得点力をアップさせるには?
こんにちは!個別指導塾テスティー下高井戸校の桂川です!
中学受験を控える生徒さんの悩み…男の子は国語で悩み、女の子は算数で悩むことが多いようです。
私は算数を長年教えてきているのですが、中学受験は実は国語で左右されやすいと感じています。
算数で悩む生徒さんを実際に教えていても、国語のできる生徒さんは算数の得点力を上げやすいんです。
私が去年授業を担当していた生徒さんで、鴎友学園中や豊島岡中を第一志望校として合格された生徒さんたちはこのタイプでした。
逆に、算数はできるけれど国語で悩む生徒さんは、国語ができないことで他教科の得点が下がってしまう危険性があります。
「中学入試は算数ができればなんとかなる」のは昔の話。近年は、国語ができる生徒さんのほうが結果として合格しやすい傾向にありますから、国語をなめてかかってはいけません。
国語ができないことで他教科の得点が下がるというのは、今までにも実際にそういう生徒さんが過去にたくさんいました。
6年生になって算数でも長い文章題が出てきたときに、条件の読み取りが正しくできなくなるという生徒さんが多かったです。
理科や社会でも同様のことが言えます。一問一答形式なら答えられる知識が長い文章の中に織り込まれていると、国語に苦手意識がある生徒さんはそれを読み取れないということがあります。
では、国語の得点力を上げるためにはどうするのか?
実際の授業の様子からもわかるように、例えば物語文なら、登場人物とその心情の変化を捉え、話の流れをつかんでおきます。
条件を整理しながら読む、解く、は各教科共通です。
私が算数を見るときにも、文章を1つずつ区切って、そこからわかることをその都度、式や図で書くように指導をしています。
しかし国語が致命的にできない人は、読解以前にまず言葉を知らない人が多いです。
算数の計算練習と、国語の漢字練習は、毎日決まった分量をコツコツ続けていくのがよいです。
「漢字は読めるけど書けない」のは、単なる練習不足だと思われます。
また、漢字のトメ・ハネを曖昧なままにしないように気を付けましょう。
漢字練習はただ書くだけでは足りません。
重要なのは、その漢字1文字の持つ意味(=訓読み)を意識することです。
漢字のテストなどでは、2文字や3文字を組み合わせた熟語になっていることが多いです。
その1文字ずつの漢字の持つ意味を理解していると、同音異義語などで悩むことは少なくなります。
例えば、「意外」と「以外」の区別、大人でも間違えている人がたま~にいます。
「意(い)」はこの1文字で「気持ち・考え」を指し示します。
「外(そと)」は「囲みを出たところ」とすれば、「気持ち・考えから出たところ」なわけですから、「思いのほか、思ったよりも」という意味になります。
例:あなたは意外と優しい人ね。⇒今まではそれほど優しい人だとは思っていなかった、ということになります。
「以て(もって)」は「そこを区切りとして」という意味があり、「以上」「以下」などでも使いますよね。
ただ、算数で使う「~以上」「~以下」の場合は「~」の部分も含んで考えますが、「~以外」は「~」を含みません。ですから、「~以外」は「~ではないもの」という言葉のイメージで使います。
例:あなた以外は優しい人ね。⇒他の人は優しいけどあなただけ優しくない、ということになります。
「以ての外(もってのほか)」という言葉が「思いもよらない、ありえない」という意味で使われるので混乱するのかもしれませんが、「意外!(驚き)」と「以ての外!(憤怒)」ではだいぶニュアンスが違いますよね。
言葉の意味を正しく知っていれば、文章の意味が正しく把握できるようになります。
まずは気になった漢字の意味を辞書で調べてみることをおすすめします!
そしてテスティーが気になったら問い合わせてみることもおすすめします!
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