時間を短縮する計算の工夫
突然ですが、例えば「24×25」の計算、みなさんどう計算しますか?
ひっ算しますか?それともよくある数だから覚えてしまいましたか?
覚えるくらいまで計算をやり込んできた方には必要のない話かもしれませんが、
この計算を次のように考えれば、ひっ算はかかなくても答えが出せますよね。
24×25 = 12×50 = 6×100
左の数を半分にする代わりに右の数を2倍すると、答えは同じということです。
「こんなこと考えるほうが時間かかる」なあんて考えの方もいるかもしれませんが。
慣れると断然、こちらの方が速く計算できるはずです。
片方が2でわり切れる数で、もう片方が5の倍数のときは、この方法は有効ですよ!
ちょっとした工夫で、時間短縮とミスの軽減に繋がるのですから、
工夫することに慣れていただきたいですね。
さらに今日、授業の中でこんな問題がありました。
場合の数の問題です。
(1)11人から3人を選ぶ選び方は何通りですか?
(2)11人から8人を選ぶ選び方は何通りですか?
今日見ていた生徒さんは、(1)で正しい解答を出したあと、
(2)を求める計算にかなりの時間を費やしていました。
カンの良い方ならお気づきになると思いますが、
この問題、(1)も(2)も同じことですよね。
11人から3人選んだら、8人残る。
11人から8人選んだら、3人残る。
同じ分け方です。
なので、(1)が正解なのであれば、(2)は計算する必要はないのです。
同じ結果になるなら、数値の簡単なほうで計算する。
これが時間短縮に繋がる、計算の工夫です。