TESTEA 自由が丘校、室長の中島です。段々と春らしい暖かい気候になってきましたね。
　今日は、私があらためて言うまでもない日です。当時の「映像」や、震災を経験した方々の「声」は、私たちのこころに強く響きます。
そして、もうひとつ。「ことば」の力も忘れてはなりません。

「友達や家をなくした悲しみを抱えながら学校が始まった。最初は山田にいることもつらかったが、友達の笑顔を見られるようになり、安心したし、幸せだなと思えるようになった。この小さな幸せを感じた時、私は今まで当たり前だった事が幸せな事なんだと気づかされた。
　当たり前にできていた事ができなくなる怖さ、悲しみ、つらさ、これに気づいた時にはもう、大切な物を失っていた。誰もがそうだったと思う。だから私は、この経験があったことで、壁を乗り越える強さ、思いやり、本当の幸せに気づけたのだと思う。つらくて苦しい体験が私たちを成長させてくれたのだ。
　この経験を忘れず、今の生活が幸せだということを心にとめておいてほしい。今を大切に、精いっぱい生きてほしい。」
【３・１１ 百九人の手記】

　これは、小学５年生時に被災した方が、中学２年生時に書いた手記です。TESTEAに通っている皆さんと同じ１０代が書いたものです。実に感慨深いですね。私も身が引き締まる思いです。いっしょにがんばっていきましょうね！

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