本校の入試傾向
🎯 要点: 神戸龍谷中学校の2026年度入試は、算数・理科ともに基礎から応用まで幅広い分野からバランス良く出題されます。 算数は正確な計算力と文章題の読解・応用力が、理科は実験操作や時事問題を含む幅広い知識が求められる構成です。 限られた試験時間内で実力を最大限に発揮できるよう、効率的な時間配分と多様な出題形式への慣れが合格の鍵となります。
神戸龍谷中学校の入試は、受験生がこれまで培ってきた基礎学力と思考力を多角的に測ることを重視しています。2026年度のA入試では、算数と理科において、それぞれ特徴的な出題傾向が見られました。
まず、試験の構成についてです。算数は試験時間50分、満点100点、理科は試験時間40分、満点50点という配分です。理科の試験時間と満点については、当初の案内から訂正が入っていますので、最新の情報を確認するようにしましょう。どちらの教科も大問は【1】から【5】までの5題で構成されており、限られた時間の中で効率よく問題を解き進める力が求められます。特に理科は算数に比べて試験時間と配点が半分であるため、時間配分を意識した解答練習が重要になります。
出題分野は、算数・理科ともに非常にバランスが取れています。 算数では、【1】で基本的な計算問題が多数出題され、正確な計算力が問われます。これは、その後の応用問題に取り組む上での土台となる部分です。【2】以降は、割合、速さ、年齢算といった文章題の基本的な知識を問う問題から、水道料金を題材にした会話形式の応用問題、図形の移動や面積を求める問題、さらには規則性を見つける問題まで、多岐にわたる分野から出題されています。単に公式を覚えるだけでなく、問題文を正確に読み解き、与えられた条件を整理して論理的に考える力が求められます。
理科では、物理、化学、生物、地学の各分野から満遍なく出題される傾向にあります。例えば、実験器具の正しい使い方や水の量り方、濃度計算といった化学・物理分野の基礎的な実験操作に関する問題、【2】では凸レンズの性質や光の進み方、天体に関する物理分野の知識が問われます。【3】では動物の誕生や生殖といった生物分野の基礎知識、そして【4】では川の流れの働きや地形の変化、自然災害に関する地学分野の知識が問われています。さらに、本校の理科で特徴的なのは【5】のような時事問題が出題される点です。関西万博やノーベル賞、自然現象に関する最新のニュースなど、日頃から社会の動きに関心を持ち、理科的な視点で物事を捉える習慣が大切になります。
難易度としては、基礎的な知識を問う問題から、少しひねりのある応用問題まで幅広く出題されています。算数では、正確な計算力と、文章題の条件を読み解き、適切な解法を選択する応用力が合否を分けます。理科では、各分野の基礎知識をしっかりと定着させていることはもちろん、実験の目的や結果を考察する力、そして時事問題に対応できる幅広い教養が求められます。
対策としては、まず各教科の基礎を徹底的に固めることが最優先です。特に算数の計算問題や理科の基本的な知識問題は、確実に得点源としたい部分です。その上で、応用問題や思考力を問う問題に対しては、ただ答えを出すだけでなく、なぜその答えになるのかを説明できるまで深く理解する学習が効果的です。また、理科の時事問題対策としては、日頃からニュースに関心を持ち、新聞やニュース番組などで取り上げられる科学技術や自然現象について、自分なりに調べてみる習慣をつけると良いでしょう。
神戸龍谷中学校の入試では、基礎学力の定着に加え、それを活用する応用力、そして多角的な視点から物事を捉える思考力が総合的に試されます。計画的な学習と、本番を意識した実践的な演習を重ねて、自信を持って本番に臨めるように準備を進めていきましょう。
教科別出題傾向
🎯 要点: 神戸龍谷中学校2026年度A入試(算数・理科)は、どちらも試験時間50分・50点満点の構成です。 算数は大問5題構成で、計算力・文章題・図形・規則性をバランスよく問う出題が特徴です。 理科は大問5題構成で、実験器具の操作・生命・地学・時事問題まで幅広い分野から出題されます。
算数
試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 50分 |
| 満点 | 100点 |
| 大問数 | 5題 |
大問構成の傾向
算数は【1】から【5】までの5題構成です。大問ごとに出題テーマが明確に分かれており、「計算問題」「小問集合(穴埋め形式)」「文章題(会話文形式)」「図形」「規則性・数列」という流れで構成されています。この構成は受験生にとって取り組みやすい順序になっており、前半の計算・小問集合で確実に得点を積み上げ、後半の応用問題に時間を使う戦略が有効です。
頻出単元・定番テーマ
計算分野では、整数・分数・小数の混合計算、円周率(3.14)を使った計算、逆算(□を求める問題)が出題されます。四則演算の正確さと計算の工夫(分配法則など)が求められます。
文章題・小問集合では、割合・百分率(値上げ・増量など)、時計算(長針と短針のなす角・重なる時刻)、年齢算、日暦算(曜日の計算)、本の読み進め問題(分数を使った数量関係)など、多彩な単元から出題されます。1つの大問の中に複数の小問(ア・イ)が含まれる形式で、各単元を幅広くカバーする必要があります。
会話文形式の文章題では、日常生活の場面(水道料金の計算など)を題材にした問題が出題されます。与えられた条件を整理し、比例関係や一次方程式的な考え方を使って未知数を求める力が問われます。グラフと連動した読み取りも含まれます。
図形分野では、円と正方形を組み合わせた問題が出題されます。円が図形の外側・内側を転がるときの軌跡(中心が描く線の長さ)や、円が通過した領域の面積を求める問題が含まれます。円周率3.14を使った計算が必須で、正確な処理力が求められます。
規則性・数列では、正六角形を規則的に並べていく図形の問題が出題されます。個数・周の長さ・何番目かを求める問題が複数の小問として構成されており、数の規則を見つけて式に表す力が必要です。
出題形式の傾向
- 計算問題:答えのみを記入する形式。式の記述は求められません。
- 穴埋め(ア・イ形式):小問集合では「ア」「イ」の2つの答えを求める形式が定番です。
- 記述・説明:解答用紙の構造上、答えの数値を記入する形式が中心です。
- グラフとの連動:会話文問題ではグラフが与えられ、グラフと計算を組み合わせて解く問題が出題されます。
この学校らしさ
神戸龍谷中学校の算数は、「日常生活との結びつき」を重視した出題が目立ちます。水道料金・お菓子の値上げ・時計など、身近な題材を使って数学的思考力を問うスタイルです。また、会話文形式で問題の条件が提示されるため、文章を正確に読み取る力も必要です。特別な難問よりも、基本から標準レベルの問題を確実に解く力が合否を分けます。計算ミスをなくすことと、各単元の基本的な解法を身につけることが最優先の対策です。
理科
試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 40分(※訂正後) |
| 満点 | 50点(※訂正後) |
| 大問数 | 5題 |
⚠️ 注意:問題冊子に訂正が入っており、試験時間は「50分→40分」、満点は「100点→50点満点」に修正されています。受験の際は必ず最新の学校発表情報を確認してください。
大問構成の傾向
理科は【1】から【5】までの5題構成です。「実験器具・操作」「光・レンズ」「生命(動物の誕生)」「地学(川の流れ・地形)」「時事問題・理科的知識」という分野の組み合わせで構成されており、物理・化学・生物・地学の4分野に加えて時事問題まで幅広くカバーしています。
頻出単元・定番テーマ
実験器具・操作分野では、メスシリンダーの読み方・使い方、アルコールランプの正しい操作方法、濃度計算(食塩水の濃度)が出題されます。実験の安全な手順や器具の正しい使い方についての知識が問われ、選択肢の中から正しいものを選ぶ形式が中心です。
**物理分野(光)**では、凸レンズの性質(焦点・光の集まり方・実像の見え方)が出題されます。光の道筋を図で選ぶ問題や、レンズを通して見たときの文字の向きを問う問題など、図を使った視覚的な理解が求められます。
**生物分野(動物の誕生)**では、メダカと人の生殖・発生に関する問題が出題されます。受精・胎生・羊水・へその緒など、基本的な用語の知識と、メダカと人の違いを比較して説明する記述問題が含まれます。
**地学分野(川・地形)**では、流れる水のはたらき(侵食・運搬・堆積)、川の断面形状、上流・下流の石の特徴、三日月湖の形成、ハザードマップなど、川と地形に関する幅広い知識が問われます。選択問題と用語記述問題が混在しています。
時事問題・理科的知識では、2025年の大阪・関西万博、惑星探査・隕石、地震(震源地・マグニチュード)、気温記録、ノーベル賞受賞者など、その年の重要な科学・社会的出来事が出題されます。理科の知識と時事の両方を問う問題が含まれており、日頃からニュースに関心を持つことが重要です。
出題形式の傾向
- 選択問題(記号選択):全体の中で最も多い形式です。(ア)〜(エ)や(ア)〜(カ)の中から選ぶ形式が多用されます。複数選択(2つ選ぶ)の問題も出題されます。
- 用語記述:語句を答える問題(漢字・ひらがな指定あり)が複数出題されます。
- 計算問題:濃度計算など、数値を求める問題も含まれます。
- 短文記述:理由や特徴を「かんたんに」説明する記述問題が1〜2問出題されます。長い文章を書く必要はなく、要点を簡潔にまとめる力が求められます。
この学校らしさ
神戸龍谷中学校の理科は、「教科書の基本知識+時事問題」という組み合わせが大きな特徴です。特に大問5の時事問題は、その年に起きた科学的・社会的な出来事(万博・地震・気温記録・ノーベル賞など)が毎年出題されており、理科の知識だけでなく社会への関心も問われます。また、実験器具の正しい使い方を問う問題は、実際の実験経験や安全教育の知識が直接役立つ出題です。全体的に基本〜標準レベルの問題が中心ですが、時事問題は準備なしでは対応できないため、入試直前まで新聞やニュースをチェックする習慣をつけることが重要です。
算数・理科の比較まとめ
| 教科 | 試験時間 | 満点 | 大問数 | 出題傾向の特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 算数 | 50分 | 100点 | 5題 | 計算・文章題・図形・規則性をバランスよく出題。日常生活題材の会話文形式が特徴的。 |
| 理科 | 40分 | 50点 | 5題 | 4分野+時事問題の幅広い構成。選択問題中心だが短文記述・計算も含む。 |
両教科に共通するのは、「基本〜標準レベルの問題を確実に解く力」が合否を左右するという点です。算数では計算ミスをなくすこと、理科では用語の正確な暗記と時事問題への対応が、得点を安定させる鍵になります。
教科別対策のポイント
🎯 要点: 神戸龍谷中学校の算数・理科は、試験時間50分・各100点満点の構成で、大問5題が標準的な出題スタイルです。 算数は計算力・図形・文章題・規則性をバランスよく問う構成で、手順を丁寧に積み上げる力が合否を分けます。 理科は実験器具の基礎知識・生命・地球・時事問題まで幅広く出題され、暗記と思考の両面が求められます。
算数
出題構成と全体的な傾向
2026年度A入試の算数は、試験時間50分・100点満点・大問5題の構成です。大問【1】が計算問題、大問【2】が小問集合、大問【3】が文章題(グラフ・表を使った思考問題)、大問【4】が図形、大問【5】が規則性という流れになっています。
出題分野は、計算・割合・速さ・時計算・年齢算・暦算・図形・規則性と非常に幅広く、どれか1分野だけを集中的に勉強すれば乗り切れるような試験ではありません。基礎から応用まで、バランスよく仕上げることが求められます。
【計算問題】確実に得点するための練習法
大問【1】は6問の計算問題で構成されており、分数・小数・四則混合・円周率を含む計算など、さまざまな形式が登場します。「穴埋め形式(□にあてはまる数を求める)」の逆算問題も含まれるため、単純な計算だけでなく、逆算の手順もしっかり身につけておく必要があります。
重点単元:
- 分数と小数の混合計算(通分・約分の正確さ)
- 四則混合計算(計算の順序・かっこの処理)
- 円周率3.14を含む計算(工夫して計算する技術)
- 逆算(□を求める問題)
学習のポイント: 計算問題は「速さ」より「正確さ」を優先してください。毎日10〜15分、計算ドリルを続けることで、ミスを減らす習慣が身につきます。特に分数と小数が混在する問題は、どちらかに統一してから計算する癖をつけましょう。円周率3.14の計算では、共通因数をくくり出して計算量を減らす工夫が得点アップにつながります。
つまずきやすいポイント: 逆算問題では、式の構造を正確に把握できていないと間違えやすいです。「どの計算を最後にしたか」を逆にたどる練習を繰り返してください。
【小問集合】多分野を横断する対策が必要
大問【2】は5つの小問から構成され、各問に(ア)・(イ)の2つの答えを求める形式です。2026年度は、**割合・時計算・年齢算・本のページ数(逆算)・暦算(曜日)**が出題されました。
重点単元:
- 割合と百分率(値上げ・増量などの日常場面への応用)
- 時計算(長針・短針のつくる角度、重なる時刻)
- 年齢算(現在と将来の年齢の関係)
- 暦算(うるう年・曜日の計算)
- 逆算を含む文章題
学習のポイント: これらの単元は「解き方の型」が決まっています。たとえば時計算は「長針は1分間に6度、短針は1分間に0.5度動く」という基本を覚えたうえで、差や和を使って解く手順を何度も練習してください。年齢算は線分図を書いて整理する習慣をつけると、複雑な問題でも混乱しにくくなります。
つまずきやすいポイント: 暦算は「うるう年かどうか」「月ごとの日数」を正確に把握していないと計算がずれます。1月から各月末日までの日数を素早く出せるよう、表にまとめて覚えておきましょう。割合の問題では「何を基準(もとにする量)にするか」を必ず確認してから式を立ててください。
【文章題・グラフ読み取り】論理的に式を組み立てる力
大問【3】は、水道料金という実生活に関連したテーマで、グラフと会話文を読みながら段階的に答えを求める問題です。「基本料金」「1m³あたりの料金」「使用量」という3つの未知数を順番に求めていく構成で、比例・一次関数的な思考力が問われます。
重点単元:
- 比例・反比例(単位量あたりの考え方)
- 2量の関係を式で表す(グラフの読み取りと計算の連動)
- 文章題の条件整理(会話文から数値を拾い出す力)
学習のポイント: グラフや表が与えられる文章題では、まず「何がわかっていて、何を求めるのか」を整理することが最優先です。問題文や会話文に出てくる数値に線を引きながら読む習慣をつけましょう。段階的に答えを求める問題では、前の答えを次の計算に使うことが多いため、途中の計算も必ず書き残しておいてください。
つまずきやすいポイント: 「20m³まで基本料金のみ」「20m³を超えた分に追加料金がかかる」という条件を見落とすと、式の立て方が根本的にずれてしまいます。条件を読み飛ばさないよう、問題文を丁寧に読む練習を積んでください。
【図形問題】平面図形の応用に重点を置く
大問【4】は、正方形の外側・内側を円が転がるときの「中心の軌跡(きせき)の長さ」と「円が通過した面積」を求める問題です。円の転がり移動という、やや難易度の高いテーマが扱われています。
重点単元:
- 円の面積・円周の計算(3.14を使った計算の習熟)
- 正方形・長方形と円の組み合わせ図形
- 円が転がるときの中心の動き(軌跡)
- 図形の面積の差・重なりの処理
学習のポイント: 図形問題は、まず「自分で図を丁寧に描く」ことが出発点です。問題に図が与えられていても、自分の手で描き直すことで、どの部分が動いているのか・どの面積を足し引きするのかが見えてきます。円が正方形の角を曲がるときに「中心が弧(円弧)を描く」という点に気づけるかどうかが、この問題のカギです。
つまずきやすいポイント: 外側を回るときと内側を回るときでは、中心の動く距離や面積の計算方法が変わります。「外側では円の半径分だけ外に広がる」「内側では半径分だけ内側に縮む」という原則を、具体的な数値で確認しながら理解してください。3.14の計算ミスも頻発しやすいので、計算過程を丁寧に書く習慣が大切です。
【規則性】パターンを見つけて一般化する
大問【5】は、正六角形を並べていく規則性の問題です。「個数」「周りの長さ」「何番目か」を求める3問構成で、数のパターンを発見して式に表す力が問われます。
重点単元:
- 数列・規則性(等差数列・図形の個数の規則)
- 周りの長さの変化パターン
- 逆算(「何番目か」を求める問題)
学習のポイント: 規則性の問題は、まず「1番目・2番目・3番目…」の値を実際に書き出して、差や比のパターンを探すことから始めてください。表を作る習慣が非常に有効です。パターンが見つかったら、n番目の式(一般項)を立てて、大きな番号でも計算できるようにしましょう。
つまずきやすいポイント: 「何番目か」を求める逆算問題では、式を立てた後に「答えが整数になるか」を確認してください。計算結果が小数や分数になった場合は、式の立て方を見直す必要があります。
理科
出題構成と全体的な傾向
2026年度A入試の理科は、試験時間40分・50点満点・大問5題の構成です(試験時間と満点は問題冊子の訂正に基づく正式な数値)。大問【1】が実験器具、大問【2】が光(凸レンズ)、大問【3】が動物の誕生、大問【4】が川の流れと地形、大問【5】が時事問題という構成で、物理・化学・生物・地学・時事の各分野がバランスよく出題されています。
【実験器具・基本操作】確実な得点源にする
大問【1】では、実験器具の名称・使い方・注意点が問われます。メスシリンダーの読み方、アルコールランプの正しい使い方(アルコールの量・芯の長さ・火の消し方)など、理科の授業で必ず扱う基本的な内容です。
重点単元:
- メスシリンダーの正しい読み方(目の高さを合わせる・最小目盛りの1/10まで読む)
- 濃度の計算(溶質÷溶液×100)
- アルコールランプの使い方(アルコールは8分目まで、芯の長さ、火の消し方)
学習のポイント: 実験器具の問題は「知っているかどうか」がそのまま得点に直結します。教科書や理科の資料集で、各器具の正しい使い方を図と一緒に確認してください。濃度の計算は「溶液=溶質+溶媒(水)」という関係を正確に覚えておくことが大切です。水の密度(1mL=1g)を使う問題も出るため、単位換算にも慣れておきましょう。
つまずきやすいポイント: 濃度計算で「水の重さ」と「食塩水の重さ」を混同するミスが多いです。「食塩水の重さ=水の重さ+食塩の重さ」であることを、毎回確認する癖をつけてください。
【光・凸レンズ】原理の理解が問われる
大問【2】では、凸レンズによる光の集まり方・焦点・像の見え方が出題されています。選択肢形式が中心ですが、「なぜそうなるのか」という理由まで理解していないと正解できない問題も含まれます。
重点単元:
- 焦点・焦点距離の概念
- 太陽光が平行光線になる理由(太陽が地球から非常に遠い距離にあること)
- 焦点の内側・外側・焦点上に光源を置いたときの像の違い
- 凸レンズを通して見える像の向き・大きさ(倒立・正立)
学習のポイント: 凸レンズの問題は、光の道筋を図で描けるようにすることが最も効果的な対策です。「焦点を通る光は屈折後レンズの軸に平行に進む」「軸に平行な光は屈折後焦点を通る」という2本の基本光線を使って、像の位置を作図する練習を繰り返してください。
つまずきやすいポイント: 「レンズを通して見える像の向き」は、実際に見る位置(レンズの手前か向こう側か)によって変わります。問題文の条件を丁寧に読み、「どこから見ているのか」を確認してから答えを選びましょう。
【生物・動物の誕生】用語の正確な暗記が必須
大問【3】では、メダカと人の誕生・成長に関する知識が問われます。受精・胎生・羊水・へその緒など、教科書レベルの用語を正確に覚えているかどうかが得点を左右します。
重点単元:
- 受精卵・子宮・羊水・へその緒・胎盤の役割
- 胎生の意味(ひらがなで書く問題も出題)
- メダカと人の卵の大きさの違いとその理由(栄養分の有無)
- 発生・成長の過程(受精から誕生までの期間)
学習のポイント: 用語は「意味とセットで」覚えてください。たとえば「羊水」は「たい児を外部の衝撃から守る液体」という役割まで説明できるようにしましょう。メダカと人の卵の大きさの違いは、「メダカの卵は自分で栄養を持つ必要があるから大きい」という理由を自分の言葉で説明できるように練習してください。記述問題が出ることもあるため、短い文で説明する練習も積んでおきましょう。
つまずきやすいポイント: 「胎生」をひらがなで書く問題のように、漢字ではなくひらがなで答えを求める指示を見落とすケースがあります。問題文の指示を最後まで読む習慣をつけてください。
【地学・川の流れ】図と用語をセットで理解する
大問【4】では、川の流れのはたらき・川の断面・石の特徴・三日月湖・ハザードマップが出題されています。地形の変化と川のはたらきを関連づけて理解することが求められます。
重点単元:
- 流れる水の3つのはたらき(侵食・運搬・堆積)
- 川の外側・内側の流れの速さと侵食・堆積の関係
- 上流・下流の石の特徴(大きさ・形の違いと理由)
- 三日月湖の成因
- ハザードマップの意味と役割
学習のポイント: 川の断面図や平面図を見て、「どちら側が深く削られるか」「どちら側に土砂が積もるか」を即座に判断できるように練習してください。川の曲がった部分では「外側=流れが速い=侵食が強い」「内側=流れが遅い=堆積が多い」という原則を図と一緒に覚えましょう。ハザードマップは社会科とも関連する時事的な内容なので、ニュースや学校の授業でも意識して確認しておくとよいです。
つまずきやすいポイント: 「三日月湖」という名称は漢字3文字で書けるよう練習してください。川の断面図の問題では、「A・Bどちらが外側か」を問題の図から正確に読み取ることが前提になります。図を見る際に「曲がりの外側はどちらか」を必ず確認してから解答してください。
【時事問題】日常的な情報収集が得点を左右する
大問【5】は、2025年に実際に起きた出来事や話題に関する時事問題です。大阪・関西万博のテーマ・展示物、地震・気温記録、ノーベル賞受賞者など、幅広いジャンルから出題されています。
重点単元:
- 国内外の大きなニュース(自然災害・気象記録・科学的発見)
- 科学系のノーベル賞(受賞者・受賞部門・研究内容の概要)
- 万博・国際イベントに関する基礎知識
- 地震・津波・気象に関する理科的な知識
学習のポイント: 時事問題は、受験の直前期(秋〜冬)に集中して対策するのが効率的です。理科系のニュース(地震・気象・宇宙・医学・環境)を中心に、新聞やニュースを週1回程度チェックする習慣をつけておきましょう。ノーベル賞は毎年10月に発表されるため、受賞者・部門・研究テーマを必ず確認してください。
つまずきやすいポイント: 時事問題は「なんとなく聞いたことがある」程度の知識では選択肢を絞り込めないことがあります。「いつ・どこで・何が・なぜ」という4点セットで記憶しておくと、選択肢問題でも確実に答えられます。
理科全体の学習スケジュール目安
| 時期 | 重点取り組み内容 |
|---|---|
| 4〜8月 | 各分野の基礎知識・用語の暗記と理解(教科書・参考書中心) |
| 9〜10月 | 計算問題(濃度・光・川の流れ)の演習強化、図の読み取り練習 |
| 11月 | 時事問題の整理(ノーベル賞・重大ニュース)、過去問演習開始 |
| 12月〜入試直前 | 過去問を時間内に解く練習、苦手分野の最終確認 |
理科は40分・50点満点という試験時間の短さを意識した時間配分の練習も必要です。過去問演習では必ず時間を計り、「どの分野に時間がかかるか」を把握したうえで、得意分野から解き始める順番を自分なりに決めておきましょう。
合格に向けた学習計画
🎯 要点: 神戸龍谷中学校2026年度A入試(算数・理科)は、試験時間50分・各50点満点の構成です。 算数は計算・文章題・図形・数列など幅広い分野が大問5題で出題され、理科は実験器具・物理・生物・地学・時事問題が大問5題で問われます。 基礎知識の確実な定着を土台に、過去問演習で時間配分を身につけることが合格への最短ルートです。
試験の基本情報を押さえる
まず、試験の枠組みをしっかり確認しておきましょう。
| 教科 | 配点 | 試験時間 | 大問数 |
|---|---|---|---|
| 算数 | 100点満点 | 50分 | 5題 |
| 理科 | 50点満点 | 40分 | 5題 |
算数は50分・100点満点、理科は40分・50点満点です。理科は試験時間が算数より短いことに注意してください。どちらも大問が5題構成で、1題あたりに使える時間は算数で約10分、理科で約8分が目安になります。
早期(受験12〜6ヶ月前):基礎固めと苦手単元の洗い出し
この時期の目標は「穴のない基礎力」を作ることです。焦って応用問題に手を出す必要はありません。まず自分の弱点を正確に把握することから始めましょう。
算数の基礎固め
算数の出題を見ると、【1】の計算問題では分数・小数・四則混合計算・円周率を使った計算など、基本的な計算技術が問われます。計算ミスは得点に直結するため、毎日15〜20分の計算練習を習慣化してください。
具体的には次の単元を優先して固めましょう。
- 計算技術:分数と小数の変換、四則混合計算、( )を含む計算の順序
- 割合・比:値上げ・割引の計算、百分率と割合の相互変換
- 時計算・年齢算:長針・短針の角度、重なる時刻の求め方、年齢差を使った方程式的思考
- 図形の基礎:円の面積・円周の公式、正方形・正六角形の性質
この時期は1日あたり算数に40〜60分を確保し、計算練習20分+単元別問題演習20〜40分のリズムで進めましょう。週に1回は「苦手チェックテスト」を行い、どの単元で間違えやすいかを記録してください。
理科の基礎固め
理科の出題は、実験器具の操作・光学(凸レンズ)・生物(動物の誕生)・地学(川の流れ)・時事問題という5分野にわたります。特定の1分野に偏らず、幅広く基礎を固めることが重要です。
優先して取り組む単元は次の通りです。
- 実験器具の操作:メスシリンダーの読み方、アルコールランプの正しい使い方と注意点
- 光の性質:凸レンズの焦点・光の屈折・実像と虚像の違い
- 生物(動物の誕生):メダカと人の生殖の比較、胎生・卵生の違い
- 地学(流水のはたらき):侵食・運搬・堆積の3作用、上流と下流の石の違い、三日月湖・ハザードマップ
- 時事問題:理科に関連する最新ニュース(宇宙・気象・ノーベル賞など)
理科はこの時期に1日30〜40分を確保し、教科書レベルの用語と仕組みをしっかり覚えましょう。特に時事問題は、日頃からニュースに関心を持つ習慣が大切です。
中期(受験6〜3ヶ月前):過去問演習の開始と弱点補強
基礎が固まったら、いよいよ実戦的な演習に移ります。この時期の目標は「本番と同じ条件で解く練習」と「弱点の徹底補強」です。
算数の重点強化
中期では特に次の応用単元に力を入れてください。
文章題・グラフ読み取り問題:水道料金のような「条件を読み取って式を立てる」問題は、神戸龍谷中学校の算数で毎年のように出題される形式です。グラフから傾きや切片(基本料金)を読み取り、連立的な考え方で答えを導く練習を積みましょう。1問あたり10〜15分で解ける練習を週3回以上行ってください。
図形問題(円と正多角形):円が正方形の外側・内側を転がるような「動く図形」の問題や、正六角形を規則的に並べる「数列と図形の融合問題」は、計算量が多く時間を取られやすい分野です。面積の求め方(円の面積公式、正方形との組み合わせ)を確実に使えるよう、週2〜3回は図形問題に特化した演習を行いましょう。
規則性・数列:正六角形の個数が何番目かを求めるような「規則性」の問題は、表を作って規則を見つける練習が有効です。1日10〜15分、規則性の問題を解く習慣をつけてください。
この時期の算数の学習時間の目安は、1日60〜90分(応用演習50分+復習・解き直し20〜40分)です。
理科の重点強化
理科では「計算を伴う問題」と「記述問題」への対応力を高めましょう。
- 濃度計算:食塩水の濃度(質量パーセント濃度)の計算は、算数の割合と連動して出題されます。公式の意味を理解したうえで、数値を変えた問題を繰り返し解いてください。
- 記述問題:「メダカの卵が人の卵子より大きい理由」のように、理由を自分の言葉で説明する問題が出ます。キーワードを使って2〜3文で答える練習を週2回以上行いましょう。
- 時事問題の対策:万博・地震・気象・ノーベル賞など、社会的な話題と理科の知識が結びついた問題が出題されます。理科の時事問題は出題直前まで追いかける必要があるため、この時期から月1回は「理科ニュースまとめ」を作る習慣をつけましょう。
理科の学習時間の目安は1日40〜50分です。
直前期(受験3ヶ月前〜本番):実戦演習・時間配分・体調管理
直前期は「新しい知識を詰め込む」時期ではなく、「本番で確実に得点する力を磨く」時期です。
時間配分の練習
算数は50分で大問5題、理科は40分で大問5題です。各大問の目安時間を意識して解く練習を週2〜3回行いましょう。
- 算数:【1】計算問題(8〜10分)→【2】穴埋め(10分)→【3】文章題(10分)→【4】図形(10〜12分)→【5】規則性(8〜10分)という流れを意識し、解けない問題は後回しにする判断力を養いましょう。
- 理科:【1】実験器具(6〜8分)→【2】光(8分)→【3】生物(6〜8分)→【4】地学(6〜8分)→【5】時事(6分)を目安に、確実に取れる問題から先に解く習慣をつけましょう。
解き直しの徹底
直前期は「間違えた問題の解き直し」が最も重要な学習です。解き直しノートを作り、同じ種類の間違いを繰り返さないよう意識してください。特に計算ミスや単位の書き忘れなど、「わかっているのに落とす」ミスをゼロにすることが目標です。
体調管理
試験本番に実力を発揮するために、直前2週間は睡眠時間を削った学習を避けてください。毎日同じ時間に起きて、本番の試験時間帯(午前中)に頭が働く生活リズムを整えることが大切です。
学習時間の全体目安まとめ
| 時期 | 算数(1日) | 理科(1日) |
|---|---|---|
| 早期(12〜6ヶ月前) | 40〜60分 | 30〜40分 |
| 中期(6〜3ヶ月前) | 60〜90分 | 40〜50分 |
| 直前期(3ヶ月前〜) | 90〜120分(実戦演習含む) | 50〜60分(実戦演習含む) |
計画通りに進まない日があっても、週単位で帳尻を合わせる意識で取り組みましょう。大切なのは「毎日続けること」と「間違えた問題を必ず復習すること」の2点です。この2つを守り続けることが、合格への確実な道筋になります。
塾講師から受験生へ
🎯 要点: 神戸龍谷中学校の算数・理科は「知識の暗記」だけでは太刀打ちできない、思考力を問う問題が中心です。 試験時間・配点の構成を正確に把握し、解ける問題を確実に積み上げる戦略が合否を分けます。 日常の「なぜ?」を大切にしながら、基礎を丁寧に固めることが最短ルートです。
私はこれまで多くの受験生を指導してきましたが、神戸龍谷中学校の入試問題を初めて見た生徒が口をそろえて言うのは、「思ったより考えさせられる」という一言です。この感想は、実はとても大切なことを教えてくれています。
算数の試験は50分・100点満点で、大問が【1】から【5】まで5題構成です。計算問題から始まり、文章題・図形・規則性と幅広い分野が出題されます。単純な計算力だけでなく、「問題の意味をきちんと読み取る力」「条件を整理して筋道を立てる力」が試されます。たとえば、水道料金の仕組みを読み解いて数値を求める問題や、正六角形を規則的に並べたときの個数・周の長さを求める問題など、日常の場面や図形のパターンを論理的に追いかける問題が登場します。「式を立てれば終わり」ではなく、「なぜその式が成り立つのか」を自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深めてください。
理科は40分・50点満点です。大問5題の中に、実験器具の操作・光の性質・生命・地学・時事問題と、幅広いテーマが詰め込まれています。ここで差がつくのは、知識の「使い方」です。たとえば実験器具の正しい使い方や、凸レンズを通った光の道筋を選ぶ問題は、教科書の内容を丸暗記しただけでは正解できません。「なぜそうなるのか」という仕組みまで理解していることが求められます。また、時事問題も出題されます。日頃からニュースや社会の出来事に目を向ける習慣が、ここで生きてきます。
では、具体的に何をすればよいか。算数については、計算の正確さと速さを土台にしながら、文章題・図形・規則性の3分野を繰り返し練習してください。特に規則性の問題は「パターンを見つけて式にする」練習を積むことが重要です。理科については、各分野の「仕組み」を図や言葉で説明できるようにしておくことを目標にしてください。実験器具の操作手順は、なぜそうするのかという理由とセットで覚えるのが鉄則です。
楽な道ではありません。算数・理科ともに、「なんとなく解けた」という感覚のまま進んでいくと、本番で思わぬ落とし穴にはまります。でも、一つひとつの問題に向き合って「なぜ?」を大切にしながら学習を積み重ねれば、必ず力はついてきます。
過去問を解くときは、時間配分を意識してください。算数は50分で5題、理科は40分で5題です。全問を丁寧に解こうとすると時間が足りなくなることがあります。まず確実に解ける問題を先に仕上げ、難しい問題は後回しにする判断力も、合格に必要なスキルの一つです。
この入試は、あなたがどれだけ「考える力」を身につけてきたかを問うています。その力は、今日からの積み重ねで必ず伸びます。
保護者の皆さまへ
🎯 要点: 神戸龍谷中学校のA入試(算数・理科)は、試験時間50分・各100点満点の構成です。 算数は大問5題、理科は大問5題で、基礎から応用まで幅広い力が問われます。 家庭では「正確さ」と「時間配分の感覚」を意識したサポートが合格への近道です。
入試の基本構成を把握することから始めましょう
2026年度A入試(算数・理科)の基本情報は次のとおりです。
| 教科 | 配点 | 試験時間 | 大問数 |
|---|---|---|---|
| 算数 | 100点 | 50分 | 5題 |
| 理科 | 50点 | 40分 | 5題 |
※理科については、問題表紙に「50分・100点満点」と記載されていましたが、正式な訂正により「40分・50点満点」が正しい情報です。お子さまに伝える際は、正しい試験時間・配点をご確認の上、過去問演習の時間設定に反映させてください。
算数・理科ともに大問は5題構成で、各大問の中に複数の小問が設けられています。幅広い分野から出題されるため、特定の単元だけに集中した対策では得点が伸びにくい構造です。
算数の出題傾向:「計算力」と「応用力」の両立が鍵
算数では、大問1で計算問題が出題されます。四則演算・分数・小数・括弧を含む複合計算など、基礎的な計算力を確認する問題が並びます。ここで確実に得点できるかどうかが、全体の点数を大きく左右します。
大問2以降は、割合・速さ・年齢算・日暦算・場合の数など、中学受験の定番分野が幅広く登場します。文章題・図形・規則性と出題ジャンルが多岐にわたるため、「どの単元も一定水準以上に仕上げる」ことが求められます。
図形分野では、円と正方形を組み合わせた問題や、正六角形を並べたときの規則性を問う問題など、図形的なセンスと計算の正確さが同時に必要な出題が見られます。
保護者の皆さまに特にお伝えしたいのは、「途中式を書く習慣」の重要性です。解答欄に答えを書くだけでなく、思考の過程を紙に残す練習を日頃から積ませてください。試験本番で見直しをする際にも、途中式があれば計算ミスの発見が格段に速くなります。
理科の出題傾向:「実験・観察の基礎」と「時事問題」への対応
理科は40分・50点という比較的コンパクトな試験です。大問5題の中に、実験器具の使い方・光学・生命・地学・時事問題という多彩な分野が含まれます。
注目すべきは大問5の時事問題です。2026年度入試では、2025年に実際に起きた出来事(大阪・関西万博、地震、気象記録、ノーベル賞など)が出題されています。理科の知識だけでなく、社会的な出来事への関心が問われる問題です。
日頃からニュースに触れる習慣をつけることが、この分野の対策として最も効果的です。「今日のニュースで気になったことを夕食の席で話す」という小さな習慣が、試験本番での得点に直結します。
実験器具の使い方(大問1)や光の性質(大問2)、生命(大問3)、地学(大問4)といった分野は、教科書レベルの基礎知識をしっかり定着させることが前提です。特に実験器具の正しい使い方は、「なぜそうするのか」という理由まで理解しているかどうかが問われます。単純な暗記ではなく、理由を伴った理解を促す声かけを心がけてください。
家庭での過去問演習:「本番に近い環境」を意識してください
過去問演習を始める際、最も大切なのは「実際の試験と同じ条件で解かせること」です。
- 算数:50分のタイマーをセットし、途中で止めない
- 理科:40分のタイマーをセットし、途中で止めない
時間を計らずに解かせると、お子さまは「自分は解けた」という誤った自信を持ちやすくなります。時間内に何点取れるかを把握することが、本番対策の第一歩です。
採点後は、「どの大問で時間を使いすぎたか」「どの分野の知識が抜けているか」を一緒に確認してください。ただし、この確認作業はお子さまを責める場ではありません。「どこが課題か分かった、次はここを練習しよう」という前向きな方向で締めくくることを意識してください。
子どもとの距離感:「管理」より「伴走」を
受験が近づくにつれ、保護者の皆さまが「もっとやらせなければ」という焦りを感じるのは自然なことです。しかし、過度な管理は子どもの自主性を損ない、試験本番での判断力にも影響します。
お勧めするのは、「学習計画を一緒に立て、実行はお子さまに任せる」というスタイルです。週に一度、「今週どの分野を練習するか」を親子で話し合い、その後の進め方はお子さまに委ねてください。保護者の役割は、計画の実行を見守り、行き詰まったときに一緒に考えることです。
メンタルケアの面では、「結果より過程を認める」声かけが有効です。「今日は計算問題を全部解き直したんだね」「理科の実験器具の問題、前より速く解けるようになったね」といった具体的な観察に基づいたコメントは、お子さまの自己効力感を高めます。
直前期の保護者サポート:環境整備が最大の貢献
試験直前の1〜2か月は、新しい問題集を増やすよりも、これまでの学習の定着確認に集中させてください。保護者の皆さまにできる最大の貢献は、「学習に集中できる環境を整えること」です。
- 勉強する時間帯と場所を一定に保つ
- 試験当日と同じ起床時間・食事時間のリズムを早めに作る
- 試験前夜は早めに就寝できるよう、夜の予定を調整する
神戸龍谷中学校の入試は、基礎を丁寧に積み上げてきたお子さまの力が素直に反映される構成です。焦らず、着実に準備を進めてください。
来年度入試の予想
🎯 要点: 2026年度A入試の傾向を踏まえると、2027年度も算数・理科ともに基礎〜標準レベルを中心とした出題が続く見込みです。 算数は計算・文章題・図形・規則性の4本柱が維持され、理科は実験器具・生命・地球・時事の組み合わせが定番化しています。 ただし、あくまで予想であり、実際の出題と異なる可能性があります。幅広い単元の対策が不可欠です。
算数の予想
2026年度A入試では、試験時間50分・100点満点・大問5題という構成でした。この枠組みは翌年度も維持される可能性が高いです。
計算・基本問題(大問1相当) 四則混合計算・分数・小数・円周率を含む計算が複数問並ぶ形式は、今後も出題の軸になります。計算ミスを防ぐ正確さと処理速度の両立が求められます。逆算(□を求める問題)も引き続き出題が予想されます。
文章題・応用問題(大問2・3相当) 割合・比・年齢算・日暦算・ページ数に関する問題など、多様な文章題が小問形式でまとめて出題されるスタイルが定着しています。2026年度では水道料金をテーマにした「表・グラフの読み取り+比例関係の利用」という実生活に即した問題が出題されました。このような「身近な題材を用いた文章題」は翌年度も出題が予想されます。条件を整理して式を立てる練習を積んでおきましょう。
図形問題(大問4相当) 円と正方形を組み合わせた平面図形の問題が出題されており、円周・面積の計算が中心でした。翌年度も平面図形(円・多角形の組み合わせ)が高い頻度で出題されると予想されます。円周率3.14を使った計算を素早く正確に処理できるよう、繰り返し練習しておくことが重要です。
規則性・数列(大問5相当) 図形を並べたときの個数・周の長さ・番号を求める規則性の問題が出題されました。「何番目か」を逆算する問題も含まれており、表を使って規則を見つける力が試されます。翌年度も数列・規則性・場合の数などの分野から出題される可能性があります。
理科の予想
2026年度A入試では、試験時間40分・50点満点・大問5題という構成でした(試験時間・満点は訂正後の正式な数値)。この構成は翌年度も踏襲される可能性があります。
実験器具・物理(大問1・2相当) 実験器具の正しい使い方、凸レンズの性質(焦点・光の進み方・像の見え方)が出題されました。光・レンズ・実験操作に関する問題は理科の定番分野であり、翌年度も出題が予想されます。実験器具の名称・使い方のルール、光の屈折・反射の基本をしっかり押さえてください。
生命(大問3相当) メダカと人の誕生・成長に関する問題が出題されました。動物の生命・体のつくりは毎年出題されやすい分野です。翌年度も植物・動物・人体のいずれかから出題される可能性が高く、基本用語と仕組みの理解が必要です。
地球・自然(大問4相当) 川の流れと地形変化(侵食・運搬・堆積)、地図・防災に関する問題が出題されました。地層・天気・川・火山などの地球分野は毎年出題される傾向があります。翌年度も自然災害・地形・気象のいずれかが出題されると予想されます。
時事問題(大問5相当) 万博・ノーベル賞・地震・気温記録など、2025年の社会的出来事が理科の知識と結びついた形で出題されました。このスタイルは翌年度も継続する可能性が高く、日頃からニュースや科学トピックに関心を持っておくことが有効です。
最後に
上記はあくまで2026年度の出題傾向をもとにした予想であり、実際の出題内容・形式・難易度とは異なる可能性があります。特定の単元に絞った対策だけでは対応しきれないケースも十分にあります。算数・理科ともに、教科書レベルの基礎を全単元にわたって確実に固めたうえで、過去問演習を通じて出題形式に慣れておくことが、最も確実な準備です。
よくある質問
- Q1. 神戸龍谷中学校2026年度A入試の算数と理科の試験時間・配点を教えてください。
- 算数は試験時間50分・100点満点です。理科は試験時間40分・50点満点です。どちらも大問は【1】〜【5】の5題構成となっています。理科については試験表紙に「50分・100点満点」と記載されていましたが、正式な訂正により「40分・50点満点」が正しい情報です。受験前に必ず学校から配布される最新の受験案内を確認してください。
- Q2. 算数ではどのような分野が出題されますか?
- 算数は計算問題・文章題・図形・数列・規則性など幅広い分野から出題されます。計算問題では分数・小数・四則混合計算が問われ、文章題では割合・年齢算・料金計算といった実生活に関連した題材が取り上げられます。図形分野では円と正方形を組み合わせた面積・長さの計算が出題されており、円周率3.14を使った計算に慣れておくことが重要です。また、規則性を見つけて一般化する問題も出題されるため、数列や図形の並びのパターンを素早く把握する練習が必要です。
- Q3. 理科ではどのような分野が出題されますか?
- 理科は物理・化学・生物・地学の各分野に加え、時事問題を含む5題構成です。実験器具の正しい使い方(メスシリンダー・アルコールランプなど)、光学(凸レンズのはたらき)、生物(動物の誕生・メダカと人の比較)、地学(川の流れと地形)、そして万博・地震・気象・ノーベル賞といった時事・理科ニュースが出題されています。理科の基礎知識だけでなく、日頃からニュースや科学トピックにアンテナを張っておくことが得点につながります。
- Q4. 算数の学習で特に力を入れるべき点はどこですか?
- 計算の正確さとスピードが土台になります。分数・小数・四則混合の計算ミスをなくすことを最優先にしてください。その上で、割合・比・速さ・料金計算などの文章題では「条件を整理して式を立てる」練習を繰り返すことが重要です。図形分野では円と直線図形を組み合わせた問題が出題されるため、面積・長さの公式を確実に使いこなせるようにしておきましょう。規則性の問題は、小さい番号から順に調べて法則を見つける習慣をつけると本番でも対応できます。
- Q5. 理科の時事問題はどのように対策すればよいですか?
- 2026年度A入試では、2025年の大阪・関西万博、巨大地震、夏の最高気温記録、ノーベル賞受賞者といった直近の出来事が出題されています。対策としては、小学生向けのニュース番組や新聞(子ども向けダイジェスト版でも可)を週1〜2回確認する習慣をつけることが効果的です。特に科学・自然災害・宇宙・環境に関するトピックは理科の時事問題と結びつきやすいため、「いつ・どこで・何が起きたか」を簡単にメモしておくと試験直前の見直しに役立ちます。
- Q6. 過去問はいつ頃から、どのように活用すればよいですか?
- 過去問は小学6年生の夏休み明け(9〜10月)から取り組み始めるのが目安です。最初は時間を気にせず問題の形式・分野・難易度を把握することを目的にしてください。11月以降は本番と同じ試験時間(算数50分・理科40分)で解く練習を繰り返し、時間配分の感覚を身につけます。算数は大問5題、理科も大問5題と問題数が明確なので、どの大問にどれだけ時間をかけるかを自分なりに決めておくと本番で焦りにくくなります。解き直しの際は「なぜ間違えたか」の原因分析を必ず行い、同じミスを繰り返さないことが最も重要です。