追手門学院中学校 2026年度 入試傾向と対策|完全解説

追手門学院中学校の2026年度入試傾向と対策を、塾講師が徹底解説します。 追手門学院中学校 2026年度入試の算数・理科・社会の出題傾向を、塾講師が徹底解説。

本校の入試傾向

🎯 要点: 追手門学院中学校の入試は、算数・理科ともに基礎知識の定着に加え、思考力、読解力、そして表現力を問う応用問題が特徴です。 算数では計算力と図形、速さ、規則性、グラフの総合的な理解が、理科では実験考察と文章読解、記述説明が特に重要となります。 各分野の基礎を固めつつ、問題文を正確に読み解き、論理的に考えをまとめる力を養うことが合格への鍵となるでしょう。

追手門学院中学校の入試は、単に知識を問うだけでなく、その知識をどのように活用し、論理的に思考し、表現できるかを重視する傾向が見られます。特に算数と理科においては、基礎学力の確実な定着に加え、応用問題への対応力が合否を分ける重要なポイントとなります。

全体的な出題スタイルと難易度感

本校の入試問題は、基礎的な知識や計算力を問う問題から、思考力や考察力を要する応用問題まで、幅広い難易度で構成されています。受験生は、限られた時間の中で、それぞれの問題に適切なアプローチを見つけ出す力が求められます。

算数では、大問が例年6題で構成されています。最初の計算問題や小問集合では、基本的な計算能力や各分野の基礎知識が問われます。これらは確実に得点したい部分です。しかし、後半の大問では、図形問題、速さ、割合、規則性、グラフの読み取りなど、複数の要素を組み合わせて考える必要のある問題が出題され、深い思考力と粘り強く問題を解き進める力が試されます。

理科では、大問が例年4題で構成されており、物理、化学、生物、地学の主要4分野からバランス良く出題される傾向にあります。各分野の基礎知識はもちろんのこと、実験の目的や操作、結果の考察といった「科学的な探究のプロセス」を理解しているかが問われる問題が多く見られます。また、文章や会話文の中から必要な情報を正確に読み取り、自分の言葉で説明する記述問題も特徴的です。

各教科の出題傾向

教科 配点 試験時間 出題傾向の特徴
算数 — — 計算、小問集合、図形(平面・立体)、速さ、割合、規則性、グラフの読み取りなど、思考力を要する応用問題が頻出。
理科 — — 物理、化学、生物、地学の4分野からバランス良く出題。実験考察、文章読解、理由説明などの記述問題が重視される。

※上記は2026年度入試の傾向を分析したものです。配点・試験時間は、問題冊子に記載がないため「—」としています。

算数で求められる力

算数では、まず正確かつ迅速な計算力が不可欠です。大問1の計算問題でミスなく得点することは、その後の問題に取り組む上での自信にもつながります。また、大問2の小問集合では、様々な単元の基礎知識が問われるため、苦手分野を作らないように、まんべんなく学習しておくことが重要です。

特に、図形問題(平面図形、立体図形)、速さ、割合、規則性、そしてグラフを用いた問題は、毎年出題される傾向にあります。これらの問題では、与えられた情報を整理し、適切な解法を見つける応用力が求められます。単に公式を覚えるだけでなく、なぜその公式が成り立つのか、どのように活用するのかを深く理解しておくことが大切です。

理科で求められる力

理科では、幅広い分野からの出題に対応できる総合力が求められます。物理、化学、生物、地学のどの分野も偏りなく学習し、基礎知識をしっかりと定着させることが第一歩です。

本校の理科の特徴として、実験に関する問題が非常に多い点が挙げられます。実験器具の正しい使い方、実験操作の意味、そして実験結果から何が言えるのかを考察する力が問われます。日頃から教科書や参考書に載っている実験について、目的や結果、そこから導かれる法則を意識して学習しましょう。

また、文章読解型の問題も多く、会話文や説明文を正確に読み取り、設問の意図を把握する力が重要です。特に、理由を説明する記述問題では、科学的な根拠に基づいて自分の考えを論理的にまとめる表現力が求められます。普段から、なぜそうなるのか、どのように説明すれば相手に伝わるのかを意識して学習に取り組むと良いでしょう。

対策のポイント

追手門学院中学校の入試を突破するためには、以下の3つのポイントを意識して学習を進めてください。

  1. 基礎学力の徹底: 算数・理科ともに、まずは各分野の基本的な知識や計算力を完璧にすることから始めましょう。基礎が盤石であれば、応用問題にも自信を持って取り組めます。
  2. 思考力・読解力の養成: 問題文を正確に読み解き、何が問われているのか、どの情報が必要なのかを見極める力を養うことが重要です。特に算数の応用問題や理科の実験・文章問題では、この力が合否を分けます。
  3. 記述力・表現力の向上: 理科の理由説明問題や、算数の途中式を求める問題など、自分の考えを論理的に表現する力が求められます。日頃から、解答の根拠を明確にして記述する練習を重ねましょう。

これらの力をバランス良く身につけることで、追手門学院中学校の入試で求められる総合的な学力を高めることができるでしょう。計画的に学習を進め、合格を勝ち取ってください。

教科別対策のポイント

🎯 要点: 追手門学院中学校A日程の算数・理科は、基礎計算力と単元横断的な思考力の両方が問われます。 算数は計算問題から図形・速さ・規則性まで幅広く出題され、各大問で段階的に難度が上がる構成です。 理科は物理・化学・生物・地学の4分野がバランスよく出題され、実験観察の知識と読解力が合否を左右します。


算数

出題構成と全体傾向

2026年度A日程の算数は、大問6題構成です。[1]が計算問題4問、[2]が穴埋め形式の基本問題6問、[3]が図形(平面・立体)、[4]が図形の移動、[5]が水そうへの注水グラフ読み取り、[6]が規則性(数列・ルール計算)という構成になっています。試験全体を通じて、「基礎計算の正確さ」と「場面を式に落とし込む力」の両方が問われます。

計算問題では小数・分数の混合計算が出題されており、途中式を丁寧に書く習慣がないと、ケアレスミスで得点を落とします。また、[2]のような穴埋め問題では、割合・単位換算・平均など、小学算数の基本事項が幅広く問われます。これらは確実に得点しなければならない問題です。

重点単元①:計算力と基本問題

[1]の計算問題は、小数と分数の混合演算、分配法則を使った工夫計算など、計算の工夫を要求する問題が含まれています。たとえば、同じ数を係数にもつ式をまとめる計算(分配法則の逆利用)は頻出パターンです。毎日10〜15分の計算練習を習慣にして、分数・小数・整数が混在する式を素早く正確に処理できるようにしてください。

[2]の穴埋め問題では、割合(百分率)・単位換算(cm→m など)・平均・速さ・逆算が出題されています。特に「平均点の差から合計を求める」タイプの問題や、「糸を順番に切り取る」タイプの逆算問題は、条件を整理してから式を立てる練習が必要です。問題文を読んで「何が求められているか」を一行でメモしてから計算を始める習慣をつけましょう。

重点単元②:図形(平面・立体)

[3]では、角度計算・おうぎ形の周の長さ・直方体から円柱をくり抜いた立体の体積と表面積が出題されています。

角度問題では、二等辺三角形の底角が等しい性質や、三角形の内角の和(180°)を組み合わせて解く問題が出ています。図形の中に補助線を引いて既知の角度を積み上げていく練習を重ねてください。

おうぎ形の周の長さは、弧の長さ(2×半径×3.14×中心角÷360)と直線部分の合計です。正六角形とおうぎ形を組み合わせた図形では、正六角形の内角(120°)や辺の長さの関係を正確に把握していることが前提になります。正多角形の性質は必ず整理しておきましょう。

立体の表面積は「すべての面の面積の合計」です。円柱をくり抜いた立体では、①正方形の底面から円を引いた面(上下2枚)、②外側の側面(長方形4枚)、③くり抜いた円柱の内側の側面(円柱の側面積)を漏れなく足し合わせる必要があります。面の数え忘れが最大のつまずきポイントです。立体の見取り図を自分で描き、面を色分けして確認する練習が効果的です。

重点単元③:図形の移動

[4]では、2つの図形(正方形と長方形)が異なる速さで往復する問題が出題されています。重なった部分の面積を時間の関数として求める問題で、「何秒後にどの位置にいるか」を数直線や表で整理する力が求められます。

このタイプの問題では、まず各図形の位置を時刻ごとに表に書き出すことが重要です。速さ×時間=距離の関係を使って、各頂点の座標(位置)を求め、重なりの幅を計算します。重なり面積が指定された値になる瞬間を求める問題(4)は、往路・復路それぞれの場合を分けて考える必要があります。「場合分け」を意識して解く習慣を身につけてください。

重点単元④:グラフの読み取りと水量問題

[5]は、しきりで仕切られた水そうに水を入れるときの「時間と水面の高さ」のグラフを読み取る問題です。グラフの折れ曲がりがどの状態の変化を表しているかを正確に読み取ることが最初のステップです。

グラフから「1分間に出る水の量」を求めるには、グラフの傾きと水そうの底面積を組み合わせます。しきりの高さを超えた瞬間にグラフの傾きが変わる仕組みを理解していないと、(2)(3)に進めません。水そう問題は「水の量=底面積×高さ」の関係を軸に、グラフの各区間で何が起きているかを言語化しながら解く練習をしてください。

重点単元⑤:規則性・数列

[6]は、ルールに従って数を変換し続けたときの規則性を見つける問題です。2026年度は「20未満なら2倍、20以上なら20を引く」というルールで、最初の数を変えて10回・20回・2026回後の値や総和を求めます。

このタイプの問題は、まず手を動かして10〜20回分の数列を書き出し、「何回で元の数に戻るか(周期)」を見つけることが解法の核心です。周期が見つかれば、「2026÷周期の長さ=商…余り」の計算で、2026回後の値が求まります。総和も「1周期分の和×繰り返し回数+端数分の和」で計算できます。周期性の問題は中学受験で頻出ですので、数列を書き出す→周期を発見する→余りで場合分けする、という3ステップを体で覚えるまで繰り返し練習してください。

算数の学習スケジュールと演習量の目安

  • 計算練習:毎日10〜15分、分数・小数混合計算と工夫計算を各5問。
  • 単元別演習:図形(平面・立体)・速さ・割合・規則性を週ごとにローテーション。各単元で例題→類題→応用問題の順に進む。
  • 過去問演習:本番6週前から週1回、時間を計って解く。解き終わったら「どの単元でミスしたか」を記録し、翌週の単元別演習に反映させる。

理科

出題構成と全体傾向

2026年度A日程の理科は、大問4題構成です。[1]が電磁石(物理)、[2]が木炭の生成実験(化学)、[3]が藻類と光合成・炭素循環(生物・環境)、[4]が地層とボーリング調査(地学)という構成で、物理・化学・生物・地学の4分野がほぼ均等に出題されています。選択問題・記述問題・計算問題・作図問題が混在しており、単純な暗記だけでは対応できません。

特に目立つのは、実験の手順や操作の正誤を問う問題(2(2))、実験結果から規則性を読み取って予測する問題(1)、そして理由を文章で説明させる記述問題(3(5)、[4])です。「なぜそうなるか」を自分の言葉で説明できる力が求められています。

重点単元①:電磁石と電流(物理)

[1]では、電流と磁界の関係、電磁石の極、電磁石の強さを変える条件、ベルの仕組みという幅広い内容が出題されています。

電流の向きと方位磁針の振れ方は、右ねじの法則(または右手の法則)を使って判断します。「導線の上に置いた場合」と「下に置いた場合」で針の振れ方が逆になることを、図を描いて確認してください。

電磁石の強さは「電池の個数(電流の大きさ)」と「コイルの巻き数」の積に比例するという関係が1の表から読み取れます。表の数値を使って比例関係を確認し、「電池2個・巻き数20回→4本」「電池2個・巻き数40回→8本」のように、変数を一つずつ変えて比例定数を求める練習をしてください。

ベルの仕組み(1)は、電磁石がオン・オフを繰り返すことで連続動作する仕組みです。「回路がつながる→電流が流れる→電磁石が働く→鉄片が引き寄せられる→接点が離れる→回路が切れる→電磁石が働かなくなる→鉄片が戻る→接点が再びつながる」という一連の流れを、順番を意識しながら覚えてください。このような「順序を問う問題」は記述・並び替え形式で頻出です。

重点単元②:燃焼と実験操作(化学)

[2]は、割りばしを密閉した試験管で加熱して木炭を作る実験です。実験器具の誤りを指摘する問題(2)は、ガスバーナーの使い方・試験管の固定方法・ガラス管の向きなど、実験操作の基本知識が問われます。

ガスバーナーの炎の色と調整方法(2)は頻出です。オレンジ色の炎は空気不足のサインで、空気調節ねじを開いて空気量を増やすことで青い炎に調整します。「どのねじを、どの向きに回すか」をセットで覚えてください。

物が燃える3条件(燃えるもの・酸素・発火点以上の温度)のうち、密閉容器内では酸素が不足するため燃焼が起きないという理解が2の核心です。「燃焼の3条件」は理科の最重要基礎事項の一つですので、必ず整理しておきましょう。

2の木炭の性質(燃え方・重さの変化)と2(7)の液体の酸性・アルカリ性は、実験結果と知識を結びつける問題です。リトマス紙の色変化(赤→青:アルカリ性、青→赤:酸性)と、身近な液体の性質(レモン汁・炭酸水→酸性、セッケン水・石灰水・アンモニア水→アルカリ性)は確実に覚えてください。

重点単元③:光合成・生物と環境(生物)

[3]は、藻類・ブルーカーボン・地球温暖化という時事的な文脈で、光合成・炭素循環・生物分類が出題されています。文章量が多く、読解力も問われます。

光合成の基本(二酸化炭素+水→デンプン+酸素、光エネルギーが必要)は必須知識です。3の空欄補充では、光合成に必要な器官(葉緑体)と、分解によって放出される気体(二酸化炭素)が問われています。

3の藻類の選択問題では、「陸上植物を除いた光合成生物」という定義を正確に理解していることが必要です。コンブ・アサクサノリ・ミドリムシが藻類に分類されることを、スギゴケ(コケ植物)・ソテツ(種子植物)・タンポポ(種子植物)・シイタケ(菌類)と区別して覚えてください。

3の「藻類が深い場所で生育できない理由」は記述問題です。光合成には光が必要であり、水深が深くなると光が届かなくなるという因果関係を、「光合成→光が必要→水深が深いと光が届かない」という論理の流れで書く練習をしてください。

3は「サクラとイネ、どちらが多くの二酸化炭素を吸収するか」を理由とともに答える問題です。同じ重さであれば、葉の総面積が大きいほど光合成量が多くなります。イネのような草本植物は木本植物(サクラ)に比べて葉の割合が高く、単位重量あたりの葉面積が大きいという観点から考えます。記述問題では「理由→結論」の順で書くのではなく、「結論→理由」の順(結論を先に述べてから根拠を説明する)で書くと採点者に伝わりやすくなります。

重点単元④:地層とボーリング調査(地学)

[4]は、3地点のボーリング調査結果(柱状図)を読み取り、地層の傾きや支持層の深さを求める問題です。

かぎ層(広範囲に短期間で堆積した特徴的な層)を使って3地点の地層を対比する方法は、地学の基本中の基本です。火山灰層や石灰岩層がかぎ層として使われることが多く、今回の問題でも特徴的な層に注目して各地点の高さを比較します。

地層の傾きを読み取るには、かぎ層の上面(または下面)の標高を各地点で比較し、どの方向に向かって高くなっている(または低くなっている)かを判断します。地図上の方位(N=北)と柱状図の数値を組み合わせて考える練習をしてください。

支持層の深さの計算(4)は、地層の傾きから別地点での深さを求める問題です。「地表からの深さ=地表の標高-支持層の標高」という関係を使い、地層の傾き(1地点あたり何m変化するか)を計算に組み込みます。

岩石の種類(4)では、マグマが固まってできた岩石(火成岩)の分類が問われています。急冷→火山岩(玄武岩・流紋岩など)、ゆっくり冷却→深成岩(花こう岩・はんれい岩など)という分類と、それぞれの代表的な岩石名を整理して覚えてください。

理科の学習スケジュールと演習量の目安

  • 基礎知識の整理:物理(電流・磁石・てこ・光)、化学(燃焼・水溶液・気体の性質)、生物(植物・動物・食物連鎖)、地学(地層・天気・天体)の4分野を、単元ごとにノートにまとめる。
  • 実験問題の対策:教科書や参考書に載っている実験の「操作手順」「注意点」「結果の理由」を声に出して説明できるようにする。
  • 記述問題の練習:「なぜか説明しなさい」という問題に対して、毎回2〜3文で答える練習をする。答え合わせの際は「因果関係が正しく書けているか」を確認する。
  • 過去問演習:本番6週前から週1回、時間を計って解く。選択問題で迷った問題は「なぜその選択肢が正しいか・他の選択肢がなぜ違うか」を言語化して復習する。

教科 大問数 主な出題分野 出題形式の特徴
算数 6題 計算・図形・移動・グラフ・規則性 計算・穴埋め・記述(求め方)・段階的設問
理科 4題 物理・化学・生物・地学(各1題) 選択・記述・計算・並び替えが混在

合格に向けた学習計画

🎯 要点: 追手門学院中学校の算数・理科は、基礎的な計算力と実験・観察の理解が合否を左右します。 算数は大問6題構成で計算から図形・規則性まで幅広く出題され、理科は実験考察・図の読み取りが中心です。 受験本番(2027年度入試)まで残り時間を逆算し、各時期の優先単元を明確にして取り組みましょう。


試験の全体像を把握する

学習計画を立てる前に、試験の構造を正確に理解しておきましょう。

算数は大問6題構成です。大問1・2が計算・一行問題、大問3以降が図形・速さ・水量変化・規則性などの応用問題です。計算問題から複数ステップを要する思考問題まで幅広く出題されます。特に規則性・場合の数・グラフの読み取りを含む問題が後半に配置される傾向があります。

理科は大問4題構成で、電磁石・燃焼・生物(藻類・光合成)・地層という幅広い分野から出題されています。実験操作の手順や結果の考察を問う問題が多く、単なる知識の暗記だけでは対応できません。


早期(受験12〜6ヶ月前):基礎固めと苦手単元の洗い出し

🎯 要点: この時期は「穴をなくす」ことが最優先です。 算数の計算力と理科の基本知識を徹底的に固め、苦手単元を早期に発見します。 毎日の学習習慣を確立し、1単元ずつ確実に理解を積み上げてください。

算数:計算力の徹底強化(週5日・1日30〜40分)

算数の大問1・2に相当する計算問題と一行問題は、毎回必ず出題される得点源です。分数・小数の混合計算、工夫した計算(例:共通因数でまとめる計算)は毎日練習してください。1日10問を目安に、解き直しまで含めて30〜40分を確保します。

計算練習と並行して、以下の単元を1単元あたり1〜2週間かけて丁寧に学習します。

  • 図形:角度の求め方(二等辺三角形・正多角形の性質)、周の長さ・面積・体積・表面積
  • 割合・比:百分率、比の計算、平均
  • 速さ:単位換算(秒速・分速・時速)、列車の通過算
  • 規則性:数列のパターン発見、繰り返しの周期

この時期に苦手単元を見つけることが最大の目標です。問題を解いて「なぜ間違えたか」を必ずノートに記録してください。

理科:4分野の基礎知識を体系的に整理(週4日・1日30分)

理科は「物理・化学・生物・地学」の4分野から均等に出題されます。この時期は教科書レベルの知識を確実に身につけることに集中します。

  • 物理(電気・磁石):電流の向きと磁界の関係、電磁石の強さを変える条件(電池の数・コイルの巻き数)
  • 化学(燃焼・気体):物が燃える3条件、気体の性質、リトマス紙の変化(酸性・アルカリ性)
  • 生物(植物・光合成):光合成の仕組み、植物の分類(コケ植物・藻類・種子植物の違い)
  • 地学(地層):地層の読み取り方、かぎ層の役割、岩石の種類(火成岩・堆積岩)

1分野あたり2〜3週間を目安に、図や表を使って整理ノートを作りましょう。実験器具の名称と使い方(ガスバーナーの操作など)も必ず覚えてください。


中期(受験6〜3ヶ月前):過去問演習の開始と弱点補強

🎯 要点: 過去問を実際に解き、時間内に解ける問題と解けない問題を仕分けます。 算数は大問3以降の応用問題に重点を置き、理科は実験考察問題の記述力を鍛えます。 弱点単元には週2〜3日の集中補強時間を確保してください。

算数:応用問題への対応力を高める(週5日・1日50〜60分)

この時期から、過去問や類題演習を週2回(1回60分)取り入れます。残り3日は弱点単元の補強に充てます。

特に重点的に練習すべき単元は以下のとおりです。

図形の複合問題(週2日・1日20分) 正六角形とおうぎ形の組み合わせ、直方体から円柱をくり抜いた立体など、複数の図形を組み合わせた問題が頻出です。面積・体積・表面積の公式を確実に使いこなせるよう、類題を繰り返し解きましょう。円周率3.14を使った計算は、計算ミスが命取りになります。筆算を丁寧に行う習慣をつけてください。

グラフの読み取りと水量変化(週1日・1日20分) 水そうにしきりを入れた場合の水面の高さの変化をグラフで読み取る問題は、状況を正確に図に描き起こす練習が必要です。「どの部分に水が入っているか」を段階ごとに整理する習慣をつけましょう。

規則性・数列(週1日・1日20分) ルールに従って数を変化させる問題では、「周期」を見つけることが解法の核心です。数を書き出して周期を確認する作業を、素早く正確に行えるよう練習してください。

理科:実験考察と記述問題の強化(週4日・1日40分)

過去問を見ると、理科では実験の操作手順・結果の理由を自分の言葉で説明する記述問題が出題されています。この時期から記述問題の練習を始めましょう。

実験考察の練習(週2日・1日20分) 実験の「条件を1つだけ変える」という対照実験の考え方を徹底的に理解してください。例えば電磁石の実験では、電池の数だけを変えた場合・コイルの巻き数だけを変えた場合のそれぞれの結果を比較し、どの条件が何に影響するかを説明できるようにします。

記述問題の練習(週2日・1日20分) 「理由を説明しなさい」という問いに対して、「〜だから、〜になる」という因果関係を明確にした文章を書く練習をします。解答は30〜60字程度でまとめることを意識してください。


直前期(受験3ヶ月前〜本番):実戦演習と時間配分の最適化

🎯 要点: 直前期は「新しいことを覚える」より「確実に得点する」ことに集中します。 算数は時間配分を固定し、理科は知識の最終確認と記述の精度を上げます。 体調管理も学習の一部として計画に組み込んでください。

算数:時間配分を固定して本番に備える(週5日・1日60分)

この時期は過去問・模擬試験を週3回(1回を本番と同じ時間設定で)解きます。時間配分の目安は次のとおりです。

大問 目安時間 ポイント
大問1(計算4問) 8分 全問正解を目標に
大問2(一行問題6問) 12分 確実に解ける問題から着手
大問3(図形) 12分 複合図形は手順を決めて解く
大問4(移動・面積) 8分 図を描いて状況を整理
大問5(水量・グラフ) 8分 グラフの折れ点を正確に読む
大問6(規則性) 12分 周期を書き出してから計算

解き終わった後は必ず見直しの時間(5分)を確保してください。計算ミスの多い単元は、解き直しノートを活用して直前まで確認を続けます。

理科:知識の最終確認と記述の精度向上(週4日・1日40分)

直前期は新しい問題集に手を出すより、これまでの演習で間違えた問題の解き直しを優先します。

知識確認(週2日・1日20分) 各分野のキーワードを一問一答形式で確認します。特に以下は必ず押さえてください。

  • 磁界・電磁石の強さを変える条件
  • 燃焼の3条件と気体の性質
  • 光合成・呼吸の仕組みと植物の分類
  • 地層・岩石の種類(火成岩の分類:急冷→玄武岩など)

記述問題の最終仕上げ(週2日・1日20分) 「理由を答えなさい」という問いに対して、キーワードを必ず含めた簡潔な文章を書く練習を続けます。書いた答えを声に出して読み、論理が通っているかを自分でチェックする習慣をつけましょう。

本番1週間前の過ごし方

  • 新しい問題は解かず、これまでの間違いノートの確認に徹する
  • 算数は毎日計算問題10問を解いて感覚を維持する
  • 理科は整理ノートを読み返して知識を定着させる
  • 就寝時間・起床時間を本番当日に合わせて固定する(睡眠不足は判断力を大きく低下させます)

学習時間の週間目安まとめ

時期 算数 理科 合計
早期(12〜6ヶ月前) 週5日×35分=約175分 週4日×30分=約120分 約295分/週
中期(6〜3ヶ月前) 週5日×55分=約275分 週4日×40分=約160分 約435分/週
直前期(3ヶ月前〜) 週5日×60分=約300分 週4日×40分=約160分 約460分/週

計画通りに進まない週があっても、焦って詰め込むより「その週に何ができなかったか」を記録し、翌週に優先して補う方が効果的です。学習の質を一定に保つことが、長期間の受験勉強を乗り切る最も確実な方法です。

塾講師から受験生へ

🎯 要点: 追手門学院中学校の算数・理科は「知っている」だけでは通用しない、思考力を問う出題が特徴です。 問題の構造を読み解く力と、基礎知識を応用する力の両方が問われます。 日々の学習で「なぜそうなるのか」を問い続ける姿勢が、合格への最短ルートです。

私はこれまで多くの受験生と一緒に追手門学院中学校の過去問に向き合ってきました。その経験から、はっきりとお伝えできることがあります。この学校の入試は、「覚えているかどうか」を確認するだけの試験ではありません。「考えられるかどうか」を見ている試験です。

算数の問題を見てみましょう。計算問題から始まり、図形・速さ・水の体積・規則性と、幅広い分野が出題されています。特に注目してほしいのは、問題が「複数のステップ」で構成されている点です。一つの大問の中で(1)(2)(3)と段階的に難しくなっていき、前の答えを次の問いに活用する流れになっています。つまり、途中で諦めると後の問いにも影響します。どんなに難しく見えても、まず(1)だけは必ず解く、という粘り強さが得点を守ります。

理科も同じ構造です。磁石・燃焼・生物・地層と、理科の主要な分野がバランスよく出題されています。単純な知識問題だけでなく、「なぜそうなるのか」を文章で説明させる記述問題が含まれているのが特徴です。たとえば「〇〇の理由を説明しなさい」という形式の問いは、教科書の丸暗記では対応できません。仕組みを理解した上で、自分の言葉で説明する練習が必要です。

ここで正直に言います。この対策は、一夜漬けでは絶対に身につきません。楽な道ではないのです。でも、だからこそ毎日の積み重ねに意味があります。算数の規則性の問題を解くとき、答えを出すだけで終わらず「なぜこのパターンになるのか」まで確認する。理科の実験問題を読むとき、「この操作には何の意味があるのか」を考えながら解く。そういう習慣が、入試本番での「初めて見る問題」への対応力を育てます。

また、算数・理科ともに、問題文の読み取りが非常に重要です。条件が複数提示されて、それをすべて正確に把握した上で解く問題が多く出題されています。「なんとなく解いた」では通用しません。問題文を丁寧に読み、条件を整理する習慣を今日から始めてください。

2027年度の入試まで、残された時間を大切に使ってください。焦る必要はありませんが、のんびりしている余裕もありません。今日解いた一問一問が、本番の自信につながります。この学校の入試が求めているのは、知識の量ではなく、考える力です。その力は、毎日の練習で必ず伸びます。

保護者の皆さまへ

🎯 要点: 追手門学院中学校の算数・理科は、基礎力と「考える力」の両方を問う構成です。 家庭では学習環境の整備と適切な距離感のサポートが合否を左右します。 過去問演習は「解けたかどうか」より「どこでつまずいたか」の確認に活用してください。


入試の特徴を保護者目線で把握する

2026年度A日程の算数・理科の問題構成を確認すると、どちらの教科も「知識を覚えているだけでは得点できない」設計になっています。

算数は大問6題構成で、計算・基本問題から始まり、図形・速さ・水量変化・数列規則といった多彩な分野が並びます。特に後半の大問は複数のステップを踏んで解く必要があり、途中の計算ミスが最終答えに直結します。試験時間内に大問6題をこなすには、基本問題を素早く確実に処理し、応用問題に時間を残す配分力が求められます。

理科は大問4題構成で、電磁石・燃焼・藻類と環境・地層と地盤調査という幅広いテーマが取り上げられています。単純な暗記問題だけでなく、実験の手順や結果を読み取って答える問題、グラフや柱状図を読み解く問題が含まれています。2025年の大阪・関西万博のテーマ(「いのち輝く未来社会のデザイン」)を題材にした大問が出題されるなど、時事的な話題と理科の知識を結びつける出題姿勢も見られます。お子さまが「理科は暗記科目」と思い込んでいる場合は、早めに認識を修正してあげてください。


家庭学習環境の整え方

受験勉強において、家庭の物理的な環境は思いのほか成績に影響します。以下の点を今一度確認してみてください。

学習スペースの確保 算数の図形問題や理科の実験記述問題は、手を動かして図を描きながら解く必要があります。机の上が常に整理されていて、コンパスや定規をすぐ取り出せる状態を保つことが大切です。

時間管理の習慣化 本番の試験では時間配分が重要です。家庭学習でも「この問題は何分で解く」という意識を持たせる練習を日常的に取り入れてください。タイマーを使って問題を解く習慣は、試験本番での焦りを軽減します。

ミスの記録 算数では計算ミスや単位の見落とし、理科では実験条件の読み違いが失点の主な原因です。間違えた問題をノートに記録し、「なぜ間違えたか」を一言書き添える習慣をつけると、同じミスの繰り返しを防げます。この作業は保護者が一緒に確認してあげると、お子さまのモチベーション維持にもつながります。


声かけと距離感について

受験期の保護者の関わり方は、「過干渉」と「放任」の間のバランスが難しいところです。

避けたい関わり方 「なんでこんな問題が解けないの」「もっと勉強しなさい」という否定的な言葉は、お子さまの自己効力感(「自分はできる」という感覚)を下げます。特に算数の応用問題や理科の記述問題は、一度や二度解いただけでは身につかないものです。できていない部分よりも、「先週より確実に解けるようになった問題が増えた」という成長の視点で声をかけてあげてください。

効果的な関わり方 理科の学習では、日常生活との接点を見つけることが理解を深めます。例えば、BBQや焚き火を見たときに「なぜ炭は炎を出さずに燃えるのだろう」と一緒に考えたり、ニュースで地震や地盤沈下の話題が出たときに「地層ってどういうものだっけ」と話題にしたりすることが、教科書の知識を実感として定着させます。保護者が「一緒に考える姿勢」を見せることは、お子さまの知的好奇心を刺激する最も自然なアプローチです。

算数については、お子さまが「わからない」と言ったときに、すぐに答えを教えるのではなく「どこまではわかった?」と問い返す習慣をつけてください。どこでつまずいているかを自分で言語化できるようになると、塾での質問力も上がり、学習効率が大きく改善します。


過去問演習の家庭での活用法

過去問は「本番と同じ条件で解く練習」と「弱点発見のツール」の二つの目的で活用します。

本番条件での演習 算数・理科それぞれを実際の試験時間内に通して解く練習を、受験直前期(11月以降)に定期的に行ってください。時間を計り、途中でやめずに最後まで解き切る経験を積むことが大切です。「時間が足りなかった」「最後の大問に手がつけられなかった」という経験自体が、本番での時間配分の改善につながります。

弱点発見と補強 採点後は点数だけを見るのではなく、「どの分野で何点落としたか」を教科・分野別に記録してください。算数であれば計算・図形・速さ・規則性など、理科であれば物理・化学・生物・地学の各分野に分類して集計すると、重点的に補強すべき分野が明確になります。

解き直しのタイミング 間違えた問題は、翌日ではなく1週間後に再度解き直すことを習慣にしてください。翌日の解き直しは「解き方を覚えている状態」での確認になりがちで、本当に定着しているかどうかの確認になりません。1週間後に改めて解いて正解できれば、その解法は定着していると判断できます。


受験期のメンタルケアについて

入試が近づくにつれて、お子さまの不安やプレッシャーが高まることは自然なことです。保護者としては、その不安を「解消しようとする」よりも「一緒に受け止める」姿勢が重要です。

「緊張するのは当然のこと」「今まで積み上げてきた勉強は本番で必ず力になる」という現実に基づいた言葉をかけてください。根拠のない「大丈夫」より、「この分野は確実に解けるようになった」という具体的な事実に基づいた言葉の方が、お子さまの自信につながります。

試験当日は、朝食の内容・起床時間・会場までの移動ルートを事前に確認し、当日に慌てない準備を整えておくことが保護者の大切な役割です。学習面での準備はお子さま自身が積み上げるものですが、環境面での準備は保護者が整えられる部分です。できる準備を着実に進めることが、お子さまの安心感につながります。

来年度入試の予想

🎯 要点: 2026年度A日程の出題構造を踏まえると、2027年度も算数・理科ともに基礎〜標準レベルを中心に、思考力を問う応用問題が一定数含まれる構成が続く見通しです。 算数は計算・図形・文章題・規則性・グラフ読み取りという5つの柱が安定して出題されており、来年度も同様の枠組みが維持される可能性が高いです。 理科は生物・化学・地学・物理の4分野からバランスよく出題される形式が定着しており、各分野の基礎知識と実験考察力の両面を鍛えることが不可欠です。


あくまで予想であり、実際の出題と異なる可能性があります。以下の分析はあくまで傾向把握の参考としてご活用ください。


算数の予想

2026年度の算数A日程は、大問6題構成で、計算問題・穴埋め形式の基本問題・図形・移動と面積・水量とグラフ・規則性という幅広い単元をカバーしていました。来年度も同様に大問5〜6題構成が続くと予想されます。

各大問の役割分担が明確で、前半の大問は基礎的な計算力と単位換算・割合・比などの標準問題、後半の大問は複合的な思考力を要する問題という流れが定着しています。

特に注目すべき単元は以下のとおりです。

  • 平面図形・立体図形: 角度・周の長さ・体積・表面積といった多角的な切り口で出題されており、来年度も図形分野は複数の小問に分かれた形で登場する可能性が高いです。
  • グラフと変化の読み取り: 水量・時間・高さの関係をグラフで表した問題が出題されており、グラフから情報を読み取り式を立てる練習が有効です。
  • 規則性・数列: ルールにしたがって数を変化させていく問題が出題されており、場合の数・数の規則性・周期性の理解が求められます。来年度も類似形式が出題される可能性があります。
  • 速さ・移動と面積: 図形が動く問題や列車・橋の通過算など、速さと図形を組み合わせた問題が頻出です。

難易度は全体として基礎〜標準が中心で、後半大問に応用問題が配置される構成です。計算ミスを防ぐ正確さと、問題文の条件を整理する読解力が得点を左右します。


理科の予想

2026年度の理科A日程は大問4題構成で、物理(電磁石)・化学(木炭の生成実験)・生物(藻類と光合成)・地学(地層とボーリング調査)という4分野が1題ずつ出題されました。この4分野均等配置の構成は来年度も維持されると予想されます。

各分野の予想は次のとおりです。

  • 物理分野: 電流・磁石・電磁石の性質は頻出テーマです。回路の仕組みや電流の向きと磁界の関係、装置の動作順序を論理的に追う問題形式が引き続き出題される可能性があります。
  • 化学分野: 燃焼の条件・物質の変化・気体の性質・指示薬の反応といった実験観察型の問題が定番です。実験操作の正誤判断や結果の考察を求める設問が出題されており、実験の流れを正確に理解しておく必要があります。
  • 生物分野: 光合成・呼吸・食物連鎖・生物の分類など、生命の基本的な仕組みに関する問題が出題されています。時事的なテーマ(大阪・関西万博と藻類など)と教科内容を結びつける出題スタイルも見られるため、日常のニュースと理科の知識を関連づける習慣が役立ちます。
  • 地学分野: 地層の読み取り・ボーリング調査・岩石の分類が出題されており、柱状図の比較や地層の傾きを計算で求める問題形式が定着しています。図を使った空間的な思考力が問われます。

難易度は基礎知識の確認から始まり、後半設問で思考・記述が求められる構成です。用語を覚えるだけでなく、「なぜそうなるか」を説明できるレベルまで理解を深めることが重要です。


対策の方向性

予想はあくまで傾向の一つにすぎません。実際の入試では予想外の単元や形式が登場することも十分あります。特定の単元に絞った対策ではなく、算数・理科それぞれの全単元を均等に仕上げる幅広い対策が合格への最も確実な道です。基礎を固めたうえで、過去問演習を通じて時間配分と問題の取捨選択の感覚を養ってください。

よくある質問

Q1. 算数の試験は大問がいくつあり、どのような構成ですか?
2026年度A日程の算数は大問6題構成です。大問1は四則計算、大問2は穴埋め形式の基本問題、大問3は平面図形・立体図形、大問4は図形の移動、大問5はグラフを用いた水量問題、大問6は規則性・数列の問題という流れになっています。計算力・図形・文章題・規則性とバランスよく出題されており、特定の分野に偏らない総合的な学力が求められます。
Q2. 理科の試験はどのような分野から出題されていますか?
2026年度A日程の理科は大問4題構成で、物理・化学・生物・地学の4分野からそれぞれ1題ずつ出題されています。電磁石の性質と仕組み(物理)、木炭をつくる実験と燃焼・酸性アルカリ性(化学)、藻類と光合成・地球温暖化(生物・環境)、地層とボーリング調査(地学)が取り上げられています。時事的なテーマ(大阪万博など)と理科の基礎知識を結びつける出題も見られます。
Q3. 算数で特に力を入れて対策すべき分野はどこですか?
図形分野(平面図形・立体図形の面積・体積・表面積)と、グラフを読み取りながら解く文章題(水量・速さ・割合)は毎年のように出題される中核分野です。また、規則性・数列の問題は思考力を問う形式で出題されており、単純な計算練習だけでは対応できません。計算の正確さを土台にしながら、条件を整理して式を立てる練習を積み重ねることが重要です。
Q4. 理科の実験・観察問題にはどう備えればよいですか?
理科では実験操作の手順・注意点・結果の読み取りを問う問題が出題されます。ガスバーナーの操作やリトマス紙の使い方など、教科書レベルの実験知識を正確に覚えておくことが前提です。さらに、実験結果から規則性を読み取って数値を予測する問題(表の読み取りなど)も出題されるため、「なぜそうなるか」という理由まで理解した上で学習を進めてください。図や表を使った問題への慣れも必要です。
Q5. 過去問演習はいつ頃から始めるのが適切ですか?
小学6年生の秋(10月〜11月)を目安に取り組み始めるのが一般的です。それ以前は基礎分野の定着を優先してください。算数では大問6題をすべて解き切る時間配分の感覚をつかむこと、理科では4分野にわたる出題に対して均等に対応できるかを確認することが過去問演習の主な目的です。解き直しの際は、正解・不正解だけでなく「どの分野・どの形式で失点したか」を記録し、弱点を明確にして補強学習につなげてください。
Q6. 保護者はどのように家庭学習をサポートすればよいですか?
算数は計算ミスの傾向を把握し、どの種類の計算で間違いが多いかを一緒に確認することが有効です。理科は日常生活の現象(燃焼・磁石・植物など)に関心を持たせる声かけが学習の定着を助けます。試験本番に向けては、時間を計って問題を解く習慣をつけることと、解いた後に必ず見直しをする習慣を身につけさせることを意識してサポートしてください。焦りや不安を感じている場合は、得意分野の問題から取り組ませて自信を回復させることも大切です。