早稲田校ブログ

受験生のお母さんからのお手紙

個別指導塾テスティー早稲田校 教室長の横山です。

 

3月になってから春期特別期間の授業のコマ組み、そこへ加えて新型コロナウイルスで小中高が休校になったことに伴う対応などでバタバタしていました。

そんなわけで早稲田校ブログの更新もしばらく停滞してしまい、申し訳ありませんでした。

 

遅ればせながら、そんなバタバタと過ごしていた間のできごとを紹介します。

先日、私が駒込校の教室長をしていた時の小学生のお母さまから手紙が届きました。

実はこの手紙、テスティーのホームページに「合格体験記」として掲載させていただく予定の、お母さまコメントの原稿だったのです。しかし諸般の事情から、掲載できなくなってしまいました。

原稿を読み、このまま「幻の合格体験記」としてしまうにはあまりにも勿体ないと思い、個人情報にかかわるお名前と合格校名を明かさないという条件付きで、早稲田校ブログへの掲載許可をいただきました。

学校名を明かせないのは非常に残念なくらいの頑張りをみせてくれたのですが、諸般の事情に関わることなので、そこはグッと我慢するしかありません。

 

明かせない部分を削除・編集した以外は全文掲載しています。

 

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『合格おめでとうございます』を見た瞬間、飛び上がって「ボクはここに行く!」と大喜びをしました。本人に合っていそうな学校にご縁をいただき「本当に良かったね!」と心から思いました。

しかし、ここに来るまでの約2年間、本人の努力だけではなく、まわりの先生方、親のサポートなくしてはあり得ないことでした。

 

私は中学受験は精神面を考えると負担が大きいので、無理にしてくてもよいと考えていました。夫は本人の学力的にも性格的にも中学受験はあり得ないと考えていました。

受験勉強は小学生にとって本当に我慢が多いことなので、息子の息抜きの場は学校、そして6年生の8月まで続けたアトリエとフランス語でした。精神面のバランスをとりつつ、それでも勉強に四苦八苦する息子を支えるのはまるで苦行のようでした。結果的には上手に乗り切れた方で、良い意味で成長できたと思いますが、本当に中学受験が良いのかどうかは未だに答えが出ないのが正直なところです。

 

海外で3年間現地校に通い、小4の夏に日本の公立に転入しましたが、日本の勉強についていけない、そしてまだまだ幼いため現実的に受験は考えられませんでした。

そんな彼が帰国した夏に見たあるクイズ番組の影響で、受験をしたいと約3か月にわたり言い続けたことで根負けし、スタディサプリで知った繁田先生のテスティー駒込校に算数と国語でお世話になる流れになりました。学校の勉強についていけない状態で、本人のペースに合わせてくれる個別とはいえ受験勉強はチグハグできついことでした。大好きな梶山先生が根気強く教えてくださったことが、まるでザルのように抜け落ちていくようでした。いつやめるのかと見ていましたが、やめません。促しても「絶対になめない」の一点張り。今振り返るとその性格があったからこそ、なんとか受験勉強を乗り切ることができたのだろうと思います。

 

うちは塾はテスティーだけでしたので、当時の駒込校の教室長横山先生に随分相談にのっていただきました。大らかで温かい先生は息子を可愛がってくださり、時には厳しく指導してくださいました。どんなに成績が悪くてもできなくても、いつも中学受験の先を見据えながら長い目で話してくださいました。

そして、担当の先生方は学生さんですがプロ意識があり、相性も良く、息子は大好きでした。算数の長岡先生は「物静かでカッコよく、ポイントが分かりやすい!」。常に本質や基礎の重要性、復習の大切さをコメントしてくださいました。もう一人の算数の井上先生は「とても明るく面白くて、しかも頭が良くてスッゴイんだよ!」と憧れのお兄さん。その明るさで受験勉強を明るく乗り越えられたことは大きいと思います。国語の宮本先生は「ボクの知りたいことを言わなくても教えてくれる、可愛くてすごい先生!」。前向きに突き進むその情熱は息子に火をつけました。

 

夏休みが終わった瞬間、今まで口を出さなかった夫が突然算数の過去問を徹底したほうがよいと言い出しました。帰国生入試まで怒涛の4か月が始まりました。受験予定校のあるだけの過去問を単元別にまとめ、まずは小問をしてみて、できないところを長岡先生、井上先生そして土日は夫が教えることになりました。目標は計算、小問、大問の(1)、できれば(2)をとることでした。長岡先生のアドバイスにより、答えを暗記したらまずいので、弱いところはテキストの類題を絡めたり、特訓をしたりして克服しました。途中で中学受験主任の宮下先生に相談し、今までの解答を見ていただき、テコ入れする部分を割り出していただきました。長岡先生には場合の数は後回しで、比と規則性の強化、井上先生には相似・面積比に重点を置いて図形を教えていただくことになりました。それらをしていくうちに、今まで私が間に入らないと理解できなかったことが、11月に入りだんだんと習ったことをその日に復習できるようになり、ものすごく楽になりました。本人は理解が進むので楽しそうでした。大問にも場合の数にも徐々に手がつけられるようになり、12月の模試では成績がグンと上がりました。

その一方で、国語は算数が大変すぎて思うように進んでおらず、正直どうしていいのか分かりませんでした。ところが、10月から担当してくださった宮本先生が道を示してくださいました。息子の国語の解き方のスタイルを確立するための赤入れや過去問の特訓と復習を徹底する姿勢、そしてとにかく前向きなその情熱に引っ張られるように自分から研究・分析をするまでになりました。

漢字の総復習は秋から毎日続け、文法は入試直前に総復習をしました。帰国生入試対策の作文は秋から学校の担任の先生に自主学習という形で添削をしていただいたり、入試直前には宮本先生に添削をしていただいたりしました。最後は国語力が上がり、合格につながったのを実感できたのです。

 

最後に新しく駒込校の教室長になられた南先生は入塾したときの初めての国語の先生でした。久しぶりに会った息子の成長ぶりを心から喜んでくださったのを見て、勉強面だけでなく人間的に触れ合える場であった良かったなと思いました。

この受験勉強で経験した努力の大切さとテスティーで得た勉強以外の学びも含め、今後の人生につなげていって欲しいと思います。

本当にありがとうございました。

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私が直接関わっていた当時は、まさにお手紙にあるとおり「(教えたことが)まるでザルのように抜け落ちていく」、「どんなに成績が悪くてもできなくても・・・」の状態でした。

でも根性があり、本当に諦める(=言い訳する)ことがありませんでした。そして指示や指導にとても素直に従ってくれました。

 

そこに伸びる可能性を感じながら、私は駒込校を離れました。

それから1年・・・、本当に見違えるほど立派な結果を報告してくれました。嬉しい限りです。

彼のためにひたすら真剣勝負で向き合ってくれた講師諸君には、ただただ感謝の気持ちしかありません。

 

中学生になっても、引き続き駒込校で勉強を続けるそうです。

なかなか会うことはできませんが、離れた早稲田校から彼を見守り続けていくつもりです。

これからもテスティーで一緒に頑張ろうぜ!!

 

 

 

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