な知識問題だけでなく、数値を使った処理能力も問われます。

この時期は以下の分野の基礎知識を整理してください。

  • 生物:消化器官の名称と順序、心臓の構造と血液循環
  • 気象・水溶液:湿度の計算、水溶液の性質(酸性・中性・アルカリ性)
  • 地層:地層のでき方、化石の意味
  • 計算系:血液量の計算、密度の計算(質量÷体積)

理科の計算問題は、公式を丸暗記するのではなく「なぜその式になるのか」を理解した上で使えるようにしてください。

社会(週3〜4日、1日30〜40分)

2026年度は、地図の読み取り・防災、貿易・水産業、歴史(弥生時代〜明治以降)、現代社会・公民という構成でした。地理・歴史・公民の三分野がバランスよく出題されています。

この時期は教科書の基本事項を分野ごとに整理することに集中してください。特に以下の点を重点的に押さえましょう。

  • 地理:日本の輸入品・輸出品と主要相手国、漁業の種類と生産量の変化、海流の名称
  • 歴史:弥生時代から明治・大正・昭和にかけての主要な政策・出来事の流れ
  • 公民:選挙制度、国際機関(国連・国際司法裁判所など)、日本国憲法の基本原則

中期(受験6〜3ヶ月前):過去問演習の開始と弱点補強

基礎が固まったら、実際の入試問題に近い形式で演習を始めます。この時期の目標は「時間内に解ける問題と解けない問題を明確に分けること」です。

算数(週5〜6日、1日60分)

過去問を使って、50分という制限時間の中でどの大問から手をつけるかの戦略を練ってください。大問1の計算問題(10問)は最初に素早く処理し、大問2〜5の応用問題に時間を残す流れが基本です。

特に強化すべき単元として、以下を挙げます。

  • 場合の数:硬貨の組み合わせ、分数の作り方など、条件を整理して漏れなく数える練習
  • 割引・料金計算:大問5のような複数の条件を比較する問題は、表を活用して整理する習慣をつけてください
  • 図形の面積:おうぎ形・正多角形・平行四辺形の組み合わせ問題は、補助線の引き方を繰り返し練習する

この時期は1週間に1〜2回、過去問の大問単位で時間を計って解く練習を取り入れてください。

理科(週3〜4日、1日40〜50分)

実験の手順や結果から考察する問題が多く出題されています。問題文の会話形式をしっかり読み、条件を正確に把握する練習をしてください。

計算問題(血液量・湿度・密度・食塩水の濃度など)は、単位変換のミスが命取りになります。cm³とL、gとkgの換算を素早く正確に行う練習を積んでください。

社会(週3〜4日、1日40〜50分)

歴史分野は年表形式の出題が目立ちます。出来事の「順序」と「背景」をセットで覚えることが重要です。単純な年号暗記ではなく、「なぜその出来事が起きたか」「その後どうなったか」という流れで理解してください。

公民分野では、2025年の時事的な出来事(長崎の平和宣言、国際司法裁判所の日本人所長就任など)が出題されており、ニュースへの関心も求められます。この時期から日常的にニュースに触れる習慣をつけてください。


直前期(受験3ヶ月前〜本番):実戦演習・時間配分・体調管理

実戦演習(週4〜5日)

算数は本番と同じ50分、理科・社会は各40分で通し演習を行ってください。採点後は「なぜ間違えたか」を必ず言語化してノートに記録しましょう。「計算ミス」「読み間違い」「知識不足」「時間不足」のどれが原因かを分類することで、残り時間での対策が明確になります。

時間配分の最終確認

  • 算数:大問1(計算)に約10分、大問2〜5に残り40分を配分。解けない問題は飛ばして後回しにする判断力を養う。
  • 理科:各大問に約10分。計算問題は途中式を必ず書き、部分点を狙う。
  • 社会:記述問題(用語記述)は確実に得点し、選択問題は消去法を活用する。

体調管理

1月6日の本番に向けて、12月中旬からは生活リズムを試験当日に合わせてください。試験は午前10時スタートですので、その時間帯に頭が最もよく動く状態を作ることが大切です。睡眠時間は最低でも8時間確保し、直前の詰め込みよりも復習の質を優先してください。


優先順位のまとめ

教科 最優先単元 次点単元
算数 計算・比・速さ・図形面積 規則性・場合の数・料金計算
理科 計算問題全般・水溶液・循環 地層・気象・密度
社会 歴史の流れ・地理統計 公民・時事問題

算数の計算問題は確実な得点源であり、ここで落とすと他の大問でカバーするのが難しくなります。理科・社会は知識と計算・読み取りの両面が問われるため、どちらか一方に偏った学習は避けてください。早期から計画的に三教科をバランスよく進めることが、合格への最短ルートです。

塾講師から受験生へ

🎯 要点: 長崎日本大学中学校の入試は、算数・理科・社会の3教科いずれも「知識の丸暗記」だけでは通用しない設計になっています。 問題文を読み解き、条件を整理し、自分の頭で筋道を立てる力が問われます。 「難しそう」と感じたとき、その感覚は成長のサインです。逃げずに向き合ってください。


私はこの学校の過去問を何年分も分析してきましたが、毎年感じることがあります。それは、「この学校は受験生の思考力を正面から試している」ということです。

算数を例に挙げると、大問1の計算問題だけでも、整数・小数・分数が混在した複合的な計算が並びます。ここで正確に処理できるかどうかが、まず最初の分かれ道です。さらに大問2以降では、割合・速さ・場合の数・図形・規則性といった多岐にわたる分野が出題されます。特に規則性の問題では、表や数列のパターンを自分で発見して計算に応用する力が求められます。「公式を当てはめれば終わり」という問題ばかりではありません。条件を丁寧に読み、手を動かしながら考え続ける姿勢が、得点に直結します。

理科も同じです。会話文や実験結果の表をもとに答えを導く形式が多く、「教科書に書いてあった答え」をそのまま書けば正解、という問題ばかりではありません。実験の手順や結果の数値を読み取り、「なぜそうなるのか」を自分の言葉で整理できるかどうかが問われます。計算が必要な問題も含まれており、理科の知識と算数の計算力を同時に使う場面があります。日頃から「なぜ?」と問いかける習慣を持っている受験生が、本番でも落ち着いて対応できます。

社会は地図・グラフ・統計資料・歴史年表・時事ニュースと、幅広い素材を使った出題が特徴です。2026年度入試では、原爆投下に関する平和宣言の全文を素材にした問題も出題されました。単に歴史の年号や地名を覚えるだけでなく、資料の中から必要な情報を読み取り、問いに正確に答える読解力が求められます。現代社会の出来事にも目を向けておくことが、得点を伸ばすうえで欠かせません。

はっきり伝えます。この入試は、楽な道ではありません。算数では複数の解法を使い分ける柔軟さが、理科では実験への理解が、社会では資料を読む粘り強さが、それぞれ要求されます。どれか一つだけ得意でも、他がおろそかでは合格点には届きません。

でも、だからこそ「準備した分だけ点数が伸びる」入試でもあります。過去問に取り組むとき、答え合わせで終わらせないでください。「なぜ間違えたのか」「どこで判断を誤ったのか」を一問ずつ確認する習慣をつけてください。その積み重ねが、本番での思考の速さと正確さに変わります。

受験まで残された時間を、ただこなすのではなく、一問一問を丁寧に。その姿勢が、合格への最も確実な道です。

保護者の皆さまへ

🎯 要点: 長崎日本大学中学校の入試(算数・理科・社会)は、基礎力と応用力の両方をバランスよく問う構成です。 家庭では「学習環境の整備」と「適切な距離感」が合否を左右する重要な要素になります。 過去問演習は「解けたかどうか」ではなく「どこでつまずいたか」を確認するツールとして活用してください。


入試の全体像を保護者として把握しておく

2026年度(令和8年度)入試は1月6日(火)に実施されました。試験時間は算数が10:10〜11:00(50分)、理科が11:20〜12:00(40分)、社会が12:20〜13:00(40分)です。午前中に3教科が集中して行われるスケジュールであることを、まず頭に入れておいてください。

算数は大問5題構成で、計算・基本問題から始まり、図形・規則性・文章題(割引計算を含む応用問題)まで幅広く出題されます。単純な計算力だけでなく、条件を整理して考える力が求められます。分数・小数の混合計算、比、速さ、面積・体積といった頻出分野は、手を動かして繰り返し練習することが不可欠です。

理科は大問4題構成で、生命(ヒトの体のつくり)・地球(大地のつくり)・物質(水溶液・密度)・エネルギー(計算を含む)と、各分野がバランスよく出題されます。会話文形式で問題が展開されるため、文章を読み取りながら答えを導く力が必要です。計算問題も含まれており、単純な暗記だけでは対応できない構成になっています。

社会は地理・歴史・公民の各分野から出題されます。地図の読み取り、貿易・水産業などの産業地理、歴史の流れの把握、そして2025年の時事的な出来事(平和宣言・国際機関・選挙制度など)まで、幅広い知識が問われます。特に時事問題は、日頃からニュースに触れる習慣があるかどうかで差がつく分野です。


家庭でのサポート:学習環境と声かけ

受験生本人が最も力を発揮できるのは、「安心して勉強できる環境」が整っているときです。保護者の皆さまにお願いしたいのは、まず物理的な学習環境の整備です。机の上が整理されているか、適切な照明があるか、集中できる時間帯が確保されているか、といった基本的な点を見直してみてください。

声かけについては、「今日何を勉強したの?」という問いかけより、「今日は何がわかるようになった?」という視点で聞いてあげると、子どもが自分の学習を前向きに振り返りやすくなります。算数の計算ミスや理科の計算問題でつまずいているとき、「なぜできないの」という言葉は禁物です。「どこでわからなくなったか、一緒に見てみようか」という姿勢が、子どもの学習意欲を維持します。

社会の時事問題対策については、夕食時に「今日のニュースで気になったことはある?」と話題にするだけでも十分です。2026年度入試では、長崎の平和祈念式典や国際司法裁判所、選挙制度など、実際の社会の出来事が出題されています。特別な教材を用意しなくても、日常の会話が立派な学習になります。


子どもとの距離感:過干渉と放任の中間点

受験期の保護者が陥りやすいのは、「もっとやらせなければ」という焦りから来る過干渉です。一方で、「塾に任せているから大丈夫」という放任も、子どもの不安を見逃すリスクがあります。

目安として意識していただきたいのは、**「管理」ではなく「観察」**です。子どもが今日どんな様子か、疲れていないか、何か気になることを抱えていないか、を静かに見守る姿勢が大切です。勉強の中身に細かく口を出すのは塾に任せ、保護者は「体調管理」と「精神的な安定」を担う役割と割り切ると、親子関係がうまく機能します。

試験当日のスケジュールが午前中に集中していることを踏まえると、睡眠と朝食の管理は保護者にしかできないサポートです。試験1週間前からは、本番と同じ時間帯に頭が働くよう、起床時間・食事時間を安定させてください。これは学力と同じくらい、得点に直結する要素です。


過去問演習を家庭でどう活用するか

過去問は「練習テスト」ではなく「傾向分析ツール」として使うのが正しい活用法です。解き終わったあとに「何点だったか」だけを確認して終わりにするのは、もったいない使い方です。

保護者の皆さまに意識していただきたいのは、以下の3点です。

  1. 時間配分の確認:算数50分・理科40分・社会40分という制限時間の中で、どの大問に時間がかかりすぎているかを把握してください。算数では大問1の計算問題から大問5の応用問題まで、難易度の幅があります。時間内に解ける問題を確実に取り切る練習が重要です。

  2. つまずきの分類:間違えた問題が「知識不足」によるものか、「計算ミス」によるものか、「問題文の読み違え」によるものかを分類してください。理科の計算問題(血液量の計算・密度の計算・湿度の計算など)は、手順を踏んで解く練習が必要な問題です。社会の記述問題(ハザードマップ・大陸棚・潮目など)は、用語を正確に書けるかどうかの確認が必要です。

  3. 本番と同じ環境で解く:できれば午前中に、時間を計って解かせてください。3教科連続という試験の流れに慣れることも、過去問演習の大切な目的の一つです。

過去問演習の結果を見て、「まだこんなにできていない」と不安になることもあるかもしれません。しかし、過去問で満点が取れる子どもはほとんどいません。大切なのは、演習を通じて「何を補強すべきか」が明確になることです。弱点が見えたときこそ、残りの学習期間を有効に使えるチャンスだと捉えてください。


最後に保護者の皆さまへ

受験は子ども本人が主役ですが、その背後にある家庭環境を整えるのは保護者の皆さまの役割です。算数・理科・社会それぞれに、基礎的な知識と応用的な思考力の両方が求められる入試です。日々の積み重ねを信じ、子どもが安心して本番を迎えられるよう、落ち着いたサポートを続けてください。

来年度入試の予想

🎯 要点: 2026年度入試の出題構造・分野傾向を踏まえ、2027年度入試でも同様の単元・形式が中心になると予想される。 算数は計算力・図形・規則性・場合の数を軸に、理科は生命・物質・地球分野の複合的な計算問題、社会は地理・歴史・公民の時事連動型出題が継続する見込みである。 あくまで予想であり、実際の出題と異なる可能性があります。幅広い単元を均等に仕上げることが合格への確実な道筋である。


算数の予想

2026年度の算数は、大問1の計算・一行問題(10問)、大問2の応用小問群、大問3の図形、大問4の規則性・数列、大問5の料金計算という5題構成でした。この構成は安定しており、2027年度も同様の5題構成が続く可能性が高いと予想されます。

計算・一行問題では、分数と小数の混合計算、四則の順序を問う問題、割合・比・速さの基本問題が引き続き出題されると予想されます。特に分数・小数の変換を含む計算は毎年欠かさず登場するため、確実に得点できる水準まで練習を積んでおく必要があります。

図形分野では、直方体・立方体の体積、おうぎ形の面積(円周率の分数表記への対応を含む)、正多角形がらみの面積計算といった問題形式が頻出です。2026年度でも複数の図形問題が出題されており、平面図形・空間図形ともに基本公式の定着と応用力が求められます。

規則性・数列は、独立した大問として毎年出題される傾向があります。数の並びのルールを把握し、合計・倍数関係を素早く処理する力を養っておきましょう。

場合の数・料金計算は、条件の読み取りと整理が鍵になります。表を活用して場合分けを漏れなく行う練習が有効です。


理科の予想

2026年度の理科は大問4題構成(試験時間40分)で、生命・物質・地球・エネルギー分野からバランスよく出題されました。2027年度も同様の4題構成が予想されます。

生命分野では、ヒトの体のつくり(心臓・血液循環・消化器官)が会話文形式で出題されました。この形式は読解力と知識の両方を試せるため、今後も採用される可能性が高いと見ています。消化・吸収・排出の流れ、各臓器の役割を正確に覚えておくことが重要です。

物質分野では、水溶液の性質(酸性・中性・アルカリ性)、溶解度・濃度計算、状態変化(氷・水・水蒸気)が出題されました。濃度計算は小数を含む計算が必要になるため、算数との連携した練習が効果的です。

地球分野では、地層・化石・堆積のしくみに関する実験考察問題が出題されました。実験結果の数値から平均を求める計算も含まれており、理科と算数の融合型問題として今後も出題が予想されます。

エネルギー・その他では、密度の概念を用いた計算問題が大問として独立して出題されました。「1cm³あたりの重さ」という密度の考え方は中学理科の基礎にも直結するため、引き続き出題される可能性があります。単位換算(mm→cm、m²→cm²)を含む計算を丁寧に練習しておきましょう。


社会の予想

2026年度の社会は大問5題構成(試験時間40分)で、地理・歴史・公民・時事の各分野から出題されました。この構成は今後も維持されると予想されます。

地理分野では、地形図の読み取り(方位・地図記号・等高線)、日本の貿易(輸出入品・貿易相手国)、水産業(海流・大陸棚・漁業種別)が出題されました。統計表やグラフを読み取る問題は毎年登場するため、主要な輸出入品と貿易相手国の組み合わせは確実に押さえておく必要があります。

歴史分野では、弥生時代から明治・大正・昭和にわたる幅広い時代から出題されました。年表形式で時代の流れを整理し、各時代の重要な制度・人物・出来事をセットで覚えることが有効です。地租改正・太閤検地・大塩平八郎の乱など、土地・税制に関連するテーマは繰り返し出題される傾向があります。

公民・時事分野では、選挙制度(投票率の計算・公職選挙法)、最高裁判所の国民審査、国際連合(国際司法裁判所・国連本部の所在地)、非核三原則、長崎の平和宣言といった時事色の強いテーマが出題されました。2027年度も直近の社会的出来事と公民の基礎知識を結びつけた問題が出題されると予想されます。ニュースに日頃から関心を持ち、学習した知識と結びつける習慣をつけておくことが重要です。


最後に

上記の予想はあくまで2026年度入試の出題傾向を集計的に分析したものであり、実際の出題内容・形式・難易度と異なる可能性があります。特定の単元に絞った対策だけでは、予想外の出題に対応できません。算数・理科・社会それぞれについて、基礎から応用まで幅広い単元を均等に仕上げることが、安定した得点につながります。

よくある質問

Q1. 2026年度入試の試験時間と実施スケジュールはどうなっていますか?
算数は10:10〜11:00(50分)、理科は11:20〜12:00(40分)、社会は12:20〜13:00(40分)で実施されました。算数が最も試験時間が長く、理科・社会はそれぞれ40分です。試験は2026年1月6日(火)に行われました。受験番号はマーク形式で記入する方式が採用されています。
Q2. 算数はどのような大問構成で、どんな分野が出題されますか?
2026年度の算数は大問5題構成でした。計算・基本問題、数の性質・速さ・場合の数などの応用問題、平面図形・立体図形、数列・規則性、そして料金計算を含む文章題という幅広い分野が出題されています。特に図形分野では平面図形・立体図形の両方が出題され、規則性の問題では複数の小問が連続する形式が採られています。計算問題では分数・小数の混合計算が頻出です。
Q3. 理科はどのような分野から出題されますか?
2026年度の理科は大問4題構成で、生物(血液循環・消化)、気象・水溶液・物質の性質、地層・大地のつくり、物の重さと体積(密度)という分野から出題されました。会話文や実験の結果表を読み取って答える形式が多く、計算問題も含まれます。単純な知識問題だけでなく、実験の手順や結果を分析する力が求められます。生物・化学・地学・物理の各分野がバランスよく出題される傾向があります。
Q4. 社会はどのような内容が出題されますか?
2026年度の社会は大問5題構成で、地図の読み取り・防災、貿易・水産業などの地理、歴史(弥生時代〜近代)、近現代史(明治〜昭和の政策)、時事問題(2025年の出来事・平和・国際機関)という幅広い内容が出題されました。地図記号や統計表・グラフの読み取り、年表を使った歴史の流れの把握、そして最新の時事問題への対応が求められます。記述式の解答欄も複数あり、漢字での正確な記述が必要です。
Q5. 過去問演習はいつ頃から始めるのが効果的ですか?
算数・理科・社会それぞれで出題形式の特徴が異なるため、基礎的な単元学習が一通り終わった小学6年生の秋(10〜11月)を目安に過去問演習を始めるのが効果的です。算数は50分・大問5題という時間配分の感覚をつかむこと、理科は実験の読み取り問題に慣れること、社会は地図・統計・時事問題まで幅広く対応できるかを確認することを目的として取り組んでください。試験直前の12月以降は、時間を計って本番と同じ条件で解く練習を繰り返すことが重要です。
Q6. 保護者はどのようにサポートすればよいですか?
社会の時事問題対策として、2025年の国際情勢・選挙・平和に関するニュースを日常的に話題にする習慣をつけると効果的です。算数の規則性や図形問題は、解いた後に「なぜその解き方をしたか」を子どもに説明させることで理解が深まります。理科の実験問題は、日常生活の現象(水の蒸発・溶解など)と結びつけて会話するだけでも学習効果があります。試験当日のスケジュールは午前から午後にかけて3教科が連続するため、集中力を持続させる練習として、模試や過去問演習を同様の時間帯に行うことをおすすめします。